萌え☆死にストーリー:最終萌―前編―

―みなみの計画―

みなみ(目標萌え死に率まで後3%……。萌え死にの存在を知り二ヶ月……まさかこんなに早くここまで達成できるなんて)

 ベッドに寝転がるみなみ。

みなみ「ふぅ……」
みなみ(問題は残りの3%……。萌え死に率は、一度死んだ相手は加算されない……。夏休みも終わり、遠出できない今、稼ぐポイントは学校……しかし)

 みなみは熊のぬいぐるみを手に取り、抱きしめる。

みなみ(既に殆どの生徒はゆたかによって萌やし尽くされた……。そして今だ萌やされてない生徒は……)

 起き上がり、ベッドに座るみなみ。

みなみ(ゆたかと泉先輩を抜かして、パトリシアさんに、かがみ先輩の友達……そして、みゆきさん)

 ぬいぐるみを置き、窓を見つめるみなみ。すると調度、雨が降り始めてきた。

みなみ(この中の二人でも萌やせば目標は達成出来るはず……みゆきさんは無理だとしても、後の三人は萌やせるはず……いや、萌やす! 絶対に……)

 みなみは自分の胸を触り始める……。

みなみ「……///」ペタペタ
みなみ(全て終わったら、私も一回ゆたかで萌え死のう……我慢は良くない……)ペタペタ

 

―次の日の朝―

みなみ「行ってきます……」
みな母「行ってらっしゃい」

 みなみは家を出た。すると、向居の家……高良家の母、ゆかりがそこに居た。

みなみ「おはようございます……」
ゆかり「あら、おはようみなみちゃん。あ、そうそう――」

 ゆかりはみなみに何か告げ口をする。

みなみ「え……っ!」


―柊家―

かがみ「つかさぁー、支度出来てるー? もう行くわよー」ガチャ
つかさ「あ……」
かがみ「な……」

 かがみが見たのは、きっつきつのスク水を着たつかさだった……。

つかさ「あの、これはっ……ちょっと懐かしい物が出てきたから、その……!」
かがみ「だからって学校行く前に着なくても良いでしょっ! さっさと着替えなさい!」
つかさ「でも、もう時間ないしこのまま制服着るよ」
かがみ「ちょ……」

かがみ(う~~、私は何妹相手にドキドキしてるんだ?)

 スク水の上に制服を着終わったつかさは、かがみが何やら慌てている様子に気がついた。

つかさ「お姉ちゃん、もしかしてドキドキしてる?」
かがみ「ばっ、馬鹿な事言わないでよ! ほら、さっさと行くわよ!」
つかさ「うん♪(やっぱり着た甲斐があったよ~。これで少しはこなちゃんから目を離せるかも!)」

 

―学校・教室―

こなた「……」
かがみ「……」
つかさ「♪♪♪」
みゆき「……^^;」

 今の状況を軽く説明すると、つかさがかがみの腕にべったりと抱き着いているのである。

こなた「えーと、つかさどうしちゃったの?」
かがみ「……なんか家出てからずっとこんな感じなのよね」

つかさ(お姉ちゃんが私を意識してれば、こなちゃんに反応する可能性は低くなるよね? 今日の私はなんだか冴えてるかも♪)

つかさ「お姉ちゃん、良い匂い……」
かがみ「え……///」
こなた「なんかお似合いだね、恋人同士みたいだよ」
みゆき(やりすぎです、つかささん……それでは反って)

かがみ「あのさ、つかさ……そろそろ暑くなって来たから離してくれない?」
つかさ「……お姉ちゃん私の事、嫌い?」
かがみ「嫌いとかそーゆーのじゃなくて……」

みゆき(思ったとおり、つかささんウザがられてますね……仕方ありません)

