>>696かがみ「………」『ねえ。私、何をすればいいの?』かがみ「送信……。……早く、仲直りしたいのに……」/『もう金輪際、私の前に現れないで』かがみ「……やっぱり……こうなっちゃうか……」『わかったわ。ごめんね、こなた』かがみ「……送信……」/『あとさ、馴れ馴れしくこなたって呼ばないで。いいよね?柊さん』かがみ「…………」『わかった。ごめんなさい、泉さん……』かがみ「……こなたとの関係も……今日で終わりなのね……」
>>700~次の日~かがみ「ほい、日下部。アーン」みさお「ヴぁーん」パクみさお(これ、いつまで続くんだよ!)あやの(そうだね、泉ちゃんとの仲をなんとかしてあげられないかな)かがみ「ほれ、もう一個。アーン」こなた「やふー、みさきち~。歴史の教科書わすれ……」みさお「ヴぁーんっ、ヴぁっ」こなた「柊さん、なにやってんの?」かがみ「泉さんには関係ないことよ」こなた「……」かがみ「……」
>>704~同時刻、B組~つかさ「ゆきちゃん!」みゆき「……わかっています。泉さんの目を覚まさせないと」つかさ「でも、どうすればいいか私全然わかんないよ……」みゆき「一応、案はあります。……失敗した時の展開を想像したくないような方法ですが」つかさ「……どんな方法?」*こなた「ただま~」つかさ「……」みゆき「……」こなた「どしたの? 2人とも」みゆき「……何かご用ですか?」こなた「え、いやご用って……別に用とかはないけどさ」みゆき「そうですか。では、私は忙しいので」こなた「……ねえつかさ、みゆきさんどうしちゃったの? 怒ってる?」つかさ「『泉さん』には関係ないよ」こなた「へ……」つかさ「先生来るよ? 早く席に着いたほうがいいよ、『泉さん』」こなた「……そ、そー……だね。はは……」
>>707更にその同時刻みさお「ちびっ子、ほら、歴史の教科書ならあるぞ」こなた「あ、あぁ、いやあありがとう、みさきち~」あやの(そうだ、みさちゃん。みさちゃんはこのまま泉さんと仲良くして欲しいの)みさお(な?仲良く?)みさお「いいっていいって、そうだ、今日ちびっ子の家に遊びに行ってもいいか?」みさお(こうか?)あやの(そうそう)あやの「じゃあ、私も一緒お邪魔してもいいかな?」こなた「……?もちろんいいよ!」かがみ「なによ……」
>>708~舞台裏~あやの「もしもし、高良さん?」みゆき「峰岸さん、ちょうどよかった。今、私からもご連絡するつもりでした」あやの「柊ちゃんと……泉さんのことよね」みゆき「ええ。私とつかささんで、泉さんを避けるように計らいます」あやの「私とみさちゃんで泉さんと仲良くなって、嫌が応でも柊ちゃんと会うようにする」みゆき「……ふふ、考えることは一緒でしたね」あやの「ええ。……ただ、この作戦は……」みゆき「最悪、私達から嫌われたと思った泉さんが自殺してしまう可能性があること……」あやの「……二人で、泉さんの動向をチェックしましょう。何かあったなら、また連絡を」みゆき「イエス、マイロード。……前の泉さんなら、こう言うでしょうね」あやの「二人はもう、今までの二人じゃないわ。気を付けなくちゃ……」/こなた「つかさも……みゆきさんも……まったく相手にしてくれなくなっちゃった……。私、嫌われちゃったのかな…… ……いや……でもまだ、みさきちと峰岸さんがいるから……」
>>710~泉家~こなた「ただいま~」あやみさ「お邪魔しま~す」そうじろう「おかえり、こなた。おっとお友達かい?」あやの「はじめまして。峰岸あやのです」みさお「みさおです」そうじろう「そうかそうか、上がってくれ~」あやみさ「失礼しま~す」こなた「さて、ゲームでもしようか!」~柊家~かがみの部屋かがみ(なに?どうして私はこんなに惨めな目にあわなくちゃいけないのよ)つかさの部屋つかさ(どうしよう、お姉ちゃんにどうやって話せばいいんだろう)
