ID:gMfjXwKpO氏:らし☆すた

---誰かがずっと謝っている気がした

女の人の声
さっきからしつこいわね
何をそんなに謝ってるんだか
謝られる方だって
これだけ謝っているのだから
許してやればいいのに
取り返せないミスなんてない
もういい加減許してやればいいのに…

「アキラ、そろそろ着くぞ」
あたしは小神あきら
親の仕事の関係で、ここ、雛見沢に来て3週間になる
コンビニもファミレスもなくて、はっきりいって居心地サイアク
まあ、こんな辺鄙な場所に何の期待もしてなかったけど

新幹線やら電車やらを散々乗り継ぐこと数時間
そこからさらに車で山道を
そんな辺境に、雛見沢はある
らっきー☆ちゃ○ねるの収録で二日間都会に戻ったけど
案外嬉しくないものね
なんだかんだで、私はここでの生活も悪くないと思っているのかもしれない

「いってきまーす」
「あ、アキラ?つかさちゃんにお漬物ありがとうって伝えといてねー」
「覚えてたらね」

待ち合わせに遅れるとうるさいのもいる
軽く生返事をして家を出た

「あ!アキラちゃーん!おっはよー!!」
こいつがさっきも話に出たつかさだ
料理がとてもうまくておっとりしたやつ
得意料理はバルサミコ酢を使った料理らしい
「相変わらず早いわね。たまには私みたいに寝坊しなさいよ」
「私がお寝坊したら、アキラちゃん待たせちゃうじゃない」
なんとも憎めないいいやつだわ
もうかわいさ余って憎さ百倍よ
「その時は置いてくわ」
「えぇっ!?」
「当然よ。さくさくきりきり置いてくわ」
「アキラちゃん…
 どうして冷たいんだろ…だろ?」
ったくまたすぐ本気にして
「嘘よ。あんたが来るまで待っててあげるわよ。うるさいわね」
「わわ… あ、ありがと…」
こっちまで恥ずかしくなるそういう反応、いい加減やめてほしいわ
「こらーー。二人とも遅いー」
「こなた!?」
「わぁ、こなちゃんおはよー!」
「おはよっつかさ!アキちゃんは何年ぶりだっけ?」
「…二日よ」
このふざけた泣きぼくろがクラスのリーダーなんてホント納得いかないわ
最年長でも、無駄に年食ってるわね

この雛見沢は本当に小さな村
クラスも一つしかないし学年も制服もばっらばら
都会にいた頃じゃ考えられないわ
「あ」
なによこなた
アホ毛にようやく気付いたか
「アキちゃーん。どうぞー」
「なに?気持ち悪いわね」
ってこれは
教室の戸は少し開いていて
その隙間には黒板消しが挟めてあった
「はんっ。こんなあからさまな罠で私をはめようなんて100年早いわ」
しかし戸に手をかけようとする刹那、なにかを感じ取った
黒板消しはフェイク
急いで戸の取っ手に目をやると
そこには画鋲がこれでもかと配置されていた
ツールボックス

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