 みゆきはこの状況を打ち破るべく、つかさに歩み寄る。が……。

こなた「~~♪」ガシッ
かがみ「ちょ……」

 こなたがかがみの開いてる腕に抱き着く。

つかさ(なにー!)
こなた「かがみは私の物だーw」

 こなたはふざけて言っているだけだが、つかさにはそれが本気に聞こえてしまったようで……。

つかさ「お姉ちゃんは私のだよ! こなちゃんは離してよっ」
こなた「うーん、それは無理な相談だね♪」

 やがて二人はかがみの腕を引っ張り合う。

みゆき「あのっ、お二人とも……」
かがみ「いい加減にしなさいっ!」

つかさ「きゃっ」
こなた「おぅっ?」
みゆき「きゃっ」

 かがみが力任せに二人を振り放す。こなたはみゆきに受け止められたが、つかさは尻餅を着いてしまった。


つかさ「いたいよー><」
かがみ「あ、ごめん……大丈夫?」
つかさ「うん」

 つかさはよろよろと立ち上がる。

かがみ「はぁー……ちょっとお手洗い行ってくる」
つかさ「じゃあ、私も……」
かがみ「ごめん、ちょっと一人にさせて」
つかさ「あ、うん……」シュン

 シュンとうなだれるつかさを尻目に、かがみはスタスタと教室を出ていった。

つかさ「私、嫌われちゃったのかな……」
みゆき「えぇ、間違いなく」
つかさ「でもこなちゃんも嫌われちゃったし結果オーライだよね!」
こなた「え、何それ……」

つかさ「あ、別に深い意味はないよ。安心して」
こなた「……最近のつかさが分からない……」

みゆき「……つかささん、少しお話があるのですが」
つかさ「え、何?」
みゆき「みなみさんの事で……」
こなた「みなみちゃんがどうかしたの?」

みゆき「すみません、泉さんは席を外してもらえますか?」
こなた「え……あ、うん……」

 こなたはガックリとして自分の席に座った。無理もない、こなたにしてみればつかさの意味深な行動、話をはぐらかす友人達、かがみの変死……そして今のみゆきの言葉。これで何も感じないほうがおかしいのだから。

みゆき「ここではなんですので、廊下へ」

 二人は廊下に出た。こなたはその二人を悲しげな瞳で見送った後、机に突っ伏してしまった。


―廊下―

つかさ「こなちゃん、ちょっと可哀相だったね……」
みゆき「仕方ありませんよ、内容が内容ですから」
つかさ「やっぱり“萌え死に”の事なんだね?」
みゆき「えぇ、そうは言っても、もう少し言葉を選ぶべきでした……後で謝っておきましょう」
つかさ「そうだね。それで話って?」

 みゆきは一呼吸置いてから語り始めた。

みゆき「実はみなみさん、萌え死にの存在に気付いているようなんです」
つかさ「……えっ!?」

 突然の告白に声を張り上げてしまうつかさ。みゆきはすぐに静かにするよう、口許に人差し指を当てるジェスチャーをする。

つかさ「ごめん」
みゆき「いえ、次から気をつけて下されば結構です」
つかさ「どうしてみなみちゃんが……」
みゆき「大事なのはそこではありません。みなみさんは、萌え死にを利用して何かを企んでいるようなんです」

つかさ「それって……」
みゆき「恐らくですが、彼女は自分の私利私欲のために行動しているかも知れないのです」
つかさ「みなみちゃんが……」

つかさ「……夢で私は、萌え死にを悪用するのはダメって言われた、そしてそれを止めるようにも言われた……」
みゆき「…………」
つかさ「だから私はみなみちゃんを止めなきゃいけない! 協力するよ、ゆきちゃん!」
みゆき「話が早くて助かります」

 

―同時刻、みなみ―

みなみ「ゆたかは……?」
ひより「あれ? まだ来てないね、休みかな?」
みなみ「休み……? それは……困る……」
ひより「へ?」
みなみ「いや……なにも……」

みなみ(どうしよう……計画の期日は今日までなのに。ゆたか無しでは四人を攻略するのは難しい……。泉先輩にゆたかの安否を聞きに行こうか……でも、何か恥ずかしい……。そうだ、携帯で……でも寝ていたら可哀相だ……)

ひより(岩崎さん、小早川さんが居なくてあんなに寂しそうな顔を……やはり二人は!)
パティ「ひーよーりー!」ズギャ

 パティが後ろからチョップをお見舞いする。

ひより「も、妄想マシーン……」ガクッ
みなみ(パトリシアさん……この人もターゲットの一人……ゆたかが居ないこの状況……どうすれば……)
パティ「ん? どーしたのデスか、みなみ? ワタシの顔に何か付いてマスか?」
みなみ「いや、別に……」

みなみ(考えても仕方ない……ゆたかが居ない以上……やるしかない)

