ID:paz2DgI0氏:わいるど☆あーむずLS

 眠い。ただひたすらに眠い。
 泉こなたは必死に睡魔と戦っていた。
 今寝てしまえば、確実に黒井先生のゲンコツをもらうだろう。
 何とか気を紛らわそうと周りを見ると、友人のつかさがウトウトと舟をこいでいるのが見えた。
 そして、授業中の居眠りなど今まで見た事がない、もう一人の友人であるみゆきまでもが、眠そうに欠伸をしていた。
 みゆきさんまで眠いなら仕方ないやと妙な言い訳を自分にして、こなたは睡魔に負けることにした。

 僕を手に取って。

 何か、声が聞こえた気がした。

 僕の引き金の引けるのは、多分キミだけなんだ。

 何を言ってるのか分からない。眠いんだから、大人しく寝かせて。
 こなたはしっかりと目を瞑り、深い眠りに落ちていった。


- わいるど☆あーむずLS プロローグ -


 いつか、この砂の大地が緑に染まればいい。
 いつか、誰もが笑顔でいられる世界になればいい。
 それは、そんな無邪気な願いだったはず。
 夢想することでここらが安らぐ、ささやかな幸せだったはず。

 どこで、おかしくなったのだろう?
 誰が、こんなことを願ったのだろう?

 少女の目の前に広がるのは、緑の災禍。
 聖女の目の前に広がるのは、力だけの世界。

 こんなはずじゃない。
 そう思っても、誰にも…自分にすら止めることは出来ない。

 願うことは唯一つ。
 どうか、この悪夢に終焉を…。

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