ID:svBDK8k0氏:T5~人類の終焉~

(注意)
・ニコニコ動画ネタかもしれません
・つかさが大変なことになってます

 

 

…いつの頃からだろうか…
町を行く人が皆、怪しげな行動ばかりをとるようになった。
ある者はやたらと酢を買い占めるようになり、ある者は某TNTNを連呼したり。
またある者は「うにょーん」などという奇声をあげていたようだった。

いや、変なのは行動だけではない。
試しに通りがかった人を呼び止めてみた。
……次の瞬間私は目を疑った。その人が振り向いた瞬間である。
その顔を忘れる筈がなかった。それは私のよく知る少女の顔そのものであった。

いつの頃からだろうか。
柊つかさ、そう呼ばれていた少女が突如消えてしまったのは。
彼女は…つかさは17年間の潜伏期間を経て一気に広がっていった。
それは爆発的といってもいいスピードであった。

つかさの姉である柊かがみの話によれば、つかさは18歳になった誕生日に、突然狂ったように笑い出し、そのまま四散し粉のような姿になったという。
それを吸い込んだ人々が次々に「感染」し、やがて一週間もしないうちに「発症」した…。

翌日、私は柊かがみの家を訪れたが、そこに彼女の姿はなかった。
いや、それどころか家のものは全員居なかった。代わりにいたのは柊つかさの頭を持った人物が複数。
どうやら、柊家はながらくつかさと触れ合っていたこともあり全員が感染してしまったようだ…。

「かがみさん?柊かがみさんでしょう?」
「あっはは、何言ってるの~」
「かがみなんていないよ~」
「バルス~」

返ってくるのは同じ顔、同じ声。通行人も一人残らず同じ顔をしていた。
私は辛うじて生き残った研究チームと共にこの現象を追求してみた。
すると、返ってきたのは恐るべき事実だった。
そのコードネームは『T-5』。
遠くにある宇宙から地球に降り注いだ生命体である。
T-5はこれまでに数多くの文明のある星を自分のものにしてきたらしい。
知的生命体に感染することで、多くの子孫を残していくのだ。
その子孫のうちの1体が地球に降り立ち、『柊つかさ』として17年もの間潜伏していたのだ。
柊家の記憶を操作して、あたかも四女のように振舞っていたT-5…つかさは、18歳の誕生日を最大のチャンスと考えていたのだ。

このままでは全人類が汚染されてしまう…一体私はどうすれバル酢…。
……ふと自分の言葉に違和感を感じた。まさか…

手遅れだった。何もかもが手遅れだった、でもそんなの関係ねぇ。
私もすでに…うにょーん…感染…して…いたのだ…どんだけー…
助けて……私が…私が消えてしまう…

そうだ…私の、地球人としての記憶が残っているうちに、この日記を書き上げてしまおう。
いつか、この日記が我等、地球人の生きた証となるように…。

赤かった髪が紫になり、おもむろに黄色いリボンを結ぶ。
翡翠色だった瞳が徐々に青くなっていく。
記憶が消えるのももう時間の問題だ。じきに私は『私』でなくなる。
ありがとう…地球人の記憶よ…さようなら…みなみちゃん…こなたお姉ちゃん。

以上で日記を終わることにする。願わくは再びこの地球に幸あらんことを――

                       対T-5特務研究機関技術顧問 小早川ゆたか 記す

「……これで、地球は制圧しちゃったね~」
「…まさか、ゆたかちゃんがあそこまでしぶといとは思わなかったよ~」
「まぁ、地球人にしてはがんばった方なんじゃないかな?」
「こなちゃんは最後まで『こんなアニメあったような…』って言ってたけどねww」
「「「「あっはは、どんだけ~」」」」


    <うにょーん>

 

 

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