 みなみはポケットから携帯を取り出す。

みなみ「パトリシアさんに、その……見てもらいたいものがあるんだけど……」
パティ「なんデスか? OH! これは」

 みなみの携帯のディスプレイには体操服のゆたかの姿が写っていた。

みなみ「これを見て、どう思う?」

パティ「とてもCuteデスね☆」
みなみ(死なない……? ならもっと見せるまで……)

みなみ「これは?」

 今度は水着姿のゆたかが写っていた。夏休みに行ったプールで撮ったものだ。

パティ「これは萌え萌えデスね!」
みなみ(ありえない……このゆたかを見て萌え死なないなんて……。だったら取って置きの写真を……)

みなみ「後、これ……私の宝物……」

 そこには、みなみのひざ枕で眠る、ゆたかの寝顔が写っていた。

パティ「GOOD!! とてもかわいらしいですね!」
みなみ(逝くか……?)
パティ「みなみはやっぱりゆたかフェチなんデスね! これで確信しました」

 パティは萌え死なない。それどころか、みなみの携帯を借りて色んな写真を見ている。

みなみ(そんな……写真じゃだめ? パトリシアさん……強敵だな……。でも、今を逃したらダメだ……後でまた、この流れに持って行くのは不自然……かくなるうえは……)

 みなみは覚悟を決めた!

パティ「ハイ、みなみ。携帯どうも……デス」
みなみ「…………」

 みなみはスカートをたくし上げていた! チラってレベルじゃないぞ!!

男子達「うっぎゃあぁぁぁぁ!!」

 教室にいた男子達は目から血を流して萌え死んだ!

ひより「あぅ~、パトリシアさん……なにもチョップしなくても……はぉっ!!」

 ひよりは目を覚ました途端、固まってしまう。

ひより(あれは、なんスか? 岩崎さんがパトリシアさんにスカートの中を見せている!? 岩崎さん×パトリシアさん!?)
ひより「ふおぉぉぉっ!!」ガタ、バタン!

 ひよりは妄想のしすぎで、その場に倒れてしまう。

みなみ(この威力……いける)

 ところが、パティは全然動じない。ふっ、と小さく溜息を吐いた後、こう言った。


パティ「困ったものデス」
みなみ「え?」
パティ「みなみは萌えを理解していませんネ」
みなみ「え? え……? あれ?」

 最終手段であるみなみ行動も、パティには効かず、どうしてだろうと、あたふた混乱するみなみ。

パティ「そんなモロに見せても男子が喜ぶだけデスよ! 真の萌えとはこうです!!」

 パティが何かしたその刹那、クラス中がパニックに陥った。「のぅわっ」とか「ブフォ」とか様々な叫び声が聞こえる。

みなみ「……パトリシアさん……そんなことが出来たんですか……」
パティ「普段はやりませんヨ。みなみに萌えを理解させるためデスから、今日は特別なんデスね♪」
みなみ(これは使えるかもしれない……この萌え術をマスターすれば……私でも……)

みなみ「パトリシアさん、よかったら……私にその技を教えてください!」

 みなみは誠意を見せるため、友達であるパティに頭を下げる。

パティ「頭を上げてくださいみなみ」
みなみ「……」
パティ「みなみの萌えに対する気持ちは分かりました。なので特別に教えてあげます! 良いですか? まず……」


 みなみの萌え特訓が始まった!!

 

パティ「GOOD!! 完璧デス! これでみなみもワタシの仲間デスね!」
みなみ「はい、師匠……」

 みなみの瞳は輝いていた。これで私は最強だと言わんばかりに。

パティ「ところで……なぜみなみはその力が欲しかったのデスか?」
みなみ「え……? それは……」

 パトリシアさん、他数名を萌え死にさせるためだ! 等と言えるわけもなく、言葉を詰まらせてしまう。
 そんなみなみを見て、パティは何か閃いた様だ。

パティ「もしかして、好きな人が出来たのデスね?」
みなみ「え? ちが――」

みなみ(いや、今はそういうことにしておいた方が良いかもしれない……余計な疑いは無い方が良いし……)

みなみ「うん……」
パティ「誰? 誰なのデスか!?」

 パティがやたらと食いついてくる。

みなみ「それは……」
パティ「それは?」
みなみ(どうしよう……もう少し考えてから答えを出せば良かった……これは……まずい……うぅ)

