クズのような自分なんかとは、ちっとも釣り合わない彼女ができたら、どうする?wwwwww 考えてみ?wwwwwwwwwwww 頭が良くて、美人で、スタイルが良くて、運動も出来てさwwwwwwww 全然、もう全然自分なんかとは毛色の違う人なんだよwwwwwwww 君だったらどうする?wwwwwwwwwwww 俺の場合は、有頂天になったねwwwwwwwwwwwwww
朝、通学路を歩く俺は、目の前に愛しの彼女を見つけたwwwwwwwwww テンションが一気にMAXwwwwww思わず駆け寄って、その細い背中に声をかけたwwwwwwww「みゆきさんwwwwwwwwwwwwドゥフッwwwwwwドゥフッwwwwwwwwww」 肩をぽんっと叩くwwwwwwww 桃色の髪を跳ねさせて、彼女は振り向いたwwwwww 大きなめがねと、ぱっちりとした瞳wwwwww そして、弾むような爆乳wwwwwwwwww そう、皆のアイドルwwwwww みゆきさんだwwwwwwww「ああ、おはようございます」 みゆきさんはふわりと笑ったwwwwww俺も釣られて笑うwwwwwwエフッwwwwエフッwwwwwwww「珍しいですね、今日は遅刻しないんですか」「みゆきさんに一刻も早く会いたかったからさwwwwwwビックバーンwwwwww」 というと、みゆきさんは照れたように笑って、顔を伏せたwwwwww その頬は紅く染まっているwwwwwwww俺もつられて紅くなるwwww自分で言っといてwwww自分で言っといて紅くなるからwwww みゆきさんと俺は、最近付き合いだしたwwwwwwwwwwww ある日、突然みゆきさんが、俺に告白してきたのだwwwwwwww それはもう驚いたねwwwwwwwwなんてったって、憧れの女性から告白されたんだからwwwwww 俺はもうはしゃぎまくりでOKしたwwwwwwww そして今に至るwwwwwwww そうそう、とみゆきさんは俺に顔を向けたwwwwwwww「この間ですね、こなたさんと面白い出来事がありまして」「泉の野郎がどうかしたんですか?」「こなたさん、突然『私、かがみんと付き合うことになったから』と言い出しまして」「ありえそうですね」「私驚いてしまって、動揺するやら、おめでとうと言うやら、それはもう、慌てたのですが」「慌てるみゆきさんも可愛いですよ」「実は、それは嘘だったんですね」 オチも何もない話wwwwwwwwだが、俺はげらげら笑ったwwwwwwみゆきさん可愛いよwwwwww「だけど、泉の野郎、太い奴ですね。みゆきさんに嘘を吐くなんて」 と俺が言うと、みゆきさんはぼそぼそ唇を動かしたwwwwwwww「あの、私だけ抜け駆けしてしまったから、こなたさん、ちょっと驚いてしまったようで……」「抜け駆け? どういうことですか?」 あの、その、とみゆきさんはしどろもどろwwwwwwドロヘドロwwwwww面白いよねwwwwwwww「私だけ、恋人ができてしまったから……」 心臓が跳ね上がったwwwwwwそういう彼女は、とても美しかったwwwwwwwwwwww ひらりと桜が待ったwwwwwwwwwwそういえば、もうそんな季節だwwwwwwww みゆきさんの頭に、桜の花びらがついたwwwwww俺はそれを目で追いながらwwwwww「俺は、みゆきさんに絶対、嘘なんか吐きませんよ」 と言ったwwwwwwwwww言ったったwwwwwwww みゆきさんの顔は、桜よりも紅くなって、はい、と呟くと、さらに俯いたwwwwwwwwwwww
学校に到着して、俺とみゆきさんはそれぞれのクラスに向ったwwwwwwwwww 机のうえに鞄を置くと、勝手に