第一部シーン3 ミサしィver

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土御門「……よう、わざわざご足労どうもだにゃー、『明け色の陽射し』にロシア成教のお二人さん」 マーク「今回は学園都市統括理事長アレイスターからの指示でしたね。ボスからの命令で、あなた方や学園都市に恩でも売っておけと命令されなきゃ、絶対に協力なんかしたくありませんが」 土御門「ふん、何処も同じぜよ」 マーク「あなた方と一緒にはされたくないですね。その変な服装はどうなんです?」 サーシャ「第一の解答ですが、こ、これは上司に無理やり着せられているだけであって私の趣味ではありません!ほ、補足説明しますと、私自身、こちらに顔見知りがいる、というだけでこちらに配属されただけです」 土御門「挨拶はその程度にしておけ。本題に入る。『四月馬鹿』という魔術が発動した、という連絡は回ってきているよな?」 サーシャ(・・・・私だって好きでこんな格好を・・・ワシリーサ殺す!!) マーク「聞いています。原因の方は禁書目録で解析が済んでいるんですか?」 土御門「あらかたはな。どうやら地球全体を包む三次元魔方陣らしい。どうやって描かれたのか、なぜ発動させたのかはわかっていない。箱舟の刻限(リミット)を延長する効果ぐらいしか確認はできていない。」 マーク「『ノアの箱舟』が延長されるということは・・・」 土御門「この状態が続けば、オレ達魔術サイドが必死こいてやってきた隠蔽工作はぜーんぶご破産。世界は見事、未曾有の大混乱に突入――って訳だ」 土御門「今は解析班が組まれ、情報共有して解除の方法を探っている。時間の問題のはずだが、その間オレらは担当地域で一般人の監視とサポートをすることになっている」 サーシャ「第一の私見ですが、サポート・・・ですか」 土御門「増える連中がどれも同じ性格ならまだ良かったんだが、少しずつ違うぜよ。厳しいのもいれば甘いの、大雑把かとおもいきや几帳面なのがという感じですたい」 サーシャ(・・・まじめなワシリーサならいいですが、これ以上変態が増えられると困りますね) マーク(ほんと、魔術サイドは知っていてよかったな。あんなクソガキが増えて性格も変わるとかもう手に負えないだろう・・・はぅう!?) 土御門「そういう混乱を何とかするのがオレ達の役目、って訳だ」 サーシャ「・・・・第一の質問ですが、ではこれからどうするのです?」 土御門「連絡はそれぞれあると思うが、固まって行動したほうがいいだろう。魔術師という時点で調べられたら困るからな。オレといれば学園都市の人間だと勘違いするはずだぜい。」 サーシャ「第二の解答ですが、確かにこちらの地理や知識に乏しい我々が下手に動くわけにはいきませんね」 マーク「私も何回か侵入してますが科学サイドのものは慣れません・・・」 土御門「オーケー。さて、これからの方針は決まったが、問題が起きないと動けないからどうしようかにゃー」 サーシャ「第三の解答ですが、こちらの地理を知っているのは貴方だけです。補足して質問しますが、それらしいところなど心当たりはないのですか?」 マーク「あの少年のところは?」 土御門「カミやんは今日は忙しいからにゃー。あてにはできないぜい。……ところでお前らは昼飯を食べたか?オレは忙しくて食べてないんだが」 マーク「私は日本食を食べてみたいですね」 サーシャ「第四の解答ですが、私は特に要望はありませんので・・・」 土御門「ならファミレスでいいかにゃー。和食洋食どちらもあるぜい。さて行くか」

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