>>720みさお「くっそ、ちびっこ強すぎだってヴぁ!」こなた「はは、甘く見て貰っちゃ困るよ」みさお「あーもー!強制終了だゼ!」こなた「あ、電源消すなー!」あやの(二人とも楽しそう……楽しそうなんだけど……泉さん、なんだか……)こなた「もー、それじゃゲームにならないぢゃん。みさきちは短気だなぁ」みさお「悪い悪い」こなた(……違う……何かが違う……)あやの「ゲームだとみんな泉さんの勝ちだから、少しお話しない?」こなた「お、いいね」みさお「じゃさ、そっちのクラスについて教えてくれよー」/こなた「――…てな感じでさ、最近つかさとみゆきさんが冷たいんだよね」みさお(あやのー、いってみっか?)あやの(ええ。一か八か、だけれど……)みさお「そりゃあれだな、ちびっこが柊に怒ってることが原因だゼ?」こなた「え……?」あやの「柊ちゃん、何回も泉さんと仲直りしようとしてたのよ?だから……もしかしたら、泉さんに愛想を尽かしたのかもしれないわね」こなた(そんな……私は……悪くないのに……)みさお「まだ遅くはないゼ?今から、柊に謝ってこいよ」あやの「そうよ。柊ちゃんのところに行ってみたら?」こなた(……どうしよう……私、いったいどうすればいいの……?)
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>>721みさお「な、謝ろーぜ? 終わりよければ全てよしって言うだろ?」こなた「……嫌」みさお「へ、」こなた「悪いのはかが……あっちだもん。私は何も悪くない」あやの「泉ちゃん――」こなた「ふん……2人をけしかけたりしないでちゃんと謝りに来てれば考えなくもないのに」みさお「……! このっ……!」あやの「みさちゃん!!」みさお「ぐ……」こなた「もういい、気分悪いよ。帰ってくれないかな」みさお「っ! あやの、帰るぞっ!!」こなた「……ほら、みさきち追いかけなくていいの?」あやの「うん……その前にひとつだけ」こなた「何?」あやの「私たち、柊ちゃんに頼まれてここに来たわけじゃないの。むしろ……恨まれてるかもしれない」こなた「……」あやの「……ごめん、行くね。また学校でね、泉ちゃん」*ゆたか(聞こえちゃった……お姉ちゃんとかがみ先輩、ケンカしてるんだ。どうしよう……)
>>733~翌日、学校~つかさ「こなちゃん、今日休みだって」みゆき「あんなことがあれば……友達のいなくなった学校になんか、来たくありませんよね……」つかさ「ほぇ?」ゆたか「あの……高良先輩、つかさ先輩……」みゆき「あら、小早川さん。どうされました?」ゆたか「それが……」/ゆたか「――…私は、どうしたらいいのかな……?」つかさ「そんなことが……」みゆき「……小早川さん、私達の作戦に協力してください。泉さんの目を覚まさせることができるかもしれません」ゆたか「え……」みゆき「しかし……失敗の代償はあまりにも大きすぎます。それでも……いいですか?」ゆたか「……」つかさ「ゆたかちゃん……」ゆたか「わかりました。お手伝いします」みゆき「ありがとうございます。では、今日帰ったら……」/こなた(……本格的に……学校辞めようかな……)ゆたか「こなたお姉ちゃん、入るよ」こなた「ゆーちゃん……」ゆたか「こなたお姉ちゃん。私ね、昨日の会話、聞いちゃったんだ」こなた「!!」ゆたか「ねえ、かがみ先輩に謝って。こんなお姉ちゃん、もう見たくないんだよ。だから……だから……」こなた「ゆーちゃん……」こなた「……ごめん」ゆたか「え……」こなた「ゆーちゃんが心配してくれるのはすごく嬉しいよ。だけど……私は、自分から柊さんに謝るつもりはない」ゆたか「……バカ!」――パチィン!!こなた「……へ……?」ゆたか「こなたお姉ちゃんなんか……こなたお姉ちゃんなんか大っ嫌い!!」こなた「ああ、ゆーちゃん!!」こなた(……ゆーちゃんにまで……嫌われちゃったな……あはは、あははは……)
