1レス物8P

 もってい~け♪
その夜、かがみの部屋で携帯電話が鳴った。
「はーい、もしもし。こなた?」
「かがみ……」
「何よ暗いわね。ゲームのデータでも飛んだのかー?」
「私もう……どうしたらいいか、わかんなくて……」
「ちょ、ホントにどうしたのよ?」
「お願い……助け」
ブツッ
「? こなた? こなた!?」
かがみは思い出す、最近こなたの様子がおかしかったことを。
話しかけても上の空で、ボーとしていることが多かった。
なにか悩んでいるのではないか、みゆきがそう言った時、どうせ大した事じゃないと、

笑い飛ばした。
気付けなかった、気付こうとしなかった、友達なのに。
かがみは何も持たず部屋を飛び出し、こなたの家へと向かう。暗い夜道を、自転車に

乗り全速力で。


「ってなわけで、どうしようか悩んでたんだけどさ、アニメの録画時間被る分かがみに入

れてもらえばいいじゃーんってね」
「ほほう……それで、なんであの電話になるんだ?」
「んーなんとなく?」
悪びれる様子もなくこなたは言う。いや、こなた側としては何も悪いことをしたつもりは

ないのだ。
お願いするために電話をしたら、かがみが勝手に飛んできたのだから。
「なんで、途中で切ったのかしら……?」
「あーあれね、あれはね携帯の電池が切れたんだよ~。家からかけ直しても出ないから

困っちゃってね」
そこでこなたは、ビデオテープとメモを差し出す。
「てことで、はいこれ。入れるテープと時間書いたメモね。野球とかでずれないの選んど

いたから――ってかがみ?」
「ふ、ふふふふふ。そう……そうなの……それで、ね……ふふふふふ……」
「かっ、かがみ様……?」
俯いていたかがみは、ゆっくりと顔を上げる。
地獄の閻魔か、世界を滅ぼす魔王か。
「ちょくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

哀れな少女の叫びが、夜の闇へと消えていった――。

 


-暖かくなってきました-

かがみ「…ふぅ」
こなた「ん、何?悩み事?」
かがみ「え、いや、そんなんじゃなくってね…わたしって恵まれてるなって思って…」
こなた「ふーん…例えばどんな風に?」
かがみ「そりゃもう、つかさが妹でこなたが嫁でみゆきが愛人。もうなんてーか、ハーレムよね」
こなた「………春だねえ…」



みさお「別にそっちの気はねえんだけど、名前上がらねってのは悔しいよな」
あやの「あら。みさちゃんは名前出なくて当たり前よ」
みさお「な、なんでだよ…?」
あやの「だってみさちゃんは、わたしの愛人だもの」
みさお「…さ、やる事無いし帰ろっかな」
あやの「…うぅ…そんな冷たいみさちゃんも好きよ…」


こなた「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」
かがみ「ちょおまっ! なんて格好してるのよ!」
つよし「お巡りさん、あそこです!」
警察官「コラー! 君っ! わいせつ罪で逮捕だ!」
こなた「うわっ」
かがみ「ち、違うんですお巡りさん! これはあれこれこういうわけでしてぇ──」
つかさ「なんでお酒も飲んでないのに、こなちゃん服脱いじゃったの?」
みゆき「いえ、お酒を飲んだからと言って、服を脱ぐとは限りませんが・・・」
つかさ「そっかー」
かがみ「まったく! 私が居たから良かったものの、ホントだったら捕まってたんだからね!」
こなた「一人じゃこんなことしないよぅー」
かがみ「とにかく、もう二度と人前でこんなことしないことっ! 分かったらさっさとスカート穿きなさいよね」
こなた「うぅ・・・そんなに怒鳴らなくったって良いじゃん・・・」
つかさ「まるで親子」


-よく分からない二人-

こなた「んっふっふー。大漁、大漁」
かがみ「また、豪快に買い込んだわねぇ。アンタ一体、趣味関係に今まで幾ら注ぎ込んだのよ?」
こなた「かがみ…キミは今まで食べたポッキーの数を覚えているかい?」
かがみ「四千七百三十六箱」
こなた「………参りました」
かがみ「嘘に決まってるでしょ。そんなの一々数えてないわよ」
こなた「…う…うわ~ん、ばか~…かがみの嘘つき~…」ポカポカ
かがみ「あははは、ごめんごめん。痛いって、こなた~」


つかさ「えーっと…なんなんだろ…?」
みゆき(…なるほど)


