ID:PrnDJvf2O氏:タイトル不明

その日、昼下がりにうたた寝したつかさの夢の中で、女神(なぜかみゆきの姿)は淡々と告げたのだった。
「つかささんの余命は、常人の数百倍の早さでどんどん減っていて、もう残りわずかしかないのです」
「ど、どうして? 女神さん、教えて! 何が原因で私の余命が減るの!?」
「こなたさんとかがみさんのボケとツッコミが成立するたびに、つかささんの余命は減ってしまうのですよ~」
「…………」


学校の廊下を歩いているこなたとかがみ。
「かがみんは、デジキャラットのうさだに似てるよネ」
「そ、そう?……雰囲気とか、紫ツインテールとか?」
「ウサギつながりだよ。かがみんは、寂しんぼさんのウサギだし」
「そんなんで似てる扱いなら、アンタのゆるさはデジコだろ!」

言いつつかがみが教室の扉を開こうとした途端、まるでガス爆発でも起きたように扉が吹っ飛ぶ。
「うひゃああッ!?」
二人は驚いて後ろに転倒する。転倒しながらも、片脚を高く蹴り上げたつかさが飛び出してくるのを確かに見た。
「なななな、なになにっ!?」

散乱する扉の破片。回転しながら着地するつかさ。リノリウムの床から靴底の焦げる匂いが立ちのぼる中、ゆらり、とつかさが佇立する。
「つ……つかさ?」
呆然としたかがみが、怖ず怖ずと最愛の妹の名前を呼んだ。それを受けて微笑むはずのつかさの顔は不自然なほど陰になって、双眸の位置にぎらついた光が燈っていた。

さすがのこなたも何かおかしいと気付いて、シリアスな顔でつぶやくが、
「おお!?……なにこの、穏やかな心を持ちながら怒りで目覚めたっぽい殺意の波動?」
「他人事のようにネタ混ぜた解説してる場合かっ!」
すかさずかがみが叫ぶ。

ゴゴゴゴ、という圧迫音を背負いながら、つかさは弱々しく、こふっ、と咳をする。
ぱたぱたっ、と粘性の高い血が、彼女の小さな口から飛び散った。
ぎり、と歯を噛み締めながらつかさは、喉の奥で何かをつぶやいた。

「つ、つかさ?……もしかして、死兆星が見えてる? 症状がトキに似ているよ」
「なんでアンタは、いまどきの高校生には分からない例えをするかなっ!?……てか、つかさってば、どうしたのっ? つかさっ? つかさ!!」
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