こなたん達が3次元に来てしまったようです 第2話 アニメイト

再びアキバに戻ってきたこなた達。
人目のあまりないところをサササと素早く移動する。
「でも、このときばかりはアキバの地理に詳しいあんたがいて助かるわ」
「でしょー?こういう知識も役に立つときがあるんだよ」
そして一行はアニメイトに到着した。
「大丈夫、堂々としてればいいんだよ」
「普通にバレるだろ」
「でもすごい混んでるねぇ」
「アニメイトはいつもこんな感じだよ。特にキャラグッズのフロアなんか・・」
「はいはい。いいから買って来る」
「えっ、私だけ!?」
「だって4人でわらわら行くのもなんか馬鹿みたいじゃない?」
「むぅ・・・つかさ、出動だ!」
「えぅっ、わ、私ぃ!?」
つかさがあわあわしているうちにこなたはつかさの手を引いてアニメイトの店内に入って行った。

「つかさ、はぐれないでね」
「うん、だ、大丈夫っ」
なんとか階段のところまでたどり着き、登ろうとしたとき・・・

「お、俺の嫁が何でこんなとこにっ・・・」

1人の男がいい出したのがきっかけで、店内の人も何事かとこちらに顔を向ける。
ザワザワザワ・・・

しまったー(=ω=.;)

┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド!

うわーっ何か来たよ・・・に、逃げろおおおお
「こなたーん!!」
「そのアホ毛を触らせてーっ」
「こなたたちがアキバにいるって情報ホントだったのかよww」
「や、やめてっ・・わ、私たち今・・・っ」
階段をダーッと登りながら追いかけてくる人たちに叫んだ。

「こなたあああああああああ」
「こら!おまえら、こなたんが困ってるだろ」
「何でこなたんがアニメイトに?」
「何か買いに来たんだろ!」
「俺が買ってあげてえ!」
「俺が買うぜ!」

なんだかいつの間にかオタクの人たち同士で争い始めた。
よし、今のうちに・・・って、あれ?
つかさ・・・?
嘘、まさかさっきの騒ぎではぐれた?
ていっても今私がいるフロアにらきすたが・・・とりあえず買おう。
3冊ずつ・・・何て言ってる暇ないな。予備で1冊買うとして2冊。

いつの間にかオタクたちの争いは激化していた。
店員の人たちもかなり困ってる様子。
でも、これは私にとってはチャンス。はやくつかさをみつけてかがみたちのところに戻らないと。
キョロキョロと店内を見回す。つかさ、どこ行っちゃったんだろう。
オタクの人たちに変なことされてないよね?
でも1人でアニメイト内を探すとなると・・・・

「おい、いつの間にかこなたんがお買い物を済ましてしまったぞ」
「な、何だってー!?」

「!!∑(=ω=.;)」

「こらおまいら、こなたんが怖がってるだろ」
「そうだぞ。おまえが買ってあげたいとかいうから」
「俺のせいかよ。違えだろ」

なんかまた争いだしたよ。
でも、悪い人たちじゃ・・・ない、よね。
私はおもいきって聞いてみた。
「あの・・・つかさ知りませんか」

「!!!おいこなたんが話しかけてきたぞ」
「俺に話しかけてきただと!?」
「ばーか俺に話しかけてきたんだよ」
だめかな・・・こりゃ。
と、思ったけど

「こなたん、つかさならもっと上のフロアだと思うぞ」
「あー、そういえば人の波にのまれて・・・」
「ていうかあれはつかさのファン層だろ」

「え・・・」

「俺が探してきてあげる」
「こなたんの役に立てるなんて俺幸せ者すぎwwwwwwww」
「おまいら行くぞー!」

一部のオタクの人たちが上の階に┣¨┣¨┣¨┣¨と上って行った。
一瞬ポカーンとしたけど、私も上の階に登ることにした。

「こなたん、つかさいたよー」
上の階からオタクの人が私に呼びかけた。
たったったと登ってみると・・・
そこでは同じように争いが起きていて、つかさはポツンと1人でそれを苦笑しながら見ていた。