-さらに分からない二人-

つかさ「ちょっと流行って、すぐ使わなくなった言葉っていっぱいあるよね…ほら、イナバウアーとか」
みゆき「そうですね」
つかさ「クラスの子から聞いたんだけど、アレって技を作った人の名前なんでしょ?」
みゆき「はい、時の戦国武将、稲葉右安ですね」
つかさ「………嘘だよね?」
みゆき「はい、嘘です」
つかさ「………」
みゆき「あ、あれ…?」


つかさ「………」ムッスー
こなた(いや、つかさ怖いって…)
みゆき(うう…なんでこうなるのでしょう…)
かがみ(…なれない事するから…)


-冷蔵庫-

かがみ「『あたかも』を使って文を作りなさい、ね…さ、やってみて」
こなた「冷蔵庫にプリンがあたかもしれない」
スパーンッ!!
かがみ「…古いネタやってないで、真面目にやれ」
こなた「…うぅ…スリッパ結構痛い…」


その夜
ゆたか「ねえ、こなたお姉ちゃん。冷蔵庫に入れてた、わたしのプリン知らない?」
こなた「…え?」


かがみ「まさかホントにあるとは」モグモグモグ


album

「そ、それは勘弁してください」
「いいじゃないの、みなみちゃん。かわいいわよ」
「そうだよみなみちゃん、恥ずかしがることないよ」
私は今大変困っている。それは10分前から始まった。

「こんにちわ、みなみちゃん」
「みなみさん、こんにちわ」
私がゆたかと部屋でおしゃべりを楽しんでいると、私の家にみゆきさんとその母ゆかりさんが遊びに来た。
ゆかりさんは母とリビングでおしゃべりを始め、私達三人はその横のソファでおしゃべりを始めた。
昔の話をしていたゆかりさんと母はあろうことか私の昔のアルバムを持ってきて広げた。そしてそれに気づいたゆたかが興味心身に覗き込み、それにつられてみゆきさんもアルバムを見始めて、私は大変恥かしい思いをしている。母とゆかりさんがまたページをめくった。
「あ、これはみなみが幼稚園に入ったときの写真ね」
「このころ、ほんとにみなみちゃんとみゆきはべったりひっついてて仲がよかったわね~」
写真には私が幼稚園の服を着て、みゆきさんに甘えている様子が写っていた。私はさらに顔が赤くなった。
「みなみちゃんって高良先輩が大好きなんだね」
「うふふ、懐かしいですね。今ではこうして甘えてくれないのが少し寂しいですけどね」
そしてまページがめくられた。そこには泣きじゃくる私の写真があった。
「みなみちゃん、泣いてるね。何かあったんですか?」
ゆたかが母に聞いた。
「これはみなみがおもらしをしちゃって泣いちゃったときに取ったのよ」
「そ、そうなんですか」
ゆたかはそれを聞いて苦笑している。私は今すぐこの写真のように泣きたい気分になった。…もう勘弁してください。
「小さいころのみなみさんはよく泣いていましたね」
みゆきさんからさらに追い討ちがかけられた。…はぁ、もうどうにでもしてください。
私は小さなため息をついて、窓の外に目を向けた。そこには小鳥羽を伸ばし飛んでいる一面の青空が広がっていた。
私の隣ではまたページがめくられたようだ。
「あ~、この写真、懐かしいわね~」
あ!その写真は!これ以上はヤバイ…なんだか色々な意味で…
「その写真はですね…」
みゆきさんが写真の説明を始めた。…そ、それは本当にやめて…。
私はいつか泉先輩と一緒にみゆきさんのアルバムの鑑賞会を行おうと心に誓った。


こなた「今日も雨か・・・」
つかさ「こなちゃん元気無いね」
こなた「この時期になると、あの子を思い出すなぁ」
つかさ「・・・誰?」
こなた「昔さ、小学生の2、3年位の頃に犬を飼ってたんだよ。」
かがみ「へぇ、なんてゲームで?」
こなた「育成ゲームじゃないよ!本当に飼ってたんだって!」
かがみ「・・・・・意外ね」
こなた「私その犬をそれはもうしっかり育てたよ。学校が終わったら毎日走って帰って真っ先にその子に話しかけてあげるんだよ。ホント、かわいかったなぁ・・・」
つかさ「それで、どうなったの?」
こなた「ちょうど梅雨の時期の今日みたいな日に散歩に連れていったんだけどね、・・・・・・まぁ、その、私の不注意で、車に・・・・・・」
かがみ「そんなことがあっただなんて・・・・」
こなた「思えば、私がお父さんの影響を酷く受け始めたのもその頃からだったかなぁ」