みなみ「三年の日下部先輩……」
パティ「……くさかべ?」

 つい、ターゲットの一人の名前を出してしまった。
 聞き慣れない名前を聞き、沈黙するパティを見て、チャンスだと思ったみなみは話がややこしくなる前に教室を出る事にした。

みなみ「ありがとうパトリシアさん」ダッ
パティ「あ、みなみ!」

 

―三年の廊下―

みなみ(一人で来るのはやっぱり恥ずかしい……早く萌やして帰りたい……)

 教室を飛び出したみなみは特に行く宛もなかったので、ついでだしターゲットの居る三年生ゾーンに軽い気持ちで来ていた。
 しかし、三年生の視線が恥ずかしく、さっきから俯きっぱなしだ。頬もほのかに赤い。

みなみ(あ、あれは柊先輩……)

 運良く、かがみが女子用トイレに入っていくのを見つけた。しかし、すぐに入るのは失礼だと思い、入口付近でしばらく待つ事にする。

みなみ(日下部先輩の事を聞いておいて損は無い……パトリシアさんの時みたいな失敗はもう許されないのだから……)

 因みに今はホームルームが始まる少し前だ。みなみは携帯で時間を気にしつつ、かがみが出てくるのを待つ。
 しばらくして、トイレから水が流れる音が聞こえてきた。

みなみ(出たかな?)

 みなみはトイレに入る。

―トイレ―

かがみ「う~ん、少し強く言い過ぎちゃったかな……後で謝っとかないと」

 洗面所で手を洗いながら自分に言い聞かせる様に歎く。

かがみ「それにしても……今日のつかさ……なんなのかしら? いつも以上に引っ付いてくるし……。こなたにしても……」

 ふと、顔を上げ、鏡を見る。

かがみ「私って、同性から好かれるタイプなのかな……」

 軽くポーズをとってみる。いやいや、まさかね……と首を軽く横に降り、蛇口を締める。

かがみ「そんなのあ~りぃ~えねぇ~、あ~りぃ~えねぇ~♪ よ。っておわぁ!?」
みなみ「あ……」
かがみ「みみみみみみなみちゃん!? 何で三年のトイレに!? つーかいつから居たぁ!?」
みなみ「先輩に話があって……さっきから……」
かがみ「\(^o^)/オワタ」

みなみ「大丈夫です……何も聞いてませんから」
かがみ「そぅ……あはは……(先輩としてのプライドが……まぁ、みなみちゃんなら口も固いだろうし……別にいっかぁ……)」

 かがみは何かを諦めた!


かがみ「で? 話って何かしら?」
みなみ「その……日下部先輩の事で……」
かがみ「は? 日下部? みなみちゃん日下部知ってるの?」
みなみ「まぁ……少しは……」

 実はみなみ、全校生徒を萌え死にさせる為、名前と顔くらいは把握しているのだ。

かがみ「それで? 日下部の何を知りたいわけ?」
みなみ「日下部先輩の萌えポイントを……」
かがみ「……は?」

 THE 沈 黙 !!

かがみ「みなみちゃん……萌えって……」
みなみ「日下部先輩が萌える瞬間ってどんなときなんですか?」

 THE 沈 黙 2 !!

かがみ「知らないわよそんなの……直接本人に聞けば?」スタスタ
みなみ「待って下さい! それだとダメだから……」
かがみ「ごめん、そろそろホームルーム始まるから」

 そういって、かがみはトイレから出てしまった。

みなみ(まずい……何を焦っているんだ……まだ今日は始まったばかり……授業中にしっかり作戦を考えよう……。平常心、平常心……)

 みなみは自分を落ち着かせるため、何度も深呼吸する。トイレで深呼吸なんてするもんじゃないが……。

みなみ(よし、もう大丈……)

