「そりレース!タッグ戦」 ID:3AYELMY0氏

とある冬の日。
雪が降ったんだ。

こなた「というわけでさ、みんなで雪遊びしよーよ!雪遊び!」
かがみ「あんた・・・その年になって雪ぐらいではしゃぐなよ」
つかさ「でもなんか楽しそうだねっ」
こなた「よし!決定!!放課後、校庭集合ね!」
かがみ「え!?ちょ、おい・・・!!」

ピュースタコラサッサ

つかさ「お姉ちゃん、結局行くんだね」
かがみ「う、うるさいわね!言われたんだからしょうがないでしょ!」

こなた「おー!かがみんきたきたー!」
かがみ「ってぇ!?何でこんなにいるのよ!?」
こなた「人数は多い方がいいでしょ☆」
ゆたか「でも、お姉ちゃん。こんなに集めて何を・・・?」
みさお「メジャーなのだったら雪合戦とかか?」
こなた「ふふふ・・・雪合戦なんてメジャーすぎてつまらないのだよ」
つかさ「じゃあ、何を・・・?」
こなた「パティ!あれの準備を!」
パティ「ハーイ☆」

そう言ってパティが持ってきたのは・・・

かがみ「そり・・・?」
こなた「そう!」
みゆき「とは言っても、斜面もありませんし、3つだけでは足りないのでは・・・」
ひより「ん!?先輩、まさか・・・」
こなた「おお、ひよりん流石察しがはやいね・・・そう!タッグ戦だよ!」
かがみ「タッグ・・・?って、2人1組?」
こなた「そ!1人がひっぱって、1人が乗って競争をするんだよ」
つかさ「どんだけー」
パティ「ツマーリ、ユリ決定戦ナンデース☆」
ひより「うぉお!!!」
ゆたか「・・・ゆり?」
みさお「何だあ?そりゃ」
こなた「だから、どのコンビが1番息があうかなー?みたいなのってこと」
つかさ「なるほどー。おもしろそう!」
みさお「息があう・・・おーい!柊ー!やろーぜ!!」
かがみ「タッグ戦・・・タッグ戦・・・・」
みさお「って、聞いてるのか?」
かがみ「こなたー!!やるわよー!!!」
こなた「うおあ!?え、だって私、主催側だし・・・」
かがみ「いいから来る!」ズルズル・・・
みさお「みゅ~ん・・・(´;ω;`)」
あやの「まあ、まあ」
みさお「あやのっ!私たちも出るぞ!」
あやの「え?」
みさお「あいつらに勝たせてたまるかー!」
みなみ「・・・ゆたか」
ゆたか「え?私たちも出るの・・・?」
みなみ「嫌なら、いいけど」
ゆたか「私、体力ないから引っ張るの遅いかもしれないよ?」
みなみ「・・・私が引っ張るから・・・」
ゆたか「そ、それなら・・・;ご、ごめんね、迷惑かけて」
みなみ「大丈夫、迷惑なんかじゃないから・・・」

ひより「うぉおwこれは面白くなってきたッス!ね?先輩!って・・・先輩!?」
かがみ「ほら、はやくそり引っ張りなさい!」
こなた「ええ!?しかも私が引っ張る側!?」
パティ「・・・どうやら、参加するみたいデスネー・・」
ひより「しょうがないッス!こうなったら私たちで実況するッス!」

ひより「というわけで、始まりましたー!第1回最良カップ・・じゃない、コンビ決定戦!」
つかさ「いえーい☆」
ひより「というわけで、実況は私田村ひよりでお送りします」
パティ「じゃあ選手紹介に移りマショウ!

こなた・かがみペア  みさお・あやのペア  ゆたか・みなみペア

の三組デス☆ルールは簡単!学校の敷地内を1周するだけ!引っ張る人は交代自由デス☆」
つかさ「どうも・・・雑用係になった柊つかさです」
みゆき「同じく、高良みゆきです」
ひより「というわけで、柊先輩たちにはこれからトラップを仕掛けて来てもらいます」
つかさ「了解~。ゆきちゃん、行こ」
みゆき「はい」

