ヴゥーン
こなた「ん?誰だろ?もしもし?」
ドナルド「もしもし、ドナルドです。アッハハ」ブツッ
ツーツー
こなた「え?」
―――――
ヴゥーン
こなた「……もしもし?」
ドナルド「もしもし、ドナルドです。今駅にいるんだ☆アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「ドナルドって、マックのだよね……」
ヴゥーン
こなた「……もしもし?」
ドナルド「もしもし、ドナルドで…」
こなた「いい加減にしてよ!私に…」
ドナルド「今、電車に乗ったんだ☆アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「……なんなんだよ」
―――――
こなた「何か怖くなってきたよ…、今お父さんはいないし…、ゆーちゃんはみなみちゃんの所に行ってるし…、よし!」
*
ヴゥーン
かがみ「もしもし、こなた?どうしたの?」
こなた「ちょっと遊びに来ない?今家に一人で寂しくてさ~」
かがみ「アンタから誘うなんて珍しいわね、良いわよ、ちょうど買い物も終わったしね。つかさも呼ぶ?」
こなた「うん、二人でおいでよ!それじゃ、待ってるから~」
かがみ「うん、じゃ後で」ガチャ
ツーツー
*
こなた「これで少しは安心できるね」
ヴゥーン
こなた「うぉっ!またか…、無視すれば良いんだよこんなの……」
ヴゥーン、ヴゥーン、ヴゥーン
こなた「……もしもし?」
ドナルド「もしもし、ドナルドです」
こなた「うるさいよ!迷惑だよ!」ガチャ
ヴゥーン、ヴゥーン
こなた「………」
ドナルド「もしもし、ドナルドです。お友達を呼んだのかい?アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「かがみん…早く来て……」
ヴゥーン、ヴゥーン、ヴゥーン、ヴゥーン…
こなた「………」ガクガクブルブル
ヴゥーン、ヴゥーン、ヴゥ
こなた「あきらめた…?」
ジリリリリリリリリ!!
こなた「!!家の電話!?」
ジリリリリリリリリ!!
こなた「………」ガチャ
こなた「もしもし…?」
ゆたか「あ?お姉ちゃん?良かった~いないのかと思ったよ」
こなた「なんだゆーちゃんか~、ビックリさせないでよ~」
ゆたか「え?何が?」
こなた「うぅん、何でもないよ。それで?」
ゆたか「んっとね、今から帰るけど家に誰も居なかったらどうしようと思っちゃって、私カギ持ってないし」
こなた「大丈夫だよ~、私がいるから」
ゆたか「そうだね!じゃ今から帰るね!」
こなた「気をつけてね~」ガチャ
こなた「ふぅ~、なんか安心しちゃったよ」
ジリリリリリリリリ!!
こなた「ん?ゆーちゃん何か言い忘れたかな?」ガチャ
ドナルド「もしもし、ドナルドです」
こなた「!!」
ドナルド「今、電車を降りたんだ☆アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「………もしかして…こっちに来てる……?」
ヴゥーン、ヴゥーン
こなた「携帯で出ないと家の電話でくるんだよね……」ガチャ
ドナルド「もしもし、ドナルドです。今、駅を出たんだ☆もうすぐだねアッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「…やっぱりこっちに来てるんだ!?」
*
ヴゥーン
かがみ「ん?もしもしこなた?悪いけど今電車の…」
こなた「かがみん、今どこ!?」
かがみ「今?電車の中だけど?」
こなた「お願いだから早く来てよ~!怖いんだよぉ…!」
かがみ「ちょっと、どうしたのアンタ!」
つかさ「お、お姉ちゃん声が大きいよ」
かがみ「おっと…、で、どうしたのよ?」
こなた「実はドナルドが…」
( ^ω^)<今までの事を説明したお!
かがみ「何でドナルドが…。分かったわ、なるべく早く行くから」
こなた「うん、早く来て……」
かがみ「後、警察にも連絡したほうが良いわね」
こなた「そうだね、しておくよ。じゃあね、早く来てね……」
かがみ「うん、わかってるわよ…」ブツッ
ツーツー
つかさ「こなちゃん、何だって?」
かがみ「(いつもなら冗談の一つでも言ってくるのに…)こなたが危ないわ…」
つかさ「え?それって……?」
*
こなた「警察に通報しなきゃ!」ピポパ
トゥルルルルル、トゥルルルルル、ガチャ
ドナルド「もしもし、ドナルドです」
こなた「え!?何で!?」
ドナルド「ドナルドマジックさ!君はもう誰にも電話を掛けられないんだよ☆アッハハ!」
こなた「そ、そんな…」
ドナルド「後、君のお友達だけど」
こなた「!!」
ドナルド「こっちには来れないようにしたんだ☆」
こなた「かがみ達に何をしたの!?」
ドナルド「ドナルドはおしゃべりが、だぁい好きなんだ☆」
こなた「訳分かんないよ!こんなことして楽しいの!?」
ドナルド「ん~、ハンバーガー4個分くらいかな?アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「………」ガクガクブルブル
こなた「本当に電話出来ないのかな…」ピポパ
トゥルルルルル
こなた(かがみん、出て…!)
