ID:n0Wi3n5IO氏:タイトル不明

夏祭りに行かない?まさか誘われるとは思わなかった
かがみ「べっ別に行きたくないならいいのよ?こなたたちと行くことにすr‥」
行かないわけがない!慌てて返事をする
かがみ「r‥そっそう?じゃ日曜日に現地集合だからねっ!遅刻厳禁!」
しょうがないなぁってセリフとは裏腹に顔は満面の笑みでこの場をあとにする彼女
立ち去る彼女の後ろ姿を見つめる‥綺麗に束ねられたツインテが嬉しそうに揺れていた

思いを寄せる人と夏祭りに行く、そんなことを思っていたら前日の夜は眠れなかった
結果…
かがみ「遅いっ!女の子を待たせるなんて男として失格よ?」
ぷいっとそっぽを向いて怒った態度をとる、ひとつのお団子になった髪の香りがはじける
そんな態度をとってはいるが待ち遠しかったんだからね感は隠しきれていない‥
そこがまた彼女らしいんだ‥
謝るために頭を下げるついでに浴衣姿を見回した
かがみ「あ‥こっこれは姉さんのお下がりなの‥あんまり見ないでよね」
っと、女の子は本当に男の視線に敏感だ そんなことはないと切り返した
かがみ「…ばっばか!ほら、さっさと夜店回るわよ?////」
彼女は一人歩き出した、今日は日曜で明日は祝日ってのもあってかすごい人ごみだ
かがみ「何してるのよ、はやくぅ~‥って、あっ、ちょっすいません、あ、あう‥」
先に一人で歩きだしたはいいが人の流れに押し流されている

かがみ「ったく、すごい人ねなかなか戻ってこれなかったわ…ん!」
手を差し出す彼女
少し間が空いた‥
かがみ「ほら早く!こっちだって恥ずかしいんだからね…」
僕は差し出された彼女の手をそっと握った
かがみ「こうすればまた人ごみに流される心配はないわね」
顔が真っ赤だ‥彼女がそうなら僕はもっとだろう…

彼女と夜店をまわる 喜怒哀楽な表情と姿をコロコロと変えて僕の目に映る…
あ、こんな表情もするんだと気付かされた
かがみ「ね、綿菓子食べましょ」
無邪気にお面を額の上にかけながら僕の手を引っ張る、早く食べたいと言わんばかりに‥
かがみ「はい、半分っこ」
半分?こっち4分の3はあるけど…
かがみ「あ……こなただ、おーい」
友達を見つけたようだ、綿菓子を手に小走りで走っていった
たった数時間しか傍にいなかったのにこうして少し離れただけで気が滅入った
あぁ本当に彼女のことが好きなんだ…

かがみ「さっきはごめんねぇ」
申し訳なさそうな顔で謝りながらまた手を繋いできた…
夜店が並ぶ場所からちょっと外れた神社の石段に座って休むことにした
かがみ「………」
2人とも無言だ、でも手はしっかりと握っていた
この静寂に耐えられなくて僕はポケットに手をのばした
かがみ「あ、線香花火…」
線香花火を彼女に1本渡しマッチで火を点けた
かがみ「綺麗ね…」
うん、としか返事はできなかったけれど今の僕たちには充分だった…

線残りの香花火も無くなろうとした時だ
かがみ「あっあのさ」
彼女が恥ずかしげに言葉を放った
かがみ「あたしね…実は………」
まさか…これは……
かがみ「あっアンタのこと…」
顔はこっちを向いてるのに彼女の視線だけは左上を向いていた…
なにしてるんだ僕は…いくじなし
かがみ「そっ…その……」
いくじなし?ううん!違う
かがみ「えっ!?」
気付いたら僕は謝っていた…
かがみ「そっそか、あたしなんかよりも好きな人がいるんだ…そっか」
違う、そうじゃない
かがみ「ふぇ?……////」
そう、相手から言わせるなんて卑怯だ だからキミよりも先に伝えたかった、だから謝ったんだ…
かがみ「こっこっちからもお願い‥します…////」

僕たちは友達のラインを越えた…それを祝福するかのように夏祭りの夜空に花火が輝いた…

終わり
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