萌え☆死にストーリー:エピローグ

 ~エピローグ・その後の彼女たち~

―みゆきとゆかりさん―

みゆき「さぁお母さん、説明してもらいましょうか?」
ゆかり「あのね、これはちょっとした暇潰しというかー……」

 みゆきのニコニコ目力攻撃!

ゆかり「ごめんなさい! みなみちゃんもまさかあそこまで本気になるとは思ってなかったのよ~。あの玩具だって願が叶うなんて機能は無いわけだし」
みゆき「え? 無いんですか?」

ゆかり「そうよー、あんなの私が適当にガラクタくっつけて偶然それっぽいのが出来ただけなんだから」
みゆき「えぇっ!?」

ゆかり「だからね、みなみちゃんに嘘つきと思われたくなくて期限を今日までって事にして諦めてもらおうと思ってたのよ」
みゆき「だからみなみさんは焦っていたのですか……」

ゆかり「だいたいみゆきも悪いのよ? みゆきなら早くにみなみちゃんを止めてくれると思ってたのに」
みゆき「それでしたら最初からみなみさんと教えてください。『萌え死にで何かを企む人を止めて』なんて探すのに苦労しましたよ……」

ゆかり「だってそっちの方が遊びがいがあるじゃない?」
みゆき「お母さん!」
ゆかり「わ、ごめん……」

みゆき「はぁ……まとめますと、お母さんはみなみさんに嘘の情報で翻弄して、私にはそれを止めるように指示を出して心の中では楽しんでいた……そういうことですね?」
ゆかり「みゆき? 恐いわよ」
みゆき「…………」
ゆかり「はい、その通りですごめんなさい」

ゆかり「本当は早くに打ち明けるつもりだったのよ? でもみなみちゃんが凄く本気にしてて、歯止めが効かなかったっていうかね?」
みゆき「はぁ……」


―その後の帝王さんズ―

かなた「結果的に、こなたを救ってくれたことには感謝しています。ですが」
カナタ「みぃ……」

 鏡越しに会話する二人。

かなた「地上への時空ゲート開門は禁止されてる行為です。今回は人命救助ということで大目に見ますが次にやったら“吸収”しますよ?」
カナタ「怖いこと言わないでよ……もうしませんからぁ」

かなた「反省はしているみたいだからもう言いませんよ」
カナタ「ほっ……」
かなた「でもこれだけは言わせてね?」
カナタ「?」

かなた「こなたを救ってくれてありがとう」
カナタ「……うん。でも何でかしら?」
かなた「何が?」

カナタ「何であの時の私はあんなにも行動が早かったのかなーって」
かなた「……」
カナタ「地上の人がどうなろうと私には関係ないのに、何であの娘の時だけ必死だったのかしら……身体が勝手に動いたみたいに」
かなた「ふふっ」

カナタ「な、なぁに? 何で笑うのよ」
かなた「だって嬉しくて」
カナタ「……私はあなたの分身だけど、あの娘については何も分からない。あの子はあなたにとって……私にとってどういう存在なの?」
かなた「いずれ分かりますよ」
カナタ「むぅ……」


かなた(ヘルカイザー、変わってきましたね……もう少し良心を持てるようになったら、そこから出してあげますよ♪)

カナタ「それにしても……」
かなた「?」
カナタ「まさかあれが本当の玩具だったなんてね……予想外だわ」
かなた「もっと早くに気付くべきでしたね……」
カナタ「ホントよね」


―その後のつかさ・つかさの部屋で―

つかさ「うぅ……」
かがみ「つかさ? 苦しいの?」
つかさ「途中、から……」
かがみ「途中から?」

つかさ「途中から主人公の座を取られちゃったよ~。み~」
かがみ「そう……(変な電波受信しちゃって……相当熱が酷いのね)」

つかさ「でもね? こうやって、お姉ちゃんが付きっきりで看病してくれるから……とっても嬉しいんだ。えへへ」
かがみ「私としては早く風邪を治してくれた方が嬉しいんだけど?」
つかさ「うん、頑張るよ」

かがみ「ふ~ん、頑張る……ね」
つかさ「?」
かがみ「じゃあ、これはどういう事かしらっ」

 かがみはつかさの毛布をガバッと剥ぎ取る。

つかさ「ひゃぅ」
かがみ「あんたねぇ、いつの間に着替えたのよ……」

 つかさは又してもスク水だった。

かがみ「こんな恰好じゃあ治るものも治らないでしょ……」
つかさ「これは……そのぅ」

 かがみは心底呆れていた。同時に本気で心配になってきた。変な癖が付かないかと……。

つかさ「き、気がついたらこんな姿になっちゃった……なんて」
かがみ「いいからさっさと脱ぎなさい。ついでに身体も拭いてあげるから」
つかさ「はぁーい……」

 つかさは渋々とスク水を脱ぎ始めた。

かがみ(はぁ、この様子だと風邪が治ったら一日一回、下着の確認をする必要があるわね……)
つかさ(私今、すっごく幸せかも……♪)