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>>737数日後学校の屋上にてこなた(……私みんなに嫌われた……もうこんな世界嫌だ……死んだら…… お母さんに会えるかな?…………)━━━みんなゴメンね。先に逝っちゃってゴメンね。 お母さん今そっちに行くから━━━━━━━━━━━━━━━━━━??「こなた」こなた「?……だれ?」かなた「こなた!」こなた「!!?……お母さん……そっか……私、死んだんだ……」かなた「いいえこなた、あなたは死んではいないわ」こなた「え?じゃあ何でお母さんが居るの?」かなた「それは読者の脳内にお任せするわ」こなた「(……何と言う他力本願……)」かなた「それよりこなた。何で死のうなんて思ったの?」こなた「だって私みんなに嫌われて……こんな━━━」かなた「『こんな世界もう嫌だ』そう思って屋上から飛び降り自殺しようと思った」こなた「…………」かなた「ねぇこなた、お母さんはねこなたにはもっと生きてほしいの」こなた「でもお母さん、みんな私の事嫌いだし…………私もう一人ぼっちだし…………」かなた「こなた、みんな本当にこなたの事が嫌いになったのかな?」こなた「!?……どういう事?……」かなた「目を開けてごらんなさい。こなた」
>>744こなた「……え?こ、これ、マット……」みゆき「ふう……やはり屋上からの飛び降り自殺でしたか」つかさ「屋上のフェンス、一個壊れてたんだよね。ゆきちゃんに言われてマットを用意してて正解だったよー」こなた「??ど、どゆこと?」あやの「わざとだったのよ、泉ちゃんを避けてたの。私とみさちゃんとゆたかちゃん以外は」みさお「あはは……あんときゃ、本気で怒っちまったってヴぁ」ゆたか「ごめんね、こなたお姉ちゃん……」こなた「な、なんのために……」かがみ「私よ」こなた「か……柊さん」つかさ「ほら、もう名前で呼んであげて」みゆき「私達は、泉さんがかがみさんに謝るよう、かがみさんの気持ちを味わわせたんです」こなた「あ……」ゆたか「ちょっと、やりすぎたみたいだけどね……」みさお「ま、終わりよければ全てよしってな。柊に言いたいことあるだろ?」あやの「ほら、ね?」こなた「……うん」こなた「ひいら……ううん、『かがみ、』ごめんね。私、いじめっ子と何も変わらなかったよね」かがみ「ううん。元はと言えば、私が悪かったのよ」こなた「じゃあ……」かがみ「お互い様……ってことで」こなかが「ごめんなさい」みゆき「やれやれ、ようやく一件落着ですね」つかさ「仲直りしてくれて良かったよー」みさお「ああ。あいつらはやっぱ仲良しじゃなくちゃ。悔しいけどな……」あやの「うふふ」ゆたか「……友情って、いいね……」かがみ「ひっく……こなたぁ……」こなた「おー、よしよし。かがみんはさみしんぼだからねぇ」かがみ「あんただって……泣いてるじゃない……」こなた「ふぇ!?……あ、ホントだ……」かがみ「ふふ……あんたもさみしんぼなのね……」こなた「……はは……大好きだよ、かがみん……」かがみ「私もよ、こなた……」~数日後、学校~かがみ「はぁ!?また宿題見せなさいって!!」こなた「お願いだよかがみぃ~、あん時みたいに優しくなってよ~」かがみ「アホかっ!!」こなた「はぐっ!!」つかさ「良かった。いつもの光景だー♪」みゆき「あ、あはは……」
HAPPY END
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