 

 

そうじろう「で、それがこいつ、ラッキーなんだ」
ラッキー「ワン!」
こなた「私の不注意で車に愛着を感じるようになっちゃって」
つかさ「スゴーイ、カワイイー☆」
かがみ「車を運転する犬なんて世界中探しても居ないんじゃない!?」
そうじろう「カワイイー☆」


-互いの想い-

そうじろう(…俺達ももう高校生だ。今日こそきっちり告白して、幼なじみという関係に終止符をうつんだ)
かなた「なに、そう君?大事な話って」
そうじろう「…俺がオタクでギャルゲ好きなのは知ってるな?」
かなた「ええ、痛いくらいに」
そうじろう「それはな、実はお前のせいなんだ」
かなた「…え?」
そうじろう「お前が振り向いてくれないから、俺はギャルゲ好きな男になったんだー!」
かなた「………え」
そうじろう(やば!滑ったか!?)
かなた「あ、あれ?私達って付き合ってなかったっけ?私、もう付き合ってるとばっかり…わ、私、勘違いしてた?え?あれ?」
そうじろう「…えー」



そうじろう「そんな感じで割とあっさり恋人に」
こなた「…なんだかなー」


-さん-

こなた(たまにはみゆきさんを呼び捨てするのも、フレンドリーで悪くないかな)

こなた「あ、いた。おーい、みゆきー」
みゆき「『さん』を付けろよこのアホ毛が」
こなた「………」

 

 


みゆき「かがみさん!かがみさーん!何処ですか!?」
こなた「…うぐっ…ひっく…」
みゆき「ネタ振ったら泉さんが喜ぶって、泣いちゃったじゃないですかー!かがみさーん!!」

 

かがみ「いやいや、みゆきGJよ。いい絵が撮れたわ」
つかさ「…いや…お姉ちゃん、どんだけ…」


 

柊家の午後

「かがみんや。腕をあげたのう」
「あんた相手に、いつまでも負け越してるわけにもいかんからのう」
かがみとこなたは、古いテレビゲームで対戦中。

「あー、メシはまだかい?」
つかさがそういうと、
「はいはい」
いのりの娘が茶碗に少量のごはんをよそってもってきた。
「はもはも」
つかさは、本日5回目の昼食である。

「つかさもすっかりボケてしまったな」
「つかさがボケてるのは、昔からじゃん」
「そりゃ、ボケの種類が違うわ」

「あー、メシはまだかい?」
「はいはい」
本日6回目の昼食。
「はもはも」

「いつもすまないね」
かがみが、いのりの娘にそういうと、
「これぐらいなら、まだいい方ですよ。まつりおばさんに比べれば」
「確かに、まつり姉さんは酷かったな」

弁護士事務所をたたんだかがみが実家に身を寄せたのと、夫を亡くしたつかさが同じく実家に身を寄せたのは同時だった。そのときには、先客としてまつりもいた。
かがみは独身のため、他に頼るところがなく。
まつりは一人娘が嫁いでいった相手方が転勤族。つかさの場合は、二人の娘のうち姉が大阪で弁護士をしていて、妹は嫁に行った先が転勤族。いずれも親の面倒を見れる状態ではなかった。

いのりとまつりはもうこの世にはない。
いのりは死ぬ直前までしっかりとしていたが、まつりの晩年はボケが酷くていのりの娘も手を焼いていた。
現在、神社は、いのりの娘が婿さんと一緒に切り盛りしている。

「泉さんは、今日も夕食はうちでいいですか?」
「お願いするよ」
「メシ代とるぞ」
テレビ画面上では、かがみの分身が猛攻をかけていた。
「かがみんのケチ」
こなたの分身が軽くそれをいなしていく。
「あんた、最近うちにたかりっぱなしじゃろ」
「いいですよ、かがみおばさん。一人ぐらい増えてもたいしたことはありませんし」
「いつもすまないね」

「あー、メシはまだかい?」
「はいはい」
「はもはも」

柊家ののどかな午後は、こうして過ぎていく。

 

 


