ID:5XEyR+rbO氏:背景姫

補足:安価は置き換えてあります



らき☆すた おとぎばなし

背景姫

とある日本関東地方に一人の女の子がいました。その女の子は背景のように美しかったので背景姫あやのと呼ばれてました。
背景は素晴らしいです。エロ同人でめちゃくちゃにされることも少なく、下手に人気が出て出る杭のように打たれることもありません。望ましいじゃないですか。
あやのは今日も健康的な生活を心がけ、自慢の額を磨いていました。
そんなあやのに忍び寄る黒い陰がありました。
この国の王女あきらは喋る鏡と会話していました。かがみではありません。

あきら王女様は何故だかしゃべる鏡に問いました。
「ちょっとぉ!鏡あんた聞いてんのぉ?この世で一番美しい凸なのは誰かって聞いてんのよ!」
他人から見たら鏡に話しかける変人ですね。しかしこのお城では王女様が絶対で王女様がルールです。
誰も気にしてないふりをしてます。
かがみ「そんなの峰岸に決まってるじゃない。凸の美しさは王女様の二倍以上よ」
かがみではありません。鏡なんです。
ツンツンした言い方にぶっちゃけむかついたあきら様はかがみ(リフレクトオブミラー)を燃えないゴミとして捨てました。哀れかがみん。
あきら様はヒューマンハンターみなみにあやの姫の暗殺を依頼しました。穏やかじゃないですね。

ヒューマンハンターみなみは優秀なスナイパーです。スパイナーではありません。
みなみはあの高良戦役で二千の兵をゴム銃で仕留めたハンターです。彼女が割り箸と輪ゴムを手にしたら半径二百メートルから人はいなくなります。最高にクールだぜ!みなみん。
みなみは命令に忠実です。さもないと情報連結を解除されてしまうからです。
みなみは背景姫ことあやのの背後をとり、彼女が人通りの少ない場所に行くまでストーキングしました。
場所はオレンジの夕陽が輝く無人の教室。
みなみはごっついサバイバルナイフを握ってあやのに襲いかかりました。

夕暮れの教室。
ナイフで襲いかかる。
なんだか死亡フラグが立っている気がしますが気にしてはいけまん。
みなみ「あなたを殺してあきら様の出方をみる」
どこかのヒューマノイドインターフェースみたいな台詞です。
あやの「凸の磨きが足りないです。 そして何より、
目 立 つ な 根 暗 !!!!」
背景であることは結構気にしていたようです。
あやの「みなみちゃん。あなたはとても優秀だったわ
で も 私 に は か な わ な い」
情報連結を解除されてサラサラになっているみなみに惨たらしい追い討ちの言葉をかけました。鬱憤が溜まっていたんですね。でも人にあたるのはいただけませんよね。
身の危険を感じたあやのは森に逃げ込みました。
あやのは森の中で小屋を見つけました。

森の小屋には二人の小人がいました。つかさとただおです。
この親子、一見仲の良い親子に見えますが、心の奥底ではとんでもないことを考えています。文章にするのも恐ろしいくらいです。
しかしあやの姫のMUSASIの背景も裸足で逃げ出す美しさにすっかり心奪われた二人はあやの姫を家に泊めることにしました。なんという都合のよさ。
そのころお城ではあきら王女様がブチ切れてました。Googleアースであやの姫が生きていることを知ったのです。
みなみのポンコツっぷりにイラついたあきら様はみなみの上履きに画鋲を入れてストレス解消を図りました。うわひっど。
大丈夫!みなみは蘇るさ!何度でも!

あきら王女様は二人目の刺客、まつりを呼びました。デケデンデケデン


あきら様がまつりを採用したのには結構深い理由があります。
なんとまつりは妹から借りた物を返さない、つまり借りパクを平気でできるふてえ根性の持ち主なのですよ。
まつりは光の速さであやの姫の立てこもる小屋へとたどり着きました。
まつり「パエリアパエリアムールガイ!!!」
ドラクエのパルプンテ並みに強力な呪文で小屋をブロークンしました。よかったスカじゃなくて。
つかさ「ああ、私達の家がバルサミコ酢!」
ただお「まつり!サフランはどうした!?」
しかしあやの姫も魔法の呪文には自信があります。
あやの「原作での私の出番>>>越えられない壁>>>>あなたの出番」
おぞましい呪詛の言葉です。まつりも負けてはいません。
まつり「みさおが喋っててもあんたには台詞なし(笑)」
あやの「田村ひより人物ファイル」
説明しよう!「田村ひより人物ファイル」とは、
読んで字のごとく田村ひよりのまとめた人物ファイルである。
ストーキングでもしたかのような詳しいキャラ説明が記されているのだが、柊まつりのページは存在しない。
まつり「わ、脇役のくせに……」
あやの「田村ひより人物ファイル」
まつり「うわああああああああああ!」
あやの「田村ひより人物ファイル」
まつり「がはあっ」
完全にトドメを刺されたまつりは動かなくなりました。田村ひより人物ファイル恐るべし。