ドナルド「もしもし、ドナルドです。そっちから電話してくれるなんて、ドナルド嬉しいな~☆アッハハ!」
こなた「ひっ!」ガチャ
こなた「に、逃げよう!!」ダッ
こなた「!!」ガチャガチャ
こなた「ドアが開かない!?何で!?(これじゃ部屋から出られないよ…)」
らんらんるー♪らんらんるー♪
こなた「え!?」ビクッ!!
らんらんるー♪らんらんるー♪
こなた「マナーモードの筈なのに…、それにこんな着うたなんて持ってないよ!?」
らんらんるー♪らんらんるー♪
こなた「………」ガクガクブルブル
ドナルド「もしもし!ドナルドです!あれが君のお家かな?アッハハ!」ブツッ
ツーツー
こなた「もう…やだよ……、かがみん…助けて……」
*
キキー!!ガタン
かがみ「わ!何よ!?」
つかさ「きゃ」
かがみ「大丈夫?つかさ」
つかさ「うん」ビックリシタケド
かがみ「電車が停まってる?まだ駅じゃないじゃない!」
つかさ「早く行かなきゃならないのに!」
ピンポンパンポーン!!
車掌「すまねぇ!今起こった有りのままを話すぜ!前方1000メートル先に岩が落ちて来たんだ!それを見たオレは直ぐさまブレーキ!おかげでぶつからずに済んだ訳よ!そんな訳で岩の撤去作業にしばらく時間がかかります。大変申し訳ありませんが、末永くお待ちください」
かがみ「何よそれ…、そんなに待ってられないわよ!」
つかさ「お姉ちゃん、走っていこう!ここから駅まで結構近いよ!」
かがみ「それしかなさそうね、駅員さんにお願いしてドアを開けてもらいましょ!」
*
ゆたか「あれ?次の電車の時刻が出てないよ?」
みなみ「ほんとだ…」←ミオクリニ キタ
Ω「へぁ、それかい?なんでも、トラブルが起きたらしくてね、1時間くらい出ないんらしいよ」
ゆたか「そうなんですか、親切にありがとうございます」
みなみ「どうする?ゆたか」
ゆたか「ん~、もう少しみなみちゃんのお家にいていいかな?」
みなみ「私は構わない…」
ゆたか「ありがと☆そのまえに、お姉ちゃんに遅くなるって、電話しなきゃ」
トゥルルルルル ガチャ
ゆたか「え?」
みなみ「どうしたの…?」
ゆたか「なに…これ……?」
*
つかさ「きゃ」ボトッ←ケータイオトス
かがみ「つかさ?どうしたの?」
つかさ「こ、こなちゃんに電話してみたんだけど……」
かがみ「………?」ヒョイ
ドナルド「ドナルドです。ドナルドです。もしもし、もしもしドナルドです。ドナルドです。ドナルドです。もしかしなくてもドナルドです」
かがみ「!!」ガチャ
かがみ「…つかさ、これホントに…こなたの番号よね…?」
つかさ「ホントだよ!登録してある番号だもん!」
かがみ「………」ドキドキ
つかさ「…もしかして、こなちゃんもう…」
かがみ「!!つかさ!何言ってるのよ!?」
つかさ「ご、ごめん!お姉ちゃん」
かがみ「………(こなた……)」
*
そうじろう「あ!いっけね、こなたに頼まれてた物があったんだ!え~と……、電話して聞くか…」
トゥルルルルル ガチャ
そうじろう「お、早いな。こなたぁ……ん?なんだこりゃ?留守電か?」
*
こなた(あれから色々やってみた、マナーモードにも出来ないし、電源も切れない…、一体どうなっているのさ!?でもあれから電話は来ない…やっぱりタダのいたずらだったのかな……)
ドッナルドのうわさ♪クシュン!!