田村ひよりという人物

田村ひよりがどういう人物かといえば、腐女子である(でもある)というのが、とりあえず適切な表現なんだろうけど。
ただ、それだけでは言葉が足らないのも事実。
一般的な腐女子のイメージとは違って、彼女はとても接しやすい人物だ。
相手にあわせて話題を選ぶし結構気を使うところもあるから、一般人にとっても付き合いやすい。実際、オタク・腐女子・一般人の別を問わず、友人は多い。
でも、ある程度親しくなってくると感じるのが、彼女との間の距離だろう。彼女は、わずかに半歩ぐらい引いた位置というかそういうのを確保しようとする。間合いというべきか、彼女が適切だと判断したその距離を常に維持し続ける。
一度その距離が定まってしまうと、それを縮めることは難しい。彼女は、ことさらに意識するまでもなく、自然にその間合いをとるからだ。
だから、彼女には本当に親友といえるような相手は皆無なんじゃないかとも思える。どんなに親しい相手であっても、最小限の距離はきっちり確保しているから。
部活の先輩としての私に対しても、親しい友人である小早川さんや岩崎さんに対しても、ディープな部分を共有できるオタク仲間であるパティや泉先輩に対してさえも、彼女はそうだ。


自分の本当の意味でのプライベートな部分へは誰にも足を踏み入れさせない。そんな態度。
腐女子であるという自意識が強いからというよりは、むしろ腐女子であることが彼女にとって自分と一体不可分であるほどに自然であるからなんだろうと思う。
だからこそ、そんな態度を意識するまでもなくごく自然にとる。


それは、男に対しても変わらない。
彼女は、オタク男子から見れば、結構理想的な女である。
オタ趣味に充分すぎるほど理解があって、とっても気が利く付き合いやすい性格で、容姿だって(当人は無頓着だけど)磨けば光るタイプだ。
だから、密かにモテてるのだが、当人はその方面には興味なさそうに見える。自分が主体となる恋愛関係なんて、最初から想定外なんだろう。
腐女子にまっとうな恋愛なんて無縁といったところか。これもまた、強く意識するまでもなく、彼女にとってはそれが当たり前なのだ。
彼女に好意を寄せる男性諸氏にとっては、これは困ったことだった。
フラグをへし折られるという以前に、フラグを建てることすらできない。充分すぎるほどの間合いがとられてるため、フラグを建てられる距離までなかなか近づけないのだ。
それでいて、友人・仲間として接するならば、関係はきわめて良好。これは、しんどい。
たいがいの男子は、それに耐え切れずに諦めてしまう。
直接フッてしまうよりは優しいのかもしれないが、ある意味では残酷でもある。
ときどきその距離を強引に突破して直接コクる勇敢な男子もいないではなかったが、彼女から返ってくるのは丁重なるお断りの返事だ。
今、私の隣の席でズーンと沈んでいる男子(クラスメイトであるとともに、アニ研の仲間でもある)が、ちょうどその犠牲者だった。


「八坂~。俺の何がいけなかったんだろうなぁ」
「別にあんたに悪いところがあったわけじゃないよ。気にするな」
いさめにもならない言葉をかける以外にやることもない。
別に彼の何が悪いわけでもない。誰がコクったって結果は同じだっただろう。
腐女子にまっとうな恋愛なんて無縁──ひよりにとってのその常識を覆せるほどの男でもない限りは。

終わり


泉家にて写真閲覧中 みなみも一緒に

パティ「これがコドモのコロのコナタデスか~」
そうじろう「道場に通ってた頃だなー 幼稚園の年長時代だな」
こなた「隣に映ってるのはゆーちゃんだよ 昔からよく会ってたよね~」
ゆたか「うん、そうだったよねお姉ちゃん」
みなみ「…お二人とも可愛いですね…(特にゆたか)」
パティ「コナタはナンだかオトコのコみたいデスね~」
こなた「恰好もそうだし髪も短かったからね~」
そうじろう「そういえばこの頃のゆーちゃんはこなたのこと男の子だと思ってて
『こなたお兄ちゃん』って呼んでたな―」
こなた「ムフフー何度思い出しても萌えるね~」
パティ「ユタカ、GJネ」
ゆたか「え、えー/////そうだっけー/////」
そうじろう「いや~たまらんかったな~」
みなみ「!?」

妄想発動

『みなみお兄ちゃん遊んで~』
『みなみお兄ちゃんと一緒にお風呂入る~』
『みなみお兄ちゃん一緒に寝よ~』

みなみ「ウッキョォォォォォォォォ!!!」
一同「!?」 


 

