☆注意点・こなたたちは大人になっています・かがみんの性格が壊れています。壊れてるってレベルじゃねえぞ!・かなり独自解釈が入っています
それでも大丈夫な方だけお読みくださいませ。「悪霊退散☆柊姉妹」:登場人物の設定「♪…ふん、ふん、ふん~」今日はよく晴れた日だ。キーを打つ手にも調子が入り、ついつい歌が出てしまう。「♪だぁい~てつ~じん~、ワンセブ~ン」そう、一般の人が聞いたら、「おまえ歳いくつなんだ!」と聞かれそうな特ソン。気分が乗ると私はついつい口ずさんでしまう。そしてしみじみ思う。「…結局、私はオタクなんだな」今日はよく晴れた日だ…。
「さて、早速ファイルを保存して…と」そう言って私は立ち上がった。せっかくの休みだし、今の内に原稿を書き溜めておいた方が後々ラクだもんね。さぁて、今日のお昼はっと。
西暦2011年、3月10日。気がつけば私もすっかり22歳。いやぁ、時が経つのって早いもんだね。
…おっと、自己紹介を忘れるとこでした。私の名前はこなた。泉こなた。こっそり雑誌に投稿していた文章がどういうわけか出版社の目に止まったらしくて、今となってはあの頃以上に多忙極めるこの人生。それにしても、まさかラノベ書く身になるとは思わなかったね。いやぁまいった。さて、仕事も一段落したし…昨日録画しといたアニメでも見ようとするかね。
と、思っていた或る日のことなのでした。
原稿はすでに編集部に届いている。とりあえず、今日からしばらくは余裕を楽しめる、のかな。早速アニメの観賞をはじめようとしたとき、ふと呼び鈴が鳴った。
こなた「はーい!」
かがみ「おーっす、こなた」こなた「おぉ、これはかがみんにつかさじゃないか~。勉強の方はどう?」かがみ「まぁ、秦野まで行くのは正直大変だけどなんとか頑張ってるわよ。そっちは?」こなた「ちょうど原稿がひと段落ついたとこなんだよ~。つかさは?」つかさ「う~ん…頑張ってるんだけどメレンゲ作りが上手く行かなくて」こなた「はっはっは、大変だねぇつかさもww」つかさ「この間なんかクッキーを焼こうとして焦がしちゃって><」かがみ「おまっ…そんなんでホントに菓子職人なれるの?」こなた「だぁ~いじょうぶだって、そこがつかさのかわいいところなんじゃん」かがみ「かわいいとか以前にあんたも心配してやれってぇの。…でもあんたのラノベ、読ませてもらったけどなかなかいい出来じゃない」こなた「なぬっ!?…そうかそうか、かがみんもついに萌えがわかるようになったか~」かがみ「そんなんじゃないわよ!ストーリーの組み立て方とか、キャラの立て方が上手いって話よ」こなた「でも実はこういうキャラの設定とかするの大変なんだよね~」つかさ「そうなの?」こなた「そりゃそうだよ、あんまり突飛なキャラクターを出しちゃって読者にドン引きされるのもやだしさ、だったら実在する人物をモデルに」かがみ「…ん?おい待て、この『椿みすず』ってのはまさか…」こなた「おっ!鋭いねぇかがみは。実はこのみすずのモデルはかがみなのだよ!(キラーン」かがみ「なっ!?」こなた「いやぁ、動揺するかがみもかわいいねぇ~よしよし」かがみ「だぁあぁぁあああ!撫でるな鬱陶しい!」こなた「うひゃ~ww」かがみ「…でも、さ」こなた「ん?」かがみ「ちょっと、嬉しい…かな…」こなた「ぬおぉぉぉぉ~!ツンデレktkr!」かがみ「あのなっ!(怒)」
そんな風に能天気に話をしていると、お父さんが入ってきた。そうじろう「おほぉ~。こなた、お友達が来てるのか~」つかさ「あ、おじさん」こなた「そだよ~」かがみ「…あの…何でカメラ持って部屋に入ってくるんですか」そうじろう「あ、いや、これは、その…」こなた「はぁ…」つかさ「どんだけ~」お父さん、娘の友達にまでそんな目で見られるようになっちゃおしまいだよ…。
でも、まさか今日がとんでもない一日になるとは思いませんで。つかさ「!」つかさの頭のリボンがピクッ、ピクッと動く。一体どうしたんだろう。かがみ「…つかさ?」つかさ「お姉ちゃん…この家…」こなた「?」つかさ「この家……霊がいるよ…!」なんですとーっ!でもつかさもかがみももともと神社に住んでるんだから間違いないか…。でもこの家に霊が出るって本当かな?