ひより「じゃあ、そろそろ始めるッス!いちについて、よーい、ドンッス!!」

みさお「あやの、しっかりつかまれよ!とばすぜー!!」
ドピュー
ひより「おお!?流石陸上部の日下部先輩!雪上だというのに、好調な走り出し!」
みなみ「ゆたか・・・怖かったら言って」
ゆたか「うん、大丈夫だよ、ありがとうみなみちゃん」
ひより「おっと、こちらもそこそこのスピードで走っております・・・ん?」
かがみ「こら、こなた!もっとはやく走りなさいよ!あんた運動できんでしょ!」
こなた「ンなこと言ったってかがみん、ここ雪の上だし・・・それに・・・」
かがみ「何よ?」
こなた「かがみが重いから・・・(ボソ)」
かがみ「は!?あんた、今何て言った!?」
こなた「やば・・・地雷踏んだ・・・」
ひより「こちらは・・・ケンカを始めたようッス。序盤からこれで大丈夫なのか!?」

つかさ「もしもし?パティちゃん?ここでいいのかな?」
パティ「ソーデスネー。そこにトラップしかけてクダサーイ」
みゆき「ですが、トラップと言ってもどうしたらいいのでしょうね」
つかさ「えへへ、大丈夫だよゆきちゃん。私、いいトラップ考えついたから」
みゆき「え?どんなですか?」
つかさ「これだよ♪」
みゆき「何ですか、これ・・?バ、バルサミコ酢・・?」
つかさ「そーれっ」
ポンポンポン
みゆき「流石にビンのまま転がしておくのは危険なのでわ・・・」
つかさ「大丈夫だよ☆・・・お?日下部さんたちがきたよ」

ひより「んんっ?今連絡が入りました。どうやら第一トラップ地点に日下部先輩たちが
近づいてきた模様ッス。解説のパティさん、トラップはどういったもの何でしょうか?」
パティ「どうやら、「バルサミコ酢トラップ」というものラシイデースネ」
ひより「なんかどっかのゲーム特典でそんなの聞いたこと・・ゲフンゲフン。
さあ、このトラップが順位にどう影響するんでしょうかね」

あやの「みさちゃん、何か地面にいっぱい転がっているわよ」
みさお「んお!?」
キキー
みさお「ンだこりゃ・・?なになに?バルサミコ酢・・・?」
あやの「何でお酢がこんなところにいっぱい転がってるのかしら?」
みさお「んなのしるかよ・・・まあ、ムシしていこうぜ」

そのままビンを避けてあっさり通過するみさお達。

つかさ「あちゃー、ひっかからなかったか」
みゆき「いや、普通に気づかれるトラップかと・・・それにただビンが転がっているだけ
なので、効力はそんなにないかと・・・」
つかさ「すいません、日下部さんたちトラップ地点通過しましたー」
みゆき「おや?あれはみなみちゃんたちですね」
つかさ「今度こそひっかかるかな?」

トラップの前でピタと止まるそり。
まじまじと転がってるビンを見るみなみ。

みなみ「バルサミコ酢・・・」

つぶやいて、そのまままた歩き始めた。

つかさ「また引っかからなかったね」
みゆき「いえ、ひっかかる人は余程おマヌケな方かと・・・」
つかさ「すいません、みなみちゃんたちも通過しました」

ひより「どうやら上位の2チームは両方ともトラップに引っかからなかった模様ッス」
パティ「んー、順位は今んとこ変化なしデスネ。次のトラップに期待!」

つかさ「あ!お姉ちゃんたちだ」
みゆき「泉さん、だいぶ辛そうですが、大丈夫なのでしょうか?」

かがみ「もー!だいぶ差がついちゃったじゃない!」
こなた「もう限界だよ・・・かがみ、かわってぇ・・・って、うわっ!?」
ズテーン

みゆき「あ・・引っかかった・・・」
つかさ「やったー。やっと引っかかったよー。もしもし、こなちゃんたち引っかかったー」
みゆき「あんなにビン目立つのに・・・」
つかさ「まあこなちゃんだからね。じゃあ、ゆきちゃん、次のトラップ地点行くよー」
みゆき「そうですね」