「おーい、つかさー!」
「あっ、こなちゃん!」
「大丈夫だった?」
「うん。なんかね、けっこういい人たちだったんだ~。見てみて~」
つかさがアニメイトの袋を差し出してきた。
「え?フィギュア・・?」
「うん、私たちのフィギュア~。すっごくかわいいでしょ~。あの人たちがね、買ってくれたんだ~」
なんか知らないけど騒いで乱闘寸前状態のオタクの人たちを指差してつかさが微笑んだ。
「何であんな風になったの?」
「んー?わかんない。買ってくれた人のことをズルイとか言ってたけど・・・」
「と、とりあえず今のうちに戻ろっか」
「う、うん」

私たちが出口に向かって歩き出すと、つかさを探そうとしてくれたオタクの人たちが着いて来た。

「あ、あのぉ・・・(=ω=.;)」

「やっぱ俺たち着いてっちゃダメ?」
「もっとこなたんの役に立ちたいんですけど!!!!11」

「気持ちは嬉しいけど・・・ちょっと、ね」
私が苦笑すると、オタクの人たちは残念そうに去って行った。
まあ聞く耳もってくれるだけ良いオタクの人たちだったみたいだけど。

しばらくしてこなたたちはかがみたちと合流した。
「いやぁ・・・大変だったね。アニメイトは」
「そだねー」
苦笑しながらため息。
「ふぅん、で、これがらきすた?」
かがみとみゆきがこなたの買って来た本の表紙を見る。
「うん」
「まんま私たちじゃない」
「ねえねえあとこれ見てこれー」
つかさがやたら嬉しそうに自分のフィギュアを見せた。
「かわいいでしょぉ~」
どうやらつかさは余程自分のフィギュアを気に入ったらしい。
「へぇー、よくできてるわね。これ」
かがみが感嘆した。
「みんなのもあるよぉ~」
「・・・なんか自分のフィギュアがあるって変な感じね」
各々がフィギュアをまじまじと見つめた。
「これがらきすた?見てみてもいい?」
「いいよー」
「やったぁ~・・・ん、あ、あれ?」
「ん?どし・・・って、つかさ!?」
つかさの言葉にこなたがフィギュアから顔をあげるとつかさが消えていた。
「つかさ?・・・」
「な、何でつかさが消え・・・」
「つかさ!?つかさ!!」
もちろん返事はなく、らきすたの本が地面に転がっているだけである。
「こなた!!何で?何でつかさが消えてるのよ!!」
「ふえっ!?そんな・・私に聞かれても知らなっ・・・」
そんな中みゆきが呟いた。
「あれ?でもつかささんのフィギュアまで消えていますよ」
「一緒に消えたってこと!?」
「恐らくですが・・・」
「そりゃつかさはフィギュアを持ったままだったから一緒に消えるのも分かるけど・・・」
「そういえばつかさはこのらきすたを読もうとしてたわね。やっぱりこの本が原因?」
「あっ、かがみ」
かがみは躊躇なくらきすたのページをめくる。
・・・しかし何も起きなかった。
「何も・・・おきないわよ?」
「え、何でだろう」
「知らないわよそんなの。あんたが考えなさいよ」
「何で私!?」
「みなさん落ち着いてください。みんなで考えましょう」
「あっ、そうだ。携帯で電話してみよう」
こなたが携帯を取り出しながら言った。
「違う次元でも電波届くのかしら」
「一応3本立ってるけど・・・えっと・・つかさ、っと」
こなたが携帯を耳に当てる。
『ただいま、電波の届かない(ry』
「だめだ。通じないよ」
しばらくの沈黙。
「・・・何で、何で消えちゃったのよ。それに、いつまでこの3次元とやらにいなくちゃならないわけ?・・・」

3次元・・・か。本当になんでこんなことになっちゃったんだろう。
つかさも消えちゃうし。これはやっぱり私たちが3次元に来たことに関係があるのかな。

3次・・・はっ!?ま、まさかね・・・。
・・・・・・でも、試してみる価値は・・・。

「みんな、フィギュア持って」
「え?」
「どうかされたんですか、泉さん」
「私の憶測に過ぎないけど・・・も、もしかしたら・・・」
「もしかしたら何よ?」
「いいから、はい、らきすたの本も持って。・・・みゆきさんも」
3人で2冊のらきすたの本を持つ。
「私がページ開くから、絶対離さないでね」
「う、うん・・・」
「はい・・・」
「いくよ?せーのっ」

