ID:53i2pRwg0氏:入替魂

~某日、小早川邸~
「…いくぞっ、あやの」
「…みさちゃん、やっぱりやめたほうがいいんじゃ…」
「しっ!静かに!…気付かれたら台無しだ!」

~ゆたかの部屋~
「やっぱりな…こいつ、寝てるときは電源を切ってる…」
「ねぇ、やめようよ…後が怖いよ」
「いいから言うとおりにするんだ。…あやの、しっかり頼むぜ」
「……どーなっても知らないわよ…」
「その辺は大丈夫。じゃ…作戦開始…」

ヒュゥゥゥゥゥン カチャカチャ…

~数分後~
「…みさちゃん…みさちゃん」
「ん…」
「こっちは何とかうまくいったみたいよ」
「そうか………あやの、今のあたしは何に見える?」
「どこからどう見ても…ゆたかちゃんだよ」
「おし…それじゃー第2段階開始と行きますか」
(気が乗らないなぁ…) 

ここまでの会話で何のことを言っているのかわからないという方に説明しよう。
今回、日下部みさおが何をやらかすつもりなのかというと、
小早川ゆたかのボディーをまんまと借りてイタズラをしようということらしい。
お互いのブレインクリスタルを入れ換えることでみさおがゆたかになりきろうというものだった。

~翌朝、某川原の土手~
「ん、ん…」
小早川ゆたかは目を覚ました。自分の部屋にいたはずなのに何故河川敷にいるのかわからなかった。
辺りを見回して、何が起こっているのかを確かめてみるゆたか。
しかし…彼女は水面に映った自分の姿に驚愕することとなる。

「どひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 

~同時刻、喫茶『ひいらぎの葉』~

「やふー、つかさ☆」
「あ、こなちゃん。ゆたかちゃんも一緒?」
「うん、一緒につかさの店こないかっていったら喜んでたから。ミルフィーユが好きなんだよね、ゆーちゃん?」
「そうだよ、チb…じゃなかった、こなたお姉ちゃん」
(いま、違うこと言いかけた…)

「でさ、この間ひよりんの家に行ったらさぁ」
「ふんふん」
「『締め切り間に合わねぇぇぇぇぇ!』って発狂寸前だったよ」
「こなちゃんはそういう経験ないの?」
「ひよりんほど頻繁じゃないよ。基本的に原稿はスイスイ進めちゃうほうだし」
「~♪」
「ゆーちゃん?」
「え?」
「さっきから何こそこそしてるの?」
「な!なんでもない…なんでもないよチ…お姉ちゃん」
「…怪しいな…つかさ、今日のゆーちゃんなんか変じゃない?」
「え?…そう言えばどことなく言動がギクシャクしてるような…」
「へっ、変じゃないよ!どこも変じゃないよ!いm…つかささんまで何言ってるんですか!?」
「また違うことを言いかけた!」
「…へっ!?」 

(ヤ、ヤヴぁい…バレる!?…なんとか誤魔化さねぇと…)

「こ、この紅茶凄く美味しいです…あは…あははは…」
「急に話題を変えた!?」
「ゆーちゃん!今日のゆーちゃんホント変だよ!?」
「へっ…変じゃねぇってヴぁ!」

「「あ…」」
「いっ、いや、いつもこれはみさおさんと戦ってるから口癖がうつっちゃっただけで、その…」
バタン!
「つかささん!惑わされないでください!」
「え…?」
「みさ…きち?」
「…こなたお姉ちゃん、騙されないで!今その席に座ってるのはみさおさんだよっ!」
「「な、なんだってー!?」」
「嘘言わないで!私がゆたかだよ」
「ゆたかは私です!身体返してください!」
「だーから私がゆたかだってヴぁ!!!」

……
「あ、あら…あららららら…」
「なるほど…そーいうことか、みさきち」
「い、いや、これはその…」
「ゆたかちゃんの身体を使ってイタズラするなんて…どうりで怪しいと思った」
「あわわわわわわわわわわわ」 

ガッシ!
「ちょ!?」
「ゆーちゃん!力ずくだ!力ずくで身体を取り戻すんだー!」
「うんっ!」
「ちょっ、待った!待ったぁ…」
「スイッチOFF!」
「ヴぁ…」カクン

~数分後~
「…んー、やっぱり自分の身体が一番!」
「サイボーグって簡単に中身入れ換えられるからね…」
「ゆーちゃん、大丈夫だった?」
「怖かったよぅ…」
「ところで日下部さんは?」
「…あー、みさきちなら今頃…」

そのころ…
「……のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ…」
「ヴぁぁぁぁぁぁぁっ!許して!もうしねーから許してくれってヴぁぁぁぁぁぁぁ!」
「な、なんで私までぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ゆたかの怒りを買ったみさおは、なぜかあやのと一緒にみなみの拳法修行の標的になっていたのだった。

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