ID:wqxitEAO氏:異種との遭遇

"それ"は質量を持たず光速で移動をしていた。
"それ"の仲間のデータによると、この先に質量を持った知的生命が存在すると言うことだった。
彼らは物質で構成されており、その物質を化学的に変化させてエネルギー源を得ている。
情報と概念で構成された"それ"とは正反対の存在である彼らは、"それ"にとって非常に興味のあるものだったのだ。

暫くすると太陽風と宇宙線とがせめぎ合う壁が見えてくる。
エネルギーの密度が増していることが実感できる。
対抗して自分の情報密度も高め、一気にその壁に突っ込んだ。
さらに太陽の方向へ進んでゆくと、たったの直径一万三千kmしかない球体が近づいてくる。
大半をケイ素と酸素から成り、その表面を窒素を主成分とした大気が覆う。
太陽程ではないが、この球体からは強い磁場が発生しており、突入に備え"それ"は更に情報密度を高めた。

更に近づくと、球体の複雑な地形が現れ、そして強い大気圧と重力により、さらに情報密度を高めなくてはならなかった。
"それ"はその地表の中でも、特に大量の情報が放出されている地域を見つけた。
水と塩化ナトリウムとが混じった液体に囲まれた弧状列島の中の、本当に僅かな地域だ。
そこに着陸した"それ"は質量を持った知的生命を初めて目撃した。
数千もの個体が様々色調の薄い物質に包まれて低速で移動しているのだ
すぐ手に入る情報を体内に取り込み、更に観察を進めた。
ここの知的生命達は大気の振動を使った情報交換が主流であるらしい。
こんな方法では情報の転送速度が非常に遅い。
先ほど見つけた大量の情報源はこれとは別にあるはずだと、"それ"は考え更に観察を進めた。
この地域は明らかに自然に出来たとは思えない構造物で地表が覆われていた。
その構造物の表面には様々な色を表面に塗られたプレートがいくつも貼られていた。
そのプレートを観察した"それ"は驚愕した。
全身がスパークし、体のあちこちでエラーが発生していたが、気にする事はなかった。
たったこれだけの小さなプレートから、"それ"の持つ数千倍もの情報量が放たれていたのだ。
あまりに圧倒された"それ"はここの知的生命の言葉を利用して、こう表現した。


「 萌 え 」




パティ「……こ~んな風にアキバの看板を見た私は、この体を構成して萌えについて勉強してるんでスヨー♪」

こなた「……ウソぉ……」
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