ID:C9lymNNm0氏:盲目つかさ

つかさ「お姉ちゃんおはよー」
かがみ「はやくしなさい、遅刻するわよ」
つかさ「うん、イタッ!」
かがみ「椅子にぶつかるなんて相当寝ぼけてるわね」
つかさ「えへへ…(あれ…?)」

かがみ・つかさ「行ってきまーす」
かがみ「今日こなたがさー…つかさ水溜まり!」
つかさ「え?」ボチャッ
かがみ「もう、ちゃんと下見なきゃだめよ」
つかさ「うん(目が…かすんで)」

―盲目つかさ―

つかさ「ゆきちゃん今日の授業のノーと見せて?」
みゆき「どうしたんですかつかささん?」
つかさ「うん、ちょっと」
みゆき「はいどうぞ、帰りまでに返してくれればいいので」
つかさ「ありがとうゆきちゃん」

つかさ「(うぅ・・・ゆきちゃんの字小さくて見えないな・・・)」

つかさ「ねぇこなちゃん今日のノーと見せて」
こなた「なに、つかさが寝てたなんて珍しい」
つかさ「えへへ、寝てはないんだけどね」
こなた「私書いてないところあるからみゆきさんに見せてもらえば?」
つかさ「えっと、その、ゆきちゃんに悪いかなと思って」
こなた「?・・・まあいいや、はい」
つかさ「ありがとうこなちゃん」

かがみ「今日アニメイト行くけどこなたも行く?」
こなた「うん行く」
かがみ「つかさも行くわよね」
つかさ「う、うん」

かがみ「あれつかさ、いつも買ってる漫画の新刊出てるけど買わないの?」
つかさ「うん、今月はちょっと節約しようかなと思って(漫画の字が読めなくなちゃったなんて言えないよね・・・)」
かがみ「ふーん」
こなた「私も買うから今度貸してあげるよ」
つかさ「え、いいよそんな」
こなた「なんか最近つかさ変だよ」
かがみ「家でもずっと暗いのよねぇ、どうしちゃったの?」
つかさ「ううん、なんでもないの。私先帰ってるね」
かがみ「あ、ちょっとつかさ」
こなた「なんかあるね」
かがみ「こなたもそう思う?」


つかさ「あ、ごめんなさい」
おじさん「チッ」
つかさ「(視界が狭くなった気がする・・・)」
つかさ「ふぅ、そうだ点字ブロック」
つかさ「こんなにいいものだと思わなかったよ」

つかさ「ええと、次の電車は・・・うぅんよく見えないなぁ」
放送「2番線・・・」
つかさ「あ、これだ、良かった放送があって」
つかさ「でもだんだん目が悪くなってる気がするな・・・どうなっちゃうんだろう私・・・」

つかさ「ねぇお母さん」
みき「なあにつかさ」
つかさ「あのね・・・」

みき「なんでもっと早く言ってくれなかったの?明日眼科行きましょう?」
つかさ「うん、ごめんなさい」
つかさ「でもみんなには迷惑かけたくないからまだ言わないで?」
みき「わかったわ、何か不便なことがあったらお母さんに言ってね?」
つかさ「うん、ありがとうお母さん」

かがみ「ただいまー」
みき「かがみ帰ってきたわね」
かがみ「つかさー何で先帰っちゃうのよ」
つかさ「えっと・・・」
みき「まぁいいじゃない、つかさだっていろいろあるのよ」

こなた「はい泉ですけど」
かがみ「もしもしこなた?」
こなた「あぁかがみ、何かわかった?」
かがみ「やっぱり変なのよねぇ、お母さんが何か知ってるみたいだけど」
こなた「聞いてみたの?」
かがみ「いや上手く流されちゃってね」
こなた「明日直接聞いてみようよ」
かがみ「そうね」

かがみ「おはよー、あれ?つかさ早いわね」
みき「ごめんねかがみ、今日ちょっとつかさ学校休むのよ」
かがみ「どうして?」
みき「ちょっと調子悪いっていうから病院行ってくるわ」
かがみ「ふーん、わかった」

