『memories』
こなたが向こうの世界に逝ってしまって、明日で丸2年。
私、柊かがみは何とか法を扱える大学に入学出来た。
しかし、家も家だ。お金が無い。
似合わないかも知れないがコンビニでバイトを始めた。
私は今を生きる事が精一杯でこなたの事なんか頭になった……
後15分で終わる。
そう思ったとき、小学3年生くらいの女の子が私のレジに来た。
か「いらっしゃいませー」
何でだろう?この子とは初対面なのに何処か懐かしい香りがする。
か「315円になりますー」
そう言えば、この子、両手にチョココロネを3つ……
!!こなた……!
アホ毛や、ロングヘアーでは無いが、その子からこなた…泉こなたのオーラを感じる。
私は初めてバイト中に崩れ落ち泣いた。
『お姉ちゃん、どたの?』
あぁ、何もかも懐かしい。
一度は「もう!あっち行ってよ!顔なんか見たくもない!」
なんて言っちゃったけど、こなたが死んでからこなたは私にとって大切な人だなと思う日が続いた。
“本当の大切さは、居なくなってから知るんだ”
って有名なミュージシャンが言ってたよね…
店長と一緒に入ってた人が私を心配して気遣ってくれて私は早く上がった
後で店長に話を聞くと、私は小さな声で
「お帰り………こなた…」
と呟いてたそうだ。
最終更新:2007年07月18日 17:51