ID:MMBLARIN氏:第十六回コンクール作品レビュー(ネタバレあり)

「おっす、こなた」
「あ、いらっしゃい。かがみん」
「何見てるの?」
「これ?らきすたの二次創作SSのコンクール作品だよ。私も投稿したんだよね」
「ふ~ん、あんたこういうのも見るのね。本業の作家の方は大丈夫なの?」
「まぁ、ぼちぼちねー。かがみんも読んでみなよ」
「え?私はいいわよ」
「そんなこと言わずにさー、ほら!!」
「こら、顔をディスプレイに押し付けるのはやめろ。余計見えないじゃないの」

「どう?」
「ま、まあまあ面白いじゃない」
「でしょ?じゃあ早速レビューを始めよっか!実はそのためにかがみんを呼んだんだよね」
「ちょっと!聞いてないわよ」
「細かいことは気にしちゃダメだよ。じゃあいきましょー」




エントリーNo.01『かなちまった夢?』

「夢オチ…と見せかけての正夢オチか…」
「正直、みんな出世し過ぎ…と思わなくはないわね」
「まあね。でも4人の関係は変わってないって言うのがポイントだよね」
「将来、社会的地位が変わっていってもこんな風な素敵な関係が築けたらいいわね」
「ちゃんと最初と最後で原作ネタを入れてきれいにまとめてあるのも評価高いよ」
「顔文字には賛否両論あると思うけど、原作ネタのところだけ使うというメリハリがあるから私的にはアリね」
「ところでさ…」
「ん?」
「かがみがもし本当に総理大臣になったとしたら、児○法だけは…」
「知らないわよ」


エントリーNo.02『Daydreamer』

「7巻収録予定の原作ネタだね」
「私は正直、コミックス派だから分からなかった部分もあったわ。原作を読んだらまた評価は変わると思うけど」
「二次創作のSSは原作による共通認識がないと通じない部分も多いからね。特に、キャラクターに関しては知ってるか知ってないかで作品の評価は全然変わってきちゃうよね。それを補って説明を増やすと、テンポの良さが犠牲になるし」
「珍しくまじめに語ってるわね」
「ま、一応作家だしね。それに二次創作についてはコミケでも話題になること多いし」
「はいはい、結局そこに行きつくわけね」




エントリーNo.03『うたたねの間に』

「これがこなたの作品?」
「うん、そうだよー。みゆきさんの一人称に苦労したんだよね」
「ふ~ん、じゃあ次いこっか」
「うわ、かがみん冷た!!!」
「自分で書いた作品にレビューはできないでしょ?」
「う…確かにそうだけど」


エントリーNo.04『寝てろっ!』

「カオスね」
「カオスだね」
「でも確かに夢ってこんな感じよね。脈絡も突拍子もないことが次々起こるというか」
「カオスを書くのも難しいよね」
「そうね。全くの意味不明でも面白くないし、適度に笑わせることのできるカオスって言うのは意外に難しいわよね」
「その点、この作品はその部分がすごくうまいというか、センスなのかな?」
「こういうのを書くとき、考えてやってるのか、それとも頭の中にスラスラ浮かんでくるのか、気になるところではあるわね」



エントリーNo.05『夢の未来へ』

「無限ループって怖くね?」
「ループも、そうだけど、読んでると時折夢なのか現実の話なのか分からなくなってくるのも怖いわね。たんたんと物語が進んでいくのも怖さの演出としていいわね」
「構成が複雑だから、頭使って読んでないとこんがらがるね」
「そうね。その分、地の分の説明がちょっと多かったのが気になるわね」
「予知夢を見る能力はゆーちゃんがそれを望んだからってなってるけど、ループの方はどうなのかね?それがはっきりしてたらすっきりまとまったんじゃないかな?」
「でも、分からないからこその恐怖というか薄気味悪さはあるから、結局は好みの問題じゃないかしら」


エントリーNo.06『あなたが欲しい』

「これも分類としてはホラーかしら?」
「でも、ところどころに笑いがあるし、救いもあるからNo.05とはだいぶ趣が違うよね」
「そうね。それに、みゆき達の現実世界と、私とつかさの夢の世界を並行してうまく進めているから読みやすいわね。こういうのはなかなか難しいものだけど…」
「私としてはそれより、みゆきさんに百合属性があったことのほうが興味あるんだけど…」
「あのなぁ。二次創作なんだから真に受けるなよ」




エントリーNo.07『伝えたいこと』

「会話のテンポが良くてすごく読みやすいわね」
「そうだね。最初の方は話だけだと怖いはずなのに、スラスラ読めるのはオチがある程度分かるのもそうだけど、会話を見てるのが楽しいって部分が大きいよね」
「多くの登場人物が出てくるのに、しっかり誰のセリフかがわかるって言うのは、かなり技術もいるし、キャラの特徴をしっかりつかんでいないとできないわね」
「ストーリー、テンポ、そしてちょっとしんみりするラストと、僅差の副賞も納得の良作だね!」


エントリーNo.08『雨だれ』

「つかさとみなみちゃんの組合せって珍しいね」
「そうね。それでも自然に書けてるのはキャラをよく理解している証拠ね」
「曲を連想させるような静かな文章だけど、ストーリーにぐいぐい引き込まれるよね」
「続きが気になるっていうのも大きいわよね。展開が二転三転するのに最後はきれいにまとめているのはすごいと思うわ」
「モチーフになった曲も気になるね。聴いてみようかなー」
「へ~、あんたアニソン以外も聴くんだ」
「なんて失礼な!あんまり聴かないけど…」



エントリーNo.09『明けない夜が来ることはない』

「すごいよね」
「うん、すごいわね。なんたって大賞だからね」
「文章自体も頭ひとつぬきんでてる感じだけど、実在する書物の説明とか、状況に応じた引用とかがすごいんだよね」
「大学進学、っていう人生での大きな転機を説得力を持って書いてることも作品の価値を高めてるわね」
「誰もが悩む時期での葛藤、そしてそれを乗り越えるっていう過程がしっかり書かれてるからね」
「考えさせられる人も結構多い作品なんじゃないかしら」


エントリーNo.10『いつまでも』

「ホラーかと思わせて、ほのぼのした話かと思ったら…」
「こういうギャップを使うことで、恐怖も倍増するよね。持ち上げてから落とすというか」
「少し短すぎたのが残念ね。まあSSってそういうものだけど…」
「うまくまとまっているけど、もう少し読みたかったかなって思っちゃうよね」



エントリーNo.11『夢と言う奴は』

「これもカオスね」
「適度に都合がよくて、変なところで都合が悪いってのはよくあるよね」
「夢の中でこれは夢だって気づいちゃうのもたまにあるわね」
「寝るときには授業中だったはずなのに、最後は同窓会ってことになっちゃってるのは少し気になるね」
「それも含めて夢だってオチなんじゃないかしら」



「以上、今回は11作品でした」
「大賞と一票差の副賞に3作品と今回かなり僅差の接戦だったわね」
「方向性の違う作品が多かったから票がバラけたのかもね」
「そうね。バラエティーに富んでて読んでてかなり面白かったわ」
「作者、読者、運営のみなさん、お疲れ様でした。また次回のコンクールで会いましょー!!」





「っていう夢を見たんだけど」
「知らないわよ。ってか意味不明すぎるわ!」



おわり



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