かがみ「ちょっ、こなた大丈夫!?前ちゃんと見なさいよ!」
こなた「だって・・・かがみが・・・っ」
かがみ「何よー!!」

ひより「どうやら、泉先輩たちはトラップに引っかかったようです。これはかなり他2チーム
と差が広がってしまったようッスね・・・彼女らに勝機はあるのでしょうかねえ?」
パティ「フフフ、愛がアレバ挽回の可能性はアルデスネ・・・」
ひより「そ、それはつまり、どうゆうことでしょうか、パティさん!?」
パティ「ツマリデスーネ、お互い本当に愛し合っているカプ・・・コンビが自然に1番になれ
るという考えデスネ」
ひより「なるほど・・・愛があれば挽回可能ッスよ!みんな頑張ってくださいッス!」

あやの「みさちゃん、そろそろかわろうか?疲れてるでしょう?」
みさお「何言ってんだ、あやの。私はまだまだ平気だぜ。それに、ちびっ子たちに負ける
ワケにはいかねえからな」
ドピュー

ゆたか「みなみちゃん・・・ちょっと怖い」
みなみ「分かった、もうちょっと遅くする・・・ごめん」
ゆたか「ごめんね;速いとバランスとるの大変で・・・」
みなみ「大丈夫」
モソモソ

かがみ「あーもー・・・しょーがないわねえ。私が引っ張るわよ」
こなた「ふう・・ふう・・任せた・・・」
かがみ「よし、今こそ私の本気の力を・・・!!」
ドピュー
こなた「ふわっ!?は、はやっ!」
かがみ「(こなたと優勝・・・する!)」
こなた「かがみ、はやっ・・はやすぎだって!お、落ちるよ!!」

つかさ「ジャジャジャーン☆第2トラップ地点に到着☆」
みゆき「つかささん、今度のトラップはどんなのなんですか?」
つかさ「これだよ♪」
みゆき「・・・バルサミコ酢?あら?さっきと一緒じゃないですか」
つかさ「違うよ。今度はね・・・」
キュッキュッキュポッ
つかさ「中身をね・・・」
ドポドポドポ
つかさ「こうやって、撒くの」
みゆき「さっきより効力がなさそうですね・・・」
つかさ「どうかな~?結構効くよ?おっと、日下部さんたちだ」

あやの「みさちゃん、なんかあそこの雪・・・」
みさお「ん?うぉあっ!?く、くせえっ!何だこれ・・・・っ」

落ちてる空ビンを拾い上げる。

みさお「バルサ・・ミコ酢・・・?って、またかよ。ムシムシっと」
ピュー

つかさ「ああ、引っかからなかった・・・」
みゆき「いや、液体だと引っかかるも何もないと思うんですけど・・・」
つかさ「あ!みなみちゃんたちだ・・ん?お姉ちゃんたちも来た」
みゆき「かがみさんたち、追いついてきてたんですね」

かがみ「よっしゃああ!!1チーム抜いたっと♪」
ゆたか「ごめんね、みなみちゃん。私のせいでビリに・・・」
みなみ「そんなことない・・・勝つことに意義があるのではなく、出ることに意義があるから」
ゆたか「みなみちゃん・・・」
みなみ「ゆたかと一緒に出られるだけで、嬉しいから・・・」
こなた「(何という心の広い・・・に比べて我が相方は・・・)」
かがみ「(こなたと優勝♪こなたと優勝♪)」
ルンルン♪
かがみ「ってうわあっ!?」
ツルーン
かがみ「いったたたた・・・って臭あ・・・・」
こなた「うわっ!?何この臭い!?」

つかさ「やった!お姉ちゃんたち引っかかった!」
みゆき「まさか2回連続とは・・・」

その横をみなみたちがあっさりと過ぎて行く。

かがみ「ふわっ!や、やば!はやく行くわよ!」
ドピュー

ひより「どうやら、泉先輩たちがみなみちゃんたちに追いついてきた様です。
このまま行けば順位はひっくり返りますね」
パティ「後は最後のトラップデスネ・・・それでホトンド順位が決まると言っても
過言デハナイナイデショウ」
ひより「そうッスね。最後のトラップは一体・・・?」

つかさ「というわけで最終トラップ地点に着きました」
みゆき「今度もまたバルサミコ酢ですか?」
つかさ「まーね♪でも今度はちゃんとしたトラップにするよ・・・よっこいしょういちっと」
みゆき「わっ!?バルサミコ酢がたくさん・・・!!」
つかさ「これをね・・・積み上げるんだよ。ゆきちゃん、手伝って」
みゆき「は、はい・・・」
トントントン
木の高さまであるぐらいに高いバルサミコ酢の壁ができる。
つかさ「これでどうだー!みんな苦戦してね☆」
みゆき「流石にこれはやりすぎでは・・・」
つかさ「大丈夫だってば。あ、日下部さんたちがさっそく来た」