―その後のみなみと―

ゆかり「ごめんねみなみちゃん……」
みなみ「いえ……私もあっさり信じたのがいけないですから……」
ゆかり「でもこのままじゃ、みなみちゃんも納得いかないでしょ? だからね……」
みなみ「?」

ゆかり「じゃーん! 胸がおっきくなる道具を色々買ってきたのー!」
みなみ「う……」
ゆかり「今日からみなみちゃんの胸が大きくなるまで全力でサポートするからね!」

みなみ「お、お気持ちだけで……」
ゆかり「まずはこのクリームね。これで胸をマッサージするわね」
みなみ「ちょっと急用が……っ!?」

 誰かの手に腕を掴まれたみなみ。

みなみ「み、みゆきさん……」
みゆき「私も及ばずながらサポートさせていただきます。はいバンザーイ」
みなみ「や……待っ、あぁ……」

ゆかり「大丈夫よ? 優しく塗るから♪」
みなみ「あ、冷た……や、あぁ……ん、らめぇぇぇ……」

 ゆかりのマッサージはそれから毎晩続いたという。

みな母「立派になるのよ……」


―その後の1年組―

ゆたか「おはよー、みなみちゃん」
みなみ「おはよう、ゆたか。……風邪、大丈夫?」
ゆたか「うん。もう平気だよ」

パティ「HEY! ミナミ。告白は上手くいきましたか?」
みなみ「!?」
ゆたか「こ、告白?」

パティ「YES、ミナミは三年生に好きな人がいるらしいのデス」
ゆたか「へー! ホントなのみなみちゃん!」
みなみ「いや、あれは……」

ひより(なんとぉ! 二股ならぬ三股ッスかぁぁ! みなりんの最終目的は誰ッスか……もう着いていけないッス)

ゆたか「詳しく教えて欲しいなぁー♪」
パティ「師匠として結果を知りたいデスね!」
ゆたか(師匠……?)

みなみ「あ……の……あ! バイトが始まるからこれで」スタスタスタ

ゆたか「バイト? え、学校は?」
パティ「逃げましたネ」
ひより「また違う女の所、」

 ズギャ!

パティ「黙りなサイ☆」
ひより「ぐぇ」


―その後の3年生組―


 昼休み。

こなた「最近ダイエットしてる人増えたね~。街歩いてると倒れる人が結構居るんだよ。流行ってるのかな?」
つかさ「なんでダイエット?」
かがみ「ダイエット……」

 かがみはみゆきに視線を送る。みゆきはそれに気付くと両手を合わせ申し訳なさそうに微笑む。

こなた「そーいや、かがみ最近倒れないね。やっとダイエットやめたんだね」
かがみ「えぇ、まぁ……」
つかさ「え、お姉ちゃんダイエットしてたの?」

かがみ(最初からダイエットなんてしてないんだけどね。こなたが元通りになったしその事は良いんだけど……そもそも私はいつ倒れたんだ?)
みゆき(かがみさん、最近倒れないということは……泉さんによる萌えの免疫力が付いたみたいですね^^)

つかさ「お姉ちゃん、そんなに太ってないよ?」プニプニ
かがみ「こ、コラつかさっ!」
こなた「! 今だ携帯拝観~」
かがみ「あ! 待って」

 こなたは携帯を既に開いていた。

こなた「うぉぉ……これ、は?」
かがみ「ばか、勝手に見ないでよ」
こなた「待受がスク水のつかさだったんだけど……」

かがみ「これは、ねぇつかさ」
つかさ「うん、お姉ちゃん♪」
かがみ「つかさぁ♪」
つかさ「お姉ちゃぁん♪」

こなた「なんだこの二人、着いていけないよ……うわーんみゆきさーん!」

 こなたはみゆきに抱き着く。

みゆき「よしよし^^」
みゆき(なんと……免疫力ではなく、ただの心変わりですか。行き過ぎないよう祈るばかりです^^;)


―そしてその夜―


コンコン

かがみ「つかさー? 入れば?」

 枕を抱えたつかさが部屋に入ってきた。

つかさ「お姉ちゃん、今日も一緒に寝て良いかな?」
かがみ「言うと思った。ま、別に良いけどね。ほら、入りなさい」

 かがみは掛け布団の中につかさを招き入れる。

つかさ「えへへ、お邪魔しまーす」ノソノソ
かがみ「……でも不思議よね、つかさと寝るといつも寝坊しちゃうのよ。目覚ましセットしてるのに」

つかさ「私も……でもそれは、お姉ちゃんと居ると安心できるからなんじゃないかなって思えるようになってきたんだ」
かがみ「そうねぇ……私もつかさと居ると安心できるかも」

つかさ「ホントに?」
かがみ「ホントよ」
つかさ「えへ、お姉ちゃぁん」

かがみ「さ、もう寝るわよ。今度はしっかり起きないと……」
つかさ「うん、おやすみ。お姉ちゃん」
かがみ「おやすみ、つかさ」


 ――翌朝。幸福に満ちた寝顔で身動き一つしない二人の少女がベッドに横たわっていた……。

まつり「お母さん! 案の定、二人が息してないっ」
みき 「また遅刻ね……進路に影響がなければ良いけど……」


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