かがみ「こうなったら…やるしかないわね。つかさ!」つかさ「うん!」かがみ・つかさ「すぐになりましょ☆巫女・装・束!レッツゴーッ!!」
かがみとつかさが壊れた!?と思った次の瞬間、辺りはいきなり強い光に包まれた。うおっまぶし!!あんまり眩しくて一瞬目をつぶってしまったけど、そこにはさっきまでのかがみたちの姿はなかった。代わりにそこにいたのは…巫女装束を纏った彼女達の姿だったのだ。
そうじろう「…巫女萌え!」お父さん、いくら萌えるからって拳をぐっと握って涙を流しながら勝ち誇らないように。するとかがみたちが動いた。
つかさ「この辺りから感じるよ」かがみ「そうね…なんか怪しいわね。こなた、あの部屋の向こうに霊がいるわよ」こなた「うんうんなるほど、あの部屋の向こうに…って、ちょっ!?」驚く私を尻目に、部屋へと向かうかがみたち。まさか、あそこは……とかいいつつ、ちゃっかりネタ用のメモを持ってついていく私なのでした。
ついた先は、いつもお父さんが閉じこもって小説を書いてる部屋だ。って、お父さん。いくらかがみたちに萌えてるからってなんでビデオカメラ持ってついてくるのさ。
かがみ「…ここね」つかさ「うん」緊迫した空気。どうやら獲物はここにいるらしい。かがみ「……つかさ、『陰陽スナイパーライフル』を」つかさ「うん!」っておぉい、かがみさん!巫女なのにスナイパーライフルってちょっ!しかもつかさが出してきた例のライフルは…
どうみてもガンダムデュナメスのGNスナイパーライフルです。本当にありあとじゅしたー。あーぁ、お父さんったら鼻血出してぶっ倒れちゃったよ。巫女とライフルの組み合わせに萌えて限界突破しちゃったんだねー。南無。
かがみ「……この近くに来てるわね」こなた「あ、あのー…かがみん?」かがみ「…どうやら目当ては…こなたとおじさんね…こっちへ来る!」あれ?…ちょっと待ってよ、その霊ってまさか!こなた「かがみ、待ってよ!その霊は悪霊じゃn」かがみ「狙い撃つ…狙い撃つぜっ!」こなた(ロックオン・ストラトス!?)そう言ってかがみがトリガーを引こうとした、その時だった。
「狙 い 撃 た な い で ー !」
かがみ「!?」つかさ「!?」こなた「!!!!!!」なんということでしょう!目の前に現れたのは悪霊ではなく…そう、悪霊ではなく…
こなた「お、お母さん!?」そう、今から20年くらい前に死んだはずのお母さんが目の前に立っていた。かがみ「あ、あれ?」かなた「まったく、人のことを悪霊だなんてひどいわ!プンプン」かがみ・つかさ「ご、ごめんなさい…」こなた(いやぁ、謝るかがみもかわいいなぁ、メモメモ♪)と、呑気にメモをとっていると。
かなた「こなたもどうして助けてくれなかったの?」こなた「え!?いやその…ちょ、ちょっとね、幽霊に説教くらう巫女っていいラノベネタになるかな、なんて…」かなた「……」こなた「あの、…こめんなさい」かなた「もう、こなたったら…」
その頃、お父さんはというと、自ら作った鼻血の池の中で溺れていたのでした。絶対まともな死に方できないよね、ホント。