 キーンコーンカーンコーン、と、これはホームルームが始まるチャイムだ。

みなみ「え? もう時間……」

 みなみは大慌てで教室に戻った。


―3年D組―

かがみ「あんた1年のみなみちゃんって知ってる?」
みさお「え? 誰だそれ?」
かがみ「……気をつけた方がいいわよ」フッ
みさお「ど、どーゆー意味だよ」

あやの「そういえば今日は身体測定ね」
かがみ「そーだったわね……ん」
みさお「柊が一番嫌いな日だよな~」ニヤニヤ

かがみ「やばっ……」
みさお「?」


―3年C組―

つかさ「えぇ~!? 今日、身体測定なの~!?」
みゆき「そんなに驚く事でしょうか?」

つかさ(どどどどどうしよ~、制服の下は水着だし……恥ずかしいよ~)
こなた「つかさ、もしかしてブラ付けてないの?」
つかさ「……うん」

 嘘は言っていない。このこなたの様子を見るかぎり、少し元気を取り戻したようだ。みゆきが上手く言ったに違いない。

こなた「実は私も忘れちゃって……夏休みボケって嫌だね♪」
つかさ「こなちゃんは恥ずかしくないの?」
こなた「ん~、恥ずかしいけど男子に見られるわけじゃないしね~」

つかさ(私の場合、誰に見られても恥ずかしいんだけど……)

 身体測定でスク水なんて、場違いにも程がある。

ななこ「おーい、次はうちらの番や。女子から保健室に行くよーに、男子はその間、自習な」

つかさ(き、来たー……)
こなた「大丈夫だって、私もだから♪」
つかさ(全然、大丈夫じゃないよ~><)


―保健室―

こなた「みゆきさん……相変わらず凄いなぁ」
みゆき「……///」
こなた「つかさ脱がないの?」
つかさ「わ、私はまだ先だから良いよ~」

こなた「…………」
つかさ「な、何?」
こなた「とあぁっ!」
つかさ「あっ」

 こなたがつかさのセーラー服を捲くり上げる。

こなた「え? スク水……?」
つかさ「あの、これは……」

 こなたは思い出す。夏休み、プールでやられたあの恥ずかしい思いを!

こなた「ふふふ」
つかさ「あれ? こなちゃん目が怪しいよ……?」

 今こそ仕返しの時だ!!

こなた「じゃあ、脱ごうか? スク水」
つかさ「え? あ、ちょま……!」

 こなたはつかさに掴み掛かると、あっという間に制服を取り払った。そして即座にスク水を脱がす作業に移る。

つかさ「こなちゃんのえっち! こんなところで裸になんてなりたくないよぅ」
こなた「ははは、私が受けた羞恥……存分に味わえぃ!」

 つかさの抵抗も虚しく、上半分を脱がされてしまった。その時!

ななこ「何をやっとんねんアホ!」ゴチン!
こなた「あいたっ!」

 担任であるななこが制止に入った。

つかさ「助かった……」
こなた「うぉぉ……」

ななこ「で? 何で柊は水着なんて着てるんや?」
つかさ「え? これは……お姉ちゃんが」
こなた「かがみがつかさに着せたの!?」
つかさ「あ、いや、そうじゃなくて~(ゆきちゃん助けて)」

みゆき「(仕方ありませんね……)納得の行く説明!」キュイーン


こなた「へぇ~」
ななこ「なんや、そうやったんかいな」
つかさ(ゆ、ゆきちゃん凄い……)

 みゆきの話術があればどんな物事もあっという間に解決出来てしまうのだ(嘘)。

ななこ「着てきたもんはしゃーないな、そのまま受けろや」
こなた「前代未聞ですね」

ななこ「そんで泉は」
こなた「はい?」

 ななこはガサゴソと救急箱を漁る。

ななこ「上、着てくるの忘れたんならそれなりの対策せぇよ? 少しは女としての自覚を持たなあかん」

 そういって、ななこはこなたの二つの小さなサクランボに絆創膏を貼る。

こなた「なんかエロいですね」
ななこ「アホか、無いよりマシやろ。ほら、お前が1番なんやから、はよ行け」
こなた「はぁーい」タタタ

ななこ「ほんま、小学生みたいなやっちゃなぁ」
つかさ「はは……。あの、先生」
ななこ「ん?」
つかさ「私にも絆創膏ください」
ななこ「……そーやなー、診断の時は結局脱ぐしな。どれ、胸出してみ?」

つかさ「え? 自分で貼る――」
ななこ「ええから」

 ななこは慣れた手つきで水着を脱がすと、優しく絆創膏を貼っていく。

つかさ「あ……」

みゆき(……果たしてこの保健室のシーンは必要なんでしょうか?)

 

 

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