ID:JLLJgNiJ0氏:タイトル不明

つかさ (ふぅ・・・部屋のお掃除に思ったより時間かかっちゃったな・・・)
つかさ (今日はこなちゃんが着てるから早く私もおねえちゃんの所いこっと)

お姉ちゃんの部屋の前に来るとお姉ちゃんとこなちゃんの声が聞こえてきた。
つかさ (いつも通り楽しそうだな~、早く私もまざろっと!)
そう思い、ドアを開けようとした時に聞こえてきた話し声・・・。

かがみ「―――つかさがいる・・・・・大変だ・・・・・・」

あまりよく聞き取れなかった・・・けど、間違いないと思った。
つかさ「・・・わた・・し・・・お姉ちゃん・・・」
つかさ (やっぱり私・・・お姉ちゃんに迷惑かけてる・・・?)

その日は結局顔を出すことができなかった。
途中お姉ちゃんが見に来てくれたけど、顔も合わせられませんでした。

そして、私はある事を決心しました。

つかさ (お姉ちゃんに迷惑かけないように、もっとしっかり者になってお姉ちゃんを安心させてあげなきゃ)


その日から、私は何事にも一生懸命に取り組むようになった。
宿題だって自分でがんばって解いたり、分からない事があっても自分で調べる事にした。
朝だってちゃんと一人で起きて、お弁当も私が毎日作るようにした。

つかさ (私がしっかりしないと・・・お姉ちゃんに迷惑かけちゃうもんね・・・)

こなちゃんやゆきちゃん達以外のクラスメートともしっかりお話して、仲良くなった。
私は一人でも大丈夫って、お姉ちゃんに安心してもらいたいから。
そして、最近はなるべく他のクラスメートと帰るようにした。
いつまでもお姉ちゃんに甘えてたら、だめだもんね。

かがみ「つかさー、今日はあんたも一緒に帰る?」
つかさ「あ、ごめんお姉ちゃん。私ちょっと用事あるから・・・じゃあね!みんな!」
半ば逃げるようにみんなから離れていく。なんだかこれじゃちょっと避けてるみたいかな・・・?

みゆき「かがみさん、つかささんと喧嘩でもなされたのですか?」
かがみ「いやー、してないんだけどね・・・何か最近冷たいっていうか、反応薄いのよねー」
こなた「かがみんがあまりにも凶暴だから愛想つかされちゃったんじゃないの~?」
かがみ「んなわけあるかい!」
かがみ (でも・・・どうしちゃったんだろ・・・あの子)
みゆき「それはそれとして・・・例の件成功するといいですね」
こなた「おぉぅ、あたしもそれが楽しみで仕方ないよ!」
かがみ「そうね、きっとあの子も喜んでくれるわ」
かがみ (喜んでくれる・・・よね?)


つかさ「みんなーバイバーイ」

友達と別れた私は、ある物を買いに向かった。
つかさ (明日は私たちの誕生日・・・)
購入したのは、色違いのお揃いのリボン。
つかさ (やっぱり寂しいからね・・・この位は、いいよね?喜んでくれるといいな・・・)

帰り道、私は少し浮かれ気分でした。
やはり誕生日というのは待ち遠しいし、お姉ちゃんの喜ぶ顔が早く見たいなと思ってました。
私は小さな交差点の横断歩道を渡っていました。
人通りは少なく、車もいませんでした。
――――カシャン
不意に後ろで音がしたので後ろを振り返りました。
目に入ったのは道路に転がるケロロ軍曹のストラップ。
慌てて自分のカバンを確認すると、やはりそこにはケロロはいませんでした。
つかさ (お姉ちゃんからもらったケロロが・・・拾わなきゃ!)
急いで拾いに行ったのですが、通行人に蹴られてしまい、交差点の中央の方へいってしまいました。
つかさ (お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・!)
私はもう必死で、ケロロ軍曹以外目に入っていませんでした。
歩行者信号が赤になったことさえも・・・。
そして、ケロロ軍曹を拾って安心したその時・・・目に入ったものは・・・。

とても早いスピードでこちらに向かってくる、黒い車でした・・・。


かがみ (つかさったら遅いわね・・・どこで油売ってるのかしら・・・)
かがみ (まぁ、友達も出来たみたいだし、今頃楽しんでるのかしらね)

―――チリリリリン、チリリリリン、チリリ―――

かがみ (あ、電話だ・・・つかさかしら・・・)
かがみ 「ハイハイ今でますよっと」

かがみ「はい、柊ですけど―――」
―――「あ、柊さんですか?こちら○×病院ですけども・・・」
かがみ (病院・・・なんで・・・?)

