ID:o0CFQ1fsO:私のおとーさん~

こなた「洗濯~お洗濯~」

こなた「おとーさんのは汚いから別々~」

こなた「私とゆーちゃんのはお天道様の下~」

こなた「おとーさんのは室内干し~」



こなた「お風呂~お風呂~」

こなた「おとーさん汚いから先に入って~」

こなた「でも私とゆーちゃんが入った後だと変な事考えそうだし」

こなた「やっぱりおとーさんは銭湯に行って~」



こなた「ごみ捨て~ごみ捨て~」

こなた「おとーさんのなんか臭いから自分で捨てて~」

こなた「お母さんいないから『かいて』るんだろうけど」

こなた「『かく』のは小説だけにして~」



こなた「ただいま~ただいま~」

こなた「…あ、またドアに挟んどいたシャーペンの芯が折れて床に~」

こなた「おとーさんは私達が学校に行ってる間何してるの~」

こなた「早く1人暮らししたいな、もう嫌だ~」



そうじろう「…こなた達は学校に着いたころかな…。よし」

そうじろう「こなたの部屋…」

そうじろう「勝手に入るのは悪いが、こなたに出来るだけアイツの顔を見せてやりたくて、この部屋アルバムを置いたんだよな」

パラ

そうじろう「かなた…」

そうじろう「こんな情けない親父の姿、娘には見せられないな」



こなた「ただいま~ただいま~」

こなた「…またシャーペンの芯が落ちてるよ~」

こなた「もう嫌だ~……って、アルバムの位置が変わってる?」

こなた「………?」



こなた「罠~罠~」

こなた「今度はアルバムの入ってる棚と、机や箪笥にシャーペンを仕掛けてみたよ~」

こなた「数日後~数日後~」

こなた「棚以外、シャーペンの芯は床に落ちることはなかったのだ~」



こなた「私は気付いたのだよ~」

こなた「おとーさんは、毎日のように私の部屋に入っては、アルバムを見ていた事」

こなた「お母さんや、私の小さい頃のページに濡れたような跡がある事」

こなた「私は気付いたのだよ~」



こなた「何年経っても、おとーさんはお母さんが大好き~」

こなた「私も、私を生んでくれたおとーさんとお母さんが大好きだよ~」

こなた「私は、シャーペンの芯なんか仕掛けるのは止めた~」

こなた「おとーさんを、1人の家族を信じられないなんて、私はなんて馬鹿なんだろう~」



こなた「やっぱり節約は大事、洗濯はいっぺんに~」

こなた「太陽の下、洋服も柔らかい香り~」

こなた「たまには背中でも流してあげようかな~」

こなた「ベタベタしないで、暑苦しいよ~」

こなた「でもこれからは、おおめに見てやるかな~」



こなた「おとーさん、おとーさん~」

こなた「おとーさんだけで、親2人分だっていうのは嘘じゃない~」

こなた「おとーさんの中には、お母さんがずっと一緒なんだから~」

こなた「おとーさん、お母さん、ごめんね~」

こなた「私はおとーさんが大好きだ~」

こなた「おしまい~」


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