-スラッグな季節-

かがみ「はあ…」
つかさ「ふう…」
こなた「どったの、二人とも。ため息ついて」
かがみ「ほら、いま梅雨でしょ?でるのよ」
こなた「なにが?」
つかさ「ナメクジだよー。お父さん、趣味が園芸だから、庭にたくさんいるの…」
こなた「あー、なるほど」
かがみ「塩まいて回るには数が多くて…みゆきーなんかいい方法ないのー?」
みゆき「そうですね…ビールを小皿に入れて、ナメクジの沢山いる場所に置いておくのはどうでしょう」
つかさ「え?それなんの意味があるの?」
みゆき「ナメクジはビールが大好物なんです。ですから、そうやって小皿に集まったところを一網打尽に出来ますよ」
こなた「へー」
みゆき「ただ、長く放置しておくとナメクジに餌を与えるだけになってしまいますので、タイミングに注意ですね」
かがみ「なるほどね。帰ったらさっそくやってみましょうか」
こなた「みゆきさんはやったことあるの?ソレ」
みゆき「はい、ありますよ…ありますけど…」
こなた「けど?」
みゆき「…思ってたよりたくさん集まってしまいまして…ナメクジがウネウネしている小皿に近づけなくなりまして…」
こなた「…わーお」
つかさ「…お姉ちゃん…お父さんにやってもらおうよ…」
かがみ「…そ、そうね」


 

-誕生日-

こなた「今日は七夕だねー」
みゆき「そうですね」
こなた「…んー」
みゆき「どうかなさいましたか?」
こなた「いやね、なにか七夕の他に何か大事なことがあったような…」
みゆき「言われてみれば…なんでしょうか…」
かがみ「ういーす」
つかさ「おはよー」
こなた「お、おはよ(二人の誕生日だった!)」
みゆき「お、おはようございます(お二人の誕生日でした!)」
かがみ「今日は七夕よね」
こなた「そ、そうだね」ドキドキ
みゆき「そ、そうですね」ドキドキ
かがみ「でも、他になんかあったような気がするのよねー」
つかさ「うん。わたしもそんな気するよー…なんだったっけ」
こなゆき「「当人達も忘れてるー!?」」





かがみ「…で、その夢で思い出して今頃やってきたと」
こなた「…はい」
かがみ「まったく…まあ、いいわ。みんな待ってるから上がって」
こなた「あ、あれ?怒んないの?」
かがみ「誕生日くらい寛大になるわよ………ま、絶対来るとは思ってたけどね」
こなた「え?なに?」
かがみ「なんでもないわよ」


 -紙-

そうじろう(またしてもトイレットペーパーがきれている…)
そうじろう(一階のトイレにはあるのだろうが…また下半身裸のまま誰かにかちあうかもしれん…)
そうじろう(どうする…どうする、泉そうじろう!)
ガチャッ
パティ「ハーイ、パパさん。おトイレチュウしつれいしマース!トイレットペーパー、ここオいときますヨー」
そうじろう「…あ、ありがとう…」
パティ「ソナえあればウレいなしデス。ビヒンのカクニンはツネヒゴロからバッチリとデスヨ」
そうじろう「…そ、そうだね…」
パティ「デハ、しからばゴメン!」
パタン
そうじろう「………えーっと」



こなた「流石アメリカ人はオープンだねえ…」
ゆたか「そ、そういう問題かなあ…」


 

-重なる-

こなた「ほい、お父さん」
そうじろう「ん、これは?」
こなた「誕生日プレゼント…昨日買い物いった時に、ちょっと思い出したからついでに買ったんだよ。わざわざ用意訳じゃないからね」
そうじろう「いや、別になにも言ってないんだが…」
こなた「と、とにかくそういうことだから!」
そうじろう「…ああ、ありがとうな」



こなた「…ふー」
ゆたか「お姉ちゃん、去年もそうだったけど、もうちょっと普通に渡したほうがいいんじゃないかな…」
こなた「いやー…わたしは普通に渡したいんだけどねー。これ、意外と恥ずかしいし」
ゆたか「…え」
パティ「ツンデレサービスですネ」
こなた「ま、そういうこと。お父さんのリクエストでね」
かなた(…そう君、まだやってたんだ)
こなた「お母さんも、こういうことやらされてたのかねー」
かなた(やらされてたわ…ホント恥ずかしいのに…でも)
こなた「まあ、あれはお父さんの…」
かなた(…あれはそう君の)

『照れ隠しだよね』

こなた「…あれ?」
ゆたか「どうしたの、お姉ちゃん?」
こなた「いや、なんだろ…今誰か…気のせいかな」


そうじろう「今年もこなたは俺の誕生日祝ってくれたよ…
昨日はかなたの誕生日もしっかり祝ってくれたよ…
かなた… 俺もちゃんと親してるだろ?
そう言って欲しいよ… かな…た…」
こなた「お父さん… お母さんには敵わないけど私は…
お父さんが大好きだからね」
かなた「(娘にそう言われる親なんて滅多にいないわよ そう君…
大丈夫… こなたは真っ直ぐ育ってるわ…」


