福生多摩川沿い土手の木々
概要
東京都福生市、福生中央公園沿いの土手にある木々について、国交省より撤去警告の掲示がされている。
国交省、福生市、市民という3者が抱えている問題で、各種方面から協力頂きながら何らかの方法で移転・有効利用し、存続させたい。
この作業についてはボランティアで行っており、比較的小さい木々については可能な限りこちらで抜根・輸送・植樹の作業をし、作業費用や輸送費用などは無料で行うものとする。
ただし後述のモミジについてはサイズが大きいため、移設には専門業者等へのお願しなければならないものとみられ、それなりのお金がかかる可能性がある。また各木々の病害虫についても同様に専門家に判断して貰う必要があるものとみられる(なお移設の期限の問題や木の耐性上の懸念から、移設に問題がなければ病害虫対策は移設後、木の定着を待ってから行うのが適当との専門家の助言あり)。
経緯
2016年03月31日に一度期限が定められたようだが、所有者による撤去は行われず、後述のような別の表示で2016年11/10期限の撤去警告が行われている。
国交省の撤去期限は2016年11月10日となっていたが、国交省 多摩川上流出張所にて期限を今月(11月末)までに延ばして頂いた。
一部の木は所有者が判明したので、国交省に伝えたが(2016年11月30日追記)、これ以上保全期間は延ばせないとの回答。
現在は期限切れであるが、現状のまま引取先を募集している。
引き続き出来る限りのことをしていきたい。
場所
東京都福生市、南田園付近。五日市線の陸橋から羽村側に少し歩いた場所。
国交省及び福生市公園課に確認したところ、この区域(赤線内)は国交省管理、更に奥(羽村方面側)の赤線から外れた堤防(と言っても現在は堤防内側にも住宅が建設されている)は福生市に監督権限がおかれているとのこと。ただし植えられている桜並木については福生市が管理している様子。
Googleストリートビュー
下図のように木々の状況がストリートビューで確認できる。これより左側から五日市線陸橋方面には植えられている木々は無い(桜の木は福生市が管理)。
このデータは数年前の画像なので、夏みかんの木(はっさく?)の右隣にある花壇のようになっている部分にあるイチジク、サザンカについては1m以下の小さい時期のものになっている(芙蓉は見あたらない?)。お手数ですが是非クリック・ドラッグして木々の状況を確認いただきたい。
夏みかんの木(はっさく?)付近の手前のアジサイの木は現在はなくなっている。かわりにこの付近にはスイセン、チューリップなどが植えられている(これも撤去対象)
モミジはこのストリートビューの向かって右側の方向(羽村方面)に行って、2本目の桜の木付近にある。
Googleストリートビュー
場所は
夏みかんの木(はっさく?)の正面付近から開始。枝の状態は一部が切られる前のものなので現状とは状態が異なる。
大きい画面で見る場合は
こちらをクリック
現在までに問い合わせをした行政・団体等
・国交省 多摩川上流出張所(東京都福生市、この木々が植えられている堤防のすぐ裏)
・福生市 道路公園課 公園グループ(公園内の土地に関するもの、移転先候補として、また市内の森林保全ボランティアグループへの問い合わせ)
・福生市 環境課(同課の関係する環境保全NPO法人との窓口)
また、緑化推進に関連(福生中央公園の花壇を手入れしているボランティアグループ等)
・福生市 シティセールス推進課 産業活性化グループ
・市内の自然環境保全NPO法人
・市内の公園ボランティア
・市内の社会奉仕団体
・市内外の造園・植木業者等(方法や必要な費用等の調査)
・市内外の農家
今後問い合わせ予定
・貰っていただけそうな団体など
問題点
・所有者からの譲渡の問題
一部の樹木(公団住宅近辺の堤防付近のもの)は所有者の方が判明し、取り扱いについて確認した。その対象については下記の写真付きの樹木の表を参照。
堤防にある木々のうち、一軒家住宅街方面(向かって羽村方面)のものについては所有者は不明のままのため、移設方法は未定。
・移転先候補の問題
小さいものは鉢植えの形にしてとりあえずの移動を検討
(イチジク、サザンカは鉢植えに入るサイズかギリギリの大きき。夏みかんは鉢植えは難しいと思われる)。
大きいもの(モミジ)に関しては、植木や造園業の方に譲渡等をお願いできないか確認する等。
クレーンや輸送費その他費用がかかるかの問題(モミジの木)概算で20万円程度かかるとの話(概算であり、実際はもっとかかる可能性はある)。クレーンで吊りながらの作業や根の掘り起こしに専門の作業が必要とみられる。
・国交省の見解は、たとえば一度福生市などに引き取ってもらい、そこからボランティアに作業委託するなど処理して貰いたいとの意向。ただし、福生市は消極的のため、この方法は難しい。
・期限の問題
既に延長期限も切れてしまっているので、いつ国交省の撤去作業が始まってしまうかはわからない(これ以上の延長は認められず)。おそらく12月中旬より作業開始との話あり。
・木の病害虫の問題
イチジクはカミキリムシ?のような被害がでている枝がある。このため実も小ぶり。→枯れている枝については撤去した。
ツバキ?サザンカ?はドクガの幼虫などがいないかくらしい確認が必要と思われるが、現状は葉が青々としていて問題は無さそうではある(しかし念のため確認は必要とみられる)。
モミジは一部の枝に腐食か病害虫か不明だがやられている場所がみられた。薬剤等で進行を止めたり出来ないか…?→穴があきアリのすみかになっているが、外観と堅牢性については問題無さそう。樹脂で埋めて対処が必要か?
・木を抜根した場合に開いた穴を塞ぎ、固めたりならすことが必要(国交省からの方法の指示あり)。小さい木は難しくないと思われるが、モミジなど大きい木は特に処理が必要。
・作業人員の問題(モミジ以外は人手がいらずに処理できそう)
木の種類と大きさその他の情報については、こちらのページを参照下さい。
移設方法について
大きな木(現在はモミジの木のみ想定)の費用や業者等に依頼するものを除き、ボランティア作業としてこちらで行うものについてお金は一切頂きません。
移設作業について、移設業者等をご存じの方は通知頂ければご存じの専門業者にお任せでも問題ありません。
移設できたとしても定着するかは分からず、関係各位にも負担がかからないよう、またこちらもなるべくコストを掛けないように行いたいと思っています。
もしもらって頂ける場合はご一報下さい。
移設に必要な用具等について
下記のものは購入しました。
根巻用ネット(麻製) |
掘り出した後の根の保護 |
麻袋 |
掘り出した後の根の保護 その他のクズなどを入れる |
麻ヒモ |
掘り出した後の根の保護 |
お問い合わせ等
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