それから3日後。かがみ「…あの霊、こなたのお母さんだったのね…」こなた「まったく、一歩間違ってたらお母さん消されてたよ」いやぁ、もう少しで恨まれるところだったよ、危ない危ない。さぁ、気を取り直してかがみたちにお菓子を出してあげなきゃ。こなた「そうだ、今まで取材がらみで写真とってきたんだけどさ、かがみたちも見る?」かがみ「へ~、…やらしい写真じゃないわよね?」こなた「失礼な、取材用の写真だよ?」つかさ「…あっ、桜の花だ」かがみ「なんだ、普通の写真じゃない」こなた「あ、もしかしてほんとはやらしい写真の方がよかった~?ニヤニヤ」かがみ「違うわよ。お前の頭はどうかなってんのか!」こなた「これ、連載が決まったお祝いにってお父さんが撮ってくれたんだけどさ」つかさ「?」こなた「お父さんったら、私よりはしゃいじゃって…」かがみ「…ダメだなこの親父…」かがみのその言葉にちょっとだけだが共感してしまう。まったく、お母さんの苦労がしのばれるよ。と思っていたその時、つかさのリボンが再び動いた。つかさ「…この写真から、霊の波動を感じる!」かがみ「……あぁっ!これは…心霊写真ね!」こなた「えぇっ!?ちょ、おまっ!?」このパターンは、MA☆SA☆KA!
そう思っているとかがみたちはあの時のように一瞬で巫女装束になり、例の写真と怪しげな道具をたくさん持って庭に出て行った。かがみ「…この写真の霊がこなたにどんな悪影響を及ぼすかなんてわかったもんじゃないわ。つかさ!」つかさ「うん!」つかさは例の道具を集めてなにやらやぐらのようなものを作り始めた。かがみは手に持っていたチャッカマンで集めた紙くずに火を点ける。こなた「あ、あのこれは一体…?」つかさ「えへへ~、『即席お焚き上げセット』だよ」かがみ「この写真を持ってると危険よ、ここは私達に任せて」こなた「いや、あの…この写真多分悪霊とかそんなんじゃなくt…」かがみ・つかさ「レッツ、お焚き上げ~!」
かなた「お 焚 き 上 げ な い で ー !」お母さんが手にもったハリセンがかがみとつかさの頭にスパーンと音を立ててぶつかる。幽霊でも攻撃できるんだ…メモ、メモ…じゃなくって。つかさ「ま た あ な た で す か」かなた「『また』はこっちの台詞です!」かがみ「じゃぁ、さっきつかさが感じた霊波動って…」こなた「…ごめん、お母さんだったんだ…その波動…」このあとお母さんのハリセンが私にも飛んできたのは言うまでもない…つかさ「でも、こんなぼんやりとじゃ、なんかかわいそうだよ」かがみ「そうね…せっかく写るんなら、もっとはっきり写ればいいのに」かなた「うっ…」かがみさん、幽霊にそれを求めるのもどうかと思いますが。
かがみ「つかさ、こうなったらこなたのお母さんのために一肌ぬいであげましょ」つかさ「そうだね…」こなた「でも、どうやるのさ?」つかさ「『霊波定着ペン』~」また怪しい道具を出すつかさ。てか、その巫女装束は四次元ポケットか何かですか?つかさ「これを霊波動の出てる写真に塗るとね」というなり、つかさはその怪しげなペンで写真に移っている私の横を擦り始めた。すると浮き上がってきたのはお母さんの姿。かなた「す、すごい…」こなた「むぅ…怪しいと思っていたが本当に出てくるとは」かがみ「まぁ、私たちにかかればざっとこんなもんよ」こなた「…あれ?なんか変だよ、この写真」
ふと写真を見ると、そこに写っていたのは…チョココロネをほおばる私。その右隣でかなりやばいテンションのお父さん。そして私の左隣に写ってるお母さんはというと…かがみ「ちょ…これ……」チョココロネを太い方からかじろうとして…こなた「…お母さん……」かなた「……」太い方からかじろうとして失敗し、顔面がチョコまみれになっていたのでした。
かがみ「………」こなた「………」つかさ「………」
かなた「ごめんなさい、やっぱりお焚き上げて(泣)」つかさ「どんだけ~」
<オワリ>
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