こなた「8巻出たね。中身は、角川Hot Lineでページ数稼いでる感じだけど」
ひより「それは仕方ないっスよ」
こなた「それはともかく、表紙登場おめでとう、ひよりん」
ひより「いや、私はあくまで先輩方の引き立て役っスから」
こう「なに言ってんだ、ひより。堂々のセンター正面だろ。私らの方が引き立て役だな。三年生組は本編でも出番少なかったし」
こなた「それに比べたら、ひよりんは本編でも大活躍。いやぁ、感動したよ。あれだけ気配りできるオタクなんてそうそういるもんじゃない」
ひより「おだてても何も出ないっスよ、先輩」
いずみ「実際、すごく助かってるわ。でも、友達を腐った視点で見るのは止めた方がいいと思うよ?」
こなた「おっ、若瀬さんもツッコミが板についてきたね」
いずみ「いえいえ、そんな」
こなた「若瀬さんといえば、ひより兄やみさきち兄を差し置いて、お兄さんとお母さんが本編登場してたよね。お兄さんとも仲がいいし、若瀬さんってオタクにとっちゃ結構理想的な妹なんじゃないかな?」
ひより「それは言えるっスね。私のお兄ちゃんたちがうらやましがるかも」
ななこ「委員長はなぁ、委員長としては及第点やけど、成績がなぁ」
いずみ「うっ……」
こなた「先生、みゆきさんと比べるのは酷ってもんですよ」
ななこ「まあ、そうなんやけどなぁ。少しはがんばりぃや」
いずみ「はい……」
こなた「先生も結構出番ありましたね」
ななこ「そうやなぁ。でも、海水浴はハブにされたけどな」
こなた「うっ……。あっ、そういえば、カバー裏で天原先生のチェックが入ってたのって、健康診断の結果票かなんかですか?」
ななこ「そうや。ビールひかえろいうてもなぁ。こればっかりは止められへんで」


 ラーメン屋台にて

 ラーメンを音も立てずに上品に食べるその姿は、ここが屋台であることを忘れそうになるほどだった。
 それを横目に、自分はビール片手にギョーザをつまむ。
「いつも思うんだが、よくすすらずに食えるもんだな」
「小さなころからの癖でして」
 そんな会話は、過去何度となく繰り返してきたものだった。
 本来なら、お抱えの料理人が作ったフランス料理なんかをナイフとフォークで食べてる方が似合ってるようなお嬢様だ、こいつは。
 それをこんなところに連れてこれるのは、親友の特権である。
 何の得があるのかと問われれば答えもないが、それが特権であることには違いない。少なくても、こいつに対して多少なりとも下心があるだろう同僚男性教諭陣(野郎ども)がうらやむに値するほどには。
 ラーメンを食べ終え、まるで茶の湯のように上品に日本酒に口をつける。
 どう考えても、こいつにビールは似合わんよな──つくづく、そう思う。和なら日本酒、洋ならワインだ。それ以外は似合わない。
 見かけによらず、こいつは酒はいくらでもいける方だ。そんなに飲むことはめったにないというだけで。そんな事実を知ってるのも親友の特権である。
 財布を取り出し、屋台のオヤジに金を払う。今日は、自分のおごりだ。
「ご馳走様でした」
 こいつに丁寧に礼を言われると、どう返していいものやらも分からず、つい黙ってしまう。昔からそうだった。
 友情は利害得失ではかるものではないとはいえ、どう考えても自分の方が受け取っているものは多いのだから。


以上


こう「誕生日おめでとう!はいプレゼント!」
やまと「ありがと…でもしっかり遅刻はするのね」
こう「あは、あははは…」
やまと「まぁいいわ。去年みたいに、プレゼントの買い物につれ回されてお金貸す事になったあげく布一枚よりマシだもの」
こう「布ってひどいなぁ。あれからずっとしてくれてるのに、その髪結んでるリボン。気に入ってくれたんでしょ?」
やまと「別に、たまたまよ。校則とかひっかからない柄だし手元に置きやすいからいつも使っちゃうだけであって、気に入ってるわけじゃないわ。最近色落ちしてきてるし」
こう「んじゃカラオケ行こっか」

やまと誕生日おめでとう!


ツールボックス

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