不意に私は背筋に寒気のようなものを感じた・・・。

病院「落ち着いて聞いてください・・・実はですね、柊つかささんが――――」

かがみ「・・・う・・・そ・・・何で・・・」

あたしはパニックになりながらも、すぐに家族全員に連絡をして、急いで病院へと向かった。
今の時間なら道路はすいている・・・幸い病院とはそこまで距離はないのでタクシーを拾い移動した。

かがみ「運転手さんもっと飛ばしてください!お願いします!!」
運転手「そう言われてもおじさんも警察は怖いもんでねぇハッハッハ」

そう言いながらもメーターに目を向けると制限速度より出してくれていた。

かがみ「・・・つかさ・・・」

病院にはあたしが家族で一番乗りだった。
そして私は受付に飛び込んだ。
かがみ「あ!あの!急患なんですけど柊つかさです!あたし柊かがみです!姉です!」
受付「柊さんですか!急いで案内します!」
パニック状態だったので、変な言葉になってしまったけれど、受付の人はすぐに理解して案内してくれた。
そしてその場所にいたのは・・・。

かがみ「つか・・・さ・・・?」
つかさ「おね・・・ちゃ・・・ん」
かがみ「うん!お姉ちゃんだよ!つかさ!」
医者「手は尽くしたのですが・・・もうあまり長くは・・・」
かがみ「嘘よ!つかさが死ぬなんて・・・いなくなるなんてありえないよ!」
つかさ「お姉ちゃん・・・ごめ・・んね?」
かがみ「何でよ何で謝るのよ!つかさは何も悪いことしてないじゃない!何でこんな・・・」
つかさ「わた・・・し・・・やっぱり迷惑・・かけちゃ・・ね・・・心配・・かけちゃうね・・・ごめ・・ね・・?」
かがみ「ううん、そんなことない!つかさは私の最高の妹だよ!迷惑なんてかけてないよ!!」
つかさ「あは・・・やっぱり私・・お姉ちゃ・・なしじゃ・・だめ・・・だね・・・」
かがみ「つかさ・・・」
つかさ「おね・・ちゃ・・・明日・・・たんじょ・・び・・・だね・・・少しはや・・けど・・おめ・・と・・う」
かがみ「つかさも誕生日だよ!二人一緒に17歳になるんだよ!」
かがみ「明日は・・・つかさの為に・・・びっくりパーティしようと思ってたんだよ!死んじゃいやだよ!」
つかさ「プレ・・ゼント・・・かば・・んの・・・中・・・よろこ・・で・・・くれ・・と・・い・・・な・・・」
かがみ「この間こなたがきた時にね?二人で計画してたんだよ!なのに!いやだよ!なんでよ!」
つかさ (あの時・・・?・・・・・・そっか・・・そうだったんだね・・・)
つかさ「おね・・ちゃ・・わた・・し・・ちが・・た・・ね」
かがみ「何?わからないよ!つかさぁ!いやだよ!」
つかさ「おね・・ちゃん・・ごめん・・ね・・・だいす・・き・・だ・・よ」
かがみ「つか・・・さ?嘘でしょ?ねぇ!つかさ!?つかさぁぁぁぁぁぁ!!!」

    「びっくりパーティかー。けどつかさが家にいるから計画するのも大変だよね、でもあの子、きっと喜んでくれるよね」 


・・・つかさが死んで・・・もう3年になる。
やっぱり、つかさがいないと少し寂しいよ。
お姉ちゃん、あんたにも助けられてたんだからね?

こなた「・・・もう3年か・・・早いもんだね・・・」
みゆき「そうですね・・・私、今でも信じられません・・・」
かがみ「あはは、あんたらがそんなんでどうするのよ。そんなんじゃつかさも浮かばれないわよ?」
みゆき「・・・そうですよね。つかささんの分まで、私たちは精一杯生きましょう」
こなた「そだね、あたし達に出来ることはそれくらいだしね!」
こなた「じゃあそろそろ始めよっか。かがみ・・・お願い」
かがみ「オッケィ!じゃあ今年も楽しくやるわよ!」
かがみ・こなた・みゆき「「「柊姉妹お誕生日おめでとうびっくりパーティ!!」」」

かがみ「でも毎度思うけどこれあたしが言うのって変じゃないか?」
こなた「細かい事は気にしないもんだよ、かがみん」
かがみ「まぁ・・・いっか。最初はそのつもりだったしね」
かがみ (見てる?つかさ・・・あたし達はあんたの分も元気に楽しく、がんばってるからね)
かがみ (けどもしあたしがそっちにいったら・・・そしたら今度はずっと一緒にいようね・・・)

その日、かがみは心行くまで楽しみました。
二色のリボンで止めたツインテールを揺らしながら。
ツールボックス

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