みさお「ヴぁヴぁ!?ナンだよコレ・・・」
あやの「バルサミコ酢みたいね」
みさお「こ、これ、どうやってこの先に行くんだよ!?高すぎるだろ・・・」
あやの「何か手があるはずよ、きっと・・・」
かがみ「おらおらおらー!お!日下部!やっと追いついたわ!!」
みさお「うおっ!?柊!?ま、マズイ・・・!」
かがみ「って!!何よこの壁は・・・ば、バルサミコ酢!?」
みさお「これは強行突破するしか・・・!!」
あやの「待って、みさちゃん!」
かがみ「こんなのに突っ込んだら壁が崩れて大量のバルサミコ酢が降ってくるじゃない」
こなた「確かに、あんな高いとこからバルサミコ酢が落ちてきたら痛いどころじゃすまな
そうだね・・・」

つかさ「アハハ☆困ってる困ってる☆バルスバルス~♪」
みゆき「つかささん、やはりこれはやりすぎなのでは・・・」
つかさ「いいのいいの~」

ひより「只今現在、最終トラップで2チームが苦戦しているようッス」
パティ「このトラップをどう超えるのかwktkデスネ」
ひより「お互いの愛が試されるとこッスね・・・」

みさお「(こんなところで・・・柊たちに負けてられないぜ・・・)」
みさお「うおおお!あやの!行くぞ!強行突破!」
あやの「わ・・やめ・・・!!」
かがみ「あんた、そんなことしたら・・・!!」
ズガーン
みさおが酢の壁に体当たりをして、積み上げられていたバルサミコ酢が崩れて降ってきた。
ドドドドドド
こなた「かがみん、危ない!」

自分の乗っていたそりを持ち上げて自分たちの頭上にかぶせる。

かがみ「こ、こなた・・・っ(キュン)」
ドドドドドドドドドド
みさお「みゅううううううん><;」
チュドーン!

つかさ「ふわ・・・?ど、どうなったの・・・?」
みゆき「あらら・・・バルサミコ酢が・・・」

こなた「ふあ・・危なかったね(=ω=.;)」
かがみ「こなたあぁっ」
ガバッ
こなた「うわっ!?何!?」

あやの「みさちゃんのバカッ!死ぬとこだったじゃない」
みさお「あやの・・ごめん・・・」
あやの「もう知らない!さよならっ」
みさお「みゅ~・・・(´;ω;`)」

遅れてゆーちゃんたちのチーム到着。
ゆたか「? お姉ちゃん、何があったの・・・?」
みなみ「バルサミコ酢が・・・散乱してる・・・」
こなた「お~、ゆーちゃんたち。良かったね。このトラップに巻き込まれなくて・・・
すごく大変だたよー」

ひより「えー・・・どうやら、日下部先輩たちは決別。泉先輩たちは乗り越えたようです。
みなみちゃんたちはどうやら無事みたいッス」
パティ「やはり、愛デスネ・・・」
ひより「つまり、日下部先輩たちに愛はなかったと!」
パティ「ソウデスネー・・みなみたちが巻き込まれナカッタノモ運云々デハナク
愛ユエにデスネ・・・」
ひより「なるほど!なんという分かりやすい解説!」

こなた「ふう。じゃあみんなでゴールめざしますか」
ゆたか「うん、そうだね」
かがみ「そうね。じゃあこなた、乗って」
こなた「いや、今度は私が引っ張るよ、あと少しだし」
かがみ「え?いいの・・・?」
こなた「うん(=ω=.)」
かがみ「(ポヘー・・・)」

そして平和に2チーム一緒にゴール。

ひより「ついにゴール!なんと、2チーム仲良くゴールッス!」
パティ「何と言う愛・・・ワタシ、感動シマシタ!」
つかさ「みんなお疲れ様~」

かがみ「(優勝なんかできなくても、こなたといい思い出作れたからいっかw)」
ルンルン♪

こなた「こんな、或る冬の1日だけど、このような他愛もない平凡な1日にこそ
たくさんの愛が詰まっているのだよ←け~つろ~ん(=ω=.)b」
ツールボックス

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