かがみ「行ってきまーす」
みき「行ってらっしゃい」
つかさ「お母さんさっきはありがとう」
みき「いいのよこれくらい、そろそろ出かけるよ」
つかさ「うん」

かがみ「おっすこなた」
こなた「おはようかがみんってあれ、つかさは?」
かがみ「なんか調子悪いみたいで病院行くってさ」
こなた「なんだ・・・でもますますあやしいね」
かがみ「そうね、ちょっと前からずっとおかしいし、大きな病気とかじゃなきゃいいけどね」
こなた「だね・・・」
みゆき「どうなされたんですか二人して」
こなた「みゆきさんおはよう」
みゆき「つかささんはお休みですか?」
かがみ「そうなのよ」
こなた「最近つかさがおかしいんだけど、みゆきさん何かわかる?」
みゆき「確かに少し様子が変でしたね、でもよく見ていなかったのでなんとも・・・」
こなた「そっか・・・」
みゆき「すいません力不足で・・・」
かがみ「いいのいいの、気にしないで」

みき「先生どうだったんですか」
医師「少々言いにくいのですが・・・」
みき「あの、この子を同席させても大丈夫ですか」
つかさ「いいのお母さん、覚悟はできてるから・・・」
みき「・・・わかったわ、先生お願いします」
医師「つかささんは・・・失明の恐れがあります」
みき「!」
つかさ「・・・」
みき「どうにかなるんですか先生!」
つかさ「落ち着いてお母さん、私もそんな気がしてたから」
みき「つかさ・・・」
医師「手術をすれば失明は逃れられるかもしれませんが極めて珍しい例ですので・・・」
みき「・・・」
医師「この病院ではその手術を出来る医師がいないので大学病院のほうへ移ってもらいます」
みき「そうですか・・・」

かがみ「お母さんご飯まだー」
みき「ごめんごめん今作るから待っててね」
かがみ「どうしたのお母さん?」
みき「うん、ちょっと疲れてるみたい、心配してくれてありがとね」
かがみ「今日病院行ったんでしょう?つかさどうだったの?」
みき「ああそうそう、つかさ明日も学校休むから」
かがみ「え!?」
みき「帰るのは夜になっちゃうかな、遅くなるようだったらご飯自分で作って食べてね」
かがみ「つかさそんなに悪いの?ねぇ」
みき「・・・」
かがみ「教えてくれたっていいじゃない、家族でしょ!?」
みき「・・・」
かがみ「・・・お母さん・・・泣い・・・てるの・・・?」
みき「ごめんなさい、ちょっと休むわ、ご飯はいのり達に作ってもらって」
かがみ「あ、おかあさ・・・・・・」

こなた「そう、つかさ今日も休みなんだ」
みゆき「どうなされたんでしょうね」
かがみ「お母さん・・・泣いてたの」
みゆき「え?」
かがみ「泣くほどつかさの病気がひどいってことよね・・・」
こなた「つかさ死んじゃうの?」
かがみ「・・・」
みゆき「泉さんそれはいけませんよ!」
かがみ「・・・」
みゆき「まだ病気と決まったわけじゃないんですし、そうだ、何科に行かれたんですか?」
かがみ「わからない、ただ病院に行くとしか」
みゆき「そうですか、それで少しは分かると思ったのですが・・・」
かがみ「夜まで帰ってこないんだって・・・」
みゆき「それでは、遠い病院ということでしょうか・・・」
こなた「東京の方とか?」
みゆき「はい、大きな病院へ移されたと思います」
かがみ「そう、ありがとねみゆき」
みゆき「いえ、これくらいしか出来なくてすいません」

ただお「今日は私もついていくよ」
みき「ええ、あなた」
ただお「神社はいのりに任せよう」
みき「そうね、あの子になら話しても大丈夫よね、もう大人なんだし」
つかさ「うん・・・でもかがみお姉ちゃんには心配かけたくないから・・・」
みき「わかったわ、ほら手つないで」
つかさ「うん」


医師「これはあまり見ない例ですね、しばらく様子を見てみましょう」
みき「はい」
医師「日常生活に影響がなければしばらくは通院でいいのですが、どうですか」
つかさ「なんとか・・・大丈夫です」
医師「そうですか、ではお母さん、しっかりつかささんをサポートしてあげてください」
みき「あの先生、学校は・・・」
医師「うーんそうですねぇ、しっかり教師や生徒に理解してもらえればいいのですが・・・」
みき「ですが・・・」
医師「できれば盲学校への転校をお勧めします」
だたお「つかさ、その辺はどうだい」
つかさ「転校は・・・いや。でも、みんなに迷惑かけたくないし・・・」
医師「隠しておくのはあまり良くありませんよ、話せば皆親切にしてくれるでしょう」
つかさ「でも・・・」
みき「初歩的なことを聞きますが、手術をすれば良くなるんですか?」
医師「ええ、食い止めることは出来るでしょう」
つかさ「だったら手術まではみんなには言わないで」
みき「つかさ、それでいいの?」
医師「本人が大丈夫というなら今まで通り学校には通えるでしょう、しかし」
つかさ「大丈夫です!」
ただお「つかさ・・・」
医師「・・・では一週間に一度、来てください。休みの日がいいですよね」
みき「それでお願いします、今日はいろいろとありがとうございました」
医師「はい、気をつけてくださいね」