次の瞬間、3次元かららきすた2冊を残して3人が消えた。
「う・・・ん」
目を開けて周りを見渡す。
地面にらきすた2冊がないことを覗けば先ほど居た場所とまったく同じ。
しかしフィギュアは握られたままだった。
「あれ?ここは・・・さっきと一緒じゃない。何が・・・」
「私たち、寝てしまったんでしょうか」
かがみとみゆきが混乱する中、こなたは思案顔で、うんと頷いた。
「やっぱり、フィギュアだったんだ」
「え?何が?」
「つまり、2.5次元てやつ?」
「あのさ・・・ちゃんと分かるように説明してくれない?」
かがみが呆れ顔で言った。
「多分だけど・・・かなりの確率で私たちは元の世界に戻ってきたことになるかな」
「元の世界・・・?つまり、私たちの世界ってこと?」
「ですが、私たちは先ほどまで3次元というところにいたのでは・・・」
「そうだけど、さっきのらきすたの単行本とこのフィギュアのおかげで・・・」
「んー、何だか良くわからないわね。それにここ、本当に私たちの世界なわけ?」
「そうだと思うけど・・・そうだ、電話」
3次元と同じく3本立っている。それに今度はつかさにちゃんとかかった。
「もしもし?つかさ?」
『・・・もしもし、こなちゃん?』
「良かった。やっぱり通じたー」
『どぅゆうこと?私、いきなりなんか、1人になって・・それで・・・』
「今どこにいるの?」
『わかんない・・・。こなちゃんたちがいないから探そうと思って・・・そしたら迷子になっちゃったの』
「じゃあちょっと待ってて、動かないでね。私たちが探しに行くから」
『うん、わかった。でもね、なんか変なんだよぉ』
「何が?」
『オタクの人がいてもね、私に見向きもしないの。さっきはすっごくいっぱい来たのに。不思議じゃない?』
「あ、それはね、今ここの世界は2次元・・・私たちにとっては3次元だけど・・」
『( ゚ω゚)????』
「まぁいいや。とりあえず合流しよ。そしたら説明するから」
『うん、わかった~』
ピッ
「何だって?」
「迷子になったって」
「まじか・・・」
それから30分後。
無事につかさは救助された。

「えっ、ここもう元の世界なのお!?」
「うん、そうだよ。ちゃんとつかさと電話繋がったし(=ω=.)」
「そっかぁ、だからオタクの人たちが何も反応しなかったんだね」
ニコニコするつかさの横でかがみが不服な顔をした。
「で、どうして戻れたのかちゃんと説明しなさいよね」
「だから、さっきも言ったけど、フィギュアとらきすた単行本のおかげなんだって」
「あ、そういえば私フィギュア持ったまま本読もうとしてたぁ」
「そう、そうなんだよ。フィギュアが、私たちにとって3次元と2次元を結ぶ架け橋みたいなもんなんだよ」
「へぇ・・・フィギュアが架け橋ねえ・・・」
「らきすたの漫画本は2次元への入り口だったってことですか?」
「うん、分かりやすくいうとそうかも」
「でも何だか2次元とか3次元とか頭ごちゃごちゃになっちゃうね~」
つかさが苦笑する。
「ん?あれ?」
「どったの、かがみん」
「そういえば3次元のオタクの人たちさ、最近らきすたがオカシイって言ってなかった?」
「そういえばそんなこと言ってたね」
「それは私たちの世界がオカシイということですよね?」
「そ、そうなるね」
「でも、そんなにオカシイかなぁ?私は普通に見えるけど・・・」
「それに、何故私たちが3次元にいたかという謎もありますし・・・」
むーと唸る4人。しばらくしてこなたが1つ提案した。
「とりあえず、家に帰ってみない?」

 

 

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