あきら「つかえNEEEEE」
やっぱりお城で絶叫してました。


あきら様はついに自ら動くことにしました。残りの部下もパンティハンターみのるとかしかいないからです。
あきら様は安直に毒殺を計画しました。りんごに毒を盛ってあやの姫に食わせる。セオリー通りですね。
あきら「おいしいりんごはいかが?」
本来プライドの高いあきら様が凸だけの背景姫を相手にへりくだるなどあり得ないのですが、人は我慢できる生き物です。
あやの姫は普通にりんごをかじりました。くたばりました。
つかさ「ああ!あやの姫が!」
ただお「おおあやのしんでしまうとはなさけない」
小人(片方は小さくないですが)はあやの姫の体が腐る前に泉に沈めることにしました。
正直やめといたほうがよろしいかと思われます。
水中で腐ってどざえもんとなった死体は浮かび上がってすごいことになるからです。
いちにのさんで泉に放り投げた小人達でした。涙なんか流してません。
その時!泉から女神様「そうじろう」が姿を現しました……!

泉から轟音を立てて飛び出したのはそうじろう女神でした。女神でした女神でした女神でした女神でした女神でした。
泉だけにそうじろうです。
そうじろう「あなたが落としたのはきれいな背景ですか?それとも微妙にきれいな背景ですか?」
きれいな背景に嫉妬したつかさは微妙にきれいな背景と答えました。女の嫉妬って怖いね。
ただおは全裸のそうじろうを眺めてエレクトしてました。
あやの「ありがとうございました」
御都合主義的展開によって復活したあやの姫は少しビューティーレベルが落ちていましたが、
顔採点スレで九十点がもらえるレベルなので問題ありません。
ただおは全裸のそうじろうを眺めてエレクトしてました。
あやのはやはり身の危険を感じたので逃げ出しました。
後先が心配になったあやのはシナリオ帳をチェックしました。あやのはシナリオ帳通りに毒りんごをかじり、みさお王子様のKIISを待ちました。
せっかく助けてもらった命を易々と捨てるとかバカじゃねーの。
体が腐るのが先か、王子様のキスが先か。
ただおは全裸のそうじろうを眺めてエレクトしてました。


その頃、反乱が起きてあきら城は燃え盛ってました。あっついです。
みさお王子様はほうほうていの体で森に逃げ込みました。
そんなみすぼらしい格好のみさお王子様に魔の手が迫っていました。
みなみ「身ぐるみ剥がして木に吊し上げてやる……」
あつく燃えるヒューマンハンターみなみでした。
いわゆる落ち武者狩りってやつです。過去の家来は今のハイエナ。世知辛い世の中ですね。
みなみの凶弾(輪ゴム)がみさお王子様をミートにせんと迫りました。
刹那、凶弾は美しい背景ヒロインあやのによって遮られました。
あやの自身の体によって。
胸から深紅の血を流して倒れたあやの。息をするたびに血液が口からあふれます。絶体絶命です。
みさお「これは……あやの姫!何故……」
あやの「ひと目……王子様に……逢いたかった……ゴホッ」
みさお王子……通称背景王子はあやの姫に優しくキスをしました。初めてのキスは、鉄の味でした。

みさお王子は悔やみました。温室育ちの自分の弱さを、今にも死にそうな背景姫を前にキスすることしか出来ないもどかしさを。
みさお「助けてください!!助けてください!!」
痛切な叫びは誰かに届いたのでしょうか。
広い広い森の中で、一つの叫びは森の木々に吸い込まれ、消えていきます。届かないんです。
みさおは有り金と纏っていたすべてをみなみに捧げ、みなみはいずこへと消えました。
王子様でなくなったみさおは冷たくなったあやの姫を土に埋めました。素手で、マメ一つない手をぼろぼろにしながら。


みさおはその後遠い国に旅立ち、山あいの小さな村で静かに、独りで暮らしていました。

ある日、粗末な家のドアがノックされました。みさおはゆっくりとドアを開きました。

あやの「久しぶりだね。みさお王子様」

驚きです。森に埋めた筈のあやの姫は再びみさおの前に現れたのです。
みさお「私はもう……王子様じゃねーよ…」
あやの「私の中では、あなたはずっと王子様ですよ。それじゃあいけませんか?」

ふたりは、背景より美しいキスをしました。


めでたしめでたし。


そうじろう「いやーただおさんが背景姫を連れてこなかったら危なかったよー」
ただお「いやいや、私はあなたに逢いたい一心で駆け抜けましたから」
みゆき「このみゆき様の出番は!?」







おまけ

ゴミ捨て場をさまよっていたかがみ(リフレクトオブミラー)は運命の出会いをしました。
同じく捨てられていた父親、ただお車(ケーなんとか)です。
ただお「かがみ!」
かがみ「お父さん!」
再開を果たした親子は恥も忘れて抱き合い泣きぐずりました。美しい家族愛です。凸なんかよりも美しいに違いありません。
二人の「者」であった二つは「物」に戻り、共に大地に朽ち果てました。ゆっくり……ゆっくりと。
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