かがみ「おはよーつかさ」
つかさ「お姉ちゃんおはよう」
かがみ「今日は学校行けるのね」
つかさ「うん!」
かがみ「なんか凄い嬉しそうね」
つかさ「えへへ、そうかな」

みき「つかさ、気をつけてね」
つかさ「うん、行ってきまーす」
かがみ「・・・」
つかさ「お姉ちゃんどうしたの?」
かがみ「つかさ・・・」
つかさ「ん?なに?」
かがみ「どうだったの病院は?」
つかさ「ううんたいしたことないから大丈夫だよ」
かがみ「そう(今一瞬悲しそうな表情してたわね、あまりこの話をするのはよくないか・・・)」
つかさ「あ!イタタ」
かがみ「どうしたの?」
つかさ「ちょっと足首ひねちゃった、お姉ちゃんちょっと掴ませて」
かがみ「いいわよ(今の本当かしら・・・)」

かがみ「というわけよ」
こなた「うーん、顔色も悪くないしもう元気になったのかな?」
みゆき「そういうわけではないと思います」
こなた「みゆきさん何かわかるの?」
みゆき「そうですねぇ、私が思うには体の病気というよりは首から上に問題があるかもしれませんね」
かがみ「首から上・・・」
みゆき「はい、脳や神経など」
こなた「うーんわかんないや、一見つかさも普通だし問題ないんじゃない」
みゆき「そうだといいのですが」
かがみ「いつもありがとねみゆき」
みゆき「いえ、何か困っていたら助けてあげてくださいね」
かがみ「もちろんよ、ねこなた」
こなた「うん」


みゆき「つかささん、大丈夫ですか?」
つかさ「え?」
みゆき「いえ、授業中ぼーっとしていたみたいなので」
つかさ「そ、そうかな」
みゆき「はいどうぞ」
つかさ「ノート?」
みゆき「手元があまり動いていなかったので」
つかさ「え、でも」
みゆき「では」
つかさ「あっ、ゆきちゃん待って・・・」

つかさ「(貸してもらったけどどうしよう・・・)」ペラ
つかさ「(あれ、字が大きめに書いてある・・・ゆきちゃん・・・)」

屋上
つかさ「ゆきちゃんごめんね急に」
みゆき「いえ、こちらこそすいません」
つかさ「え?」
みゆき「あ、いえ、それで何か相談事でしょうか?」
つかさ「うん、その・・・・・・」
みゆき「・・・」
つかさ「知ってたの・・・」
みゆき「・・・はい・・・・・・すいません今まで気を使わせてしまって」
つかさ「いいの、ゆきちゃんが謝ることないよ」
みゆき「つかささん・・・自分ひとりで抱え込まないでください」
つかさ「・・・」
みゆき「話せば皆助けてくれますよ?」
つかさ「・・・うん」
みゆき「どうしてこの事をかがみさん達には黙ってているのですか?」
つかさ「迷惑・・・かけたくないから」
みゆき「誰も迷惑だなんて思いませんよ、大切な友達、大切な妹が苦しんでいるのに」
つかさ「でも・・・みんな受験勉強で忙しいし私のせいで受からなかったらってことになったら」
みゆき「今のままでは余計心配をかけるばかりですよ?」
つかさ「そう・・・かな・・・」
みゆき「かがみさん凄く心配していました、お互いのためにも話したほうがいいと思います」
つかさ「・・・うん」
みゆき「話してしまえばきっと気持ちも楽になるでしょう」
つかさ「でも・・・どうやって話せばいいかわかんないよ」
みゆき「そうですねぇ・・・」
キーンコーン・・・

みゆき「そろそろ戻らないと授業に遅れてしまいますね」
つかさ「うん、あ、さっきのノートありがとね」
みゆき「これくらいしか出来ないので、困ったことがあったら何時でも言って下さい」
つかさ「ありがとうゆきちゃん」
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