こなた「!!!」ビクッ
こなた「メール……?」オソルオソル
メールの内容
[フローム :ドナルド
TITLE:アイムラブイン
―――――――――
↓
↓
↓
↓
↓
======←省略
↓
↓
↓
↓
↓
後ろ後ろ☆ ]
こなた「え…!?」
ドナルド「アッハハハハハ」ザクッ
こなた「うぁっ!?あぁ…、あ!?」バタッ
ドナルド「アッハハハハハハ!」ザクッザクッ
こなた「っ!?あ…!がぁ!?」
ドナルド「ドナルドは嬉しくなると、つい殺っちゃうんだ☆」ザクッザクッ
こなた「か……がみん…………………」
*
かがみ「見えたわ!こなたぁぁ!!」
つかさ「お、お姉ちゃん…待ってぇ…」ゼェゼェ
かがみ「!!玄関が開けっ放し!?」
つかさ「ハァ…ハァ…」
かがみ「お邪魔します!」
シーン
つかさ「誰もいないのかな……」
かがみ「こなたの靴があるから居るはずよ!こなたぁぁ!居るなら返事して!!」
シーン
つかさ「…何か怖くなってきたよぉ……」
かがみ「行くわよ、つかさ。きっと部屋のドアが閉まってて聞こえないのよ」
つかさ「そ、そうだよね…」
―――――
かがみ「……こなた、入るわよ?」
シーン
つかさ「…こ…こなちゃーん…?」
シーン
かがみ「……開けるわよ?」ガチャ
かがみ「!!?」
つかさ「お姉ちゃん、どうし…!?」
かがみ「…こ……なた……?」
つかさ「こ、こなちゃぁーん!!」ダッ
かがみ「嘘よ…、こなた……返事しなさいよ……」
つかさ「こなちゃん!…こなちゃん!!うぅ……」
かがみ「こなたぁぁぁぁぁぁ!!」
*
本日未明、埼玉県○○市に住む一人の少女が何者かに自宅で殺されていることが判明。
第一発見者の証言によると、犯人はドナルドということが分かった。しかし、マクドナルド側はこれを全否定、事件は迷宮入りとなった。
同じ頃、被害者の少女が住む近くの駅の線路上にハッピーセットと書かれた巨大な岩が置かれていた。
第一発見者の証言と、この岩の文字から、犯人は同一人物である可能性が高い………。
――――
こなた「っていう夢を見てさ?しばらくマックには行きたくないな~、なんて」
かがみ「……普段からゲームやアニメばっか見てるから、そーゆー夢を見るのよ」
こなた「いやぁ、昨日ネットの動画でそーゆーのを見ちゃってさ~。…でも自分が死ぬなんて凄い怖かったんだよ~」
つかさ「そうだよね、自分が死ぬ夢なんて怖いよね~」
みゆき「自分が死ぬ夢を見ることはry」
こなた「へぇ~、さっすがみwikiさんだね☆」
かがみ「ま、なんにせよ、夢で良かったじゃない?」
こなた「まぁーねぇー」
かがみ「あんたが死んだら…ブツブツ」
こなた「え?かがみん、今なんて?」
かがみ「な、なんでも無いわよ!それより、さっきから携帯がブーブー鳴ってるわよ!!」
ヴゥーン、ヴゥーン…
こなた「照れてるかがみん萌え~、…はいもしも~し?」
ドナルド「もしもし、ドナルドです」
完
~もう一つのEND~
こなた「っていう夢を見てさ?しばらくマックにはry」
かがみ「……普段からゲームやアニメばっかry
こなた「でも凄い怖かったんだよ~」
つかさ「そうだよね、自分がry」
みゆき「そんな事より、なぜ泉さんの夢には私が出てこなかったのでしょう?」
こなた「え?…それは…、夢だからじゃないかな?」
みゆき「つまり、泉さんの中には私は居ないと…?」ガタッ
こなた「…居るって!もぅ~、みゆきさんってば…」
みゆき「泉さんが言ってることが、本当かどうか、確かめさせてもらいますね」シュルリ
こなた「ちょ…、みゆきさん…そのノコギリは…」ガタッ
みゆき「………」ダッ
こなた「あ゙…」バタッ
みゆき「………」ギーコギーコ
かがみ「すご……」
つかさ「うわぁ~…」
みゆき「やっぱり、嘘だったじゃないですか…。…中に私いませんよ」
かがみ「いたら怖いわ!」
つかさ「あれ?こなちゃんどこ行くの?」
こなた「ちょっと、みなみちゃんの所に行ってくるよ…」ジョーホーソーサデナオシテモラウ
つかさ「そっかぁ、頑張ってね☆」
CHAOS END
最終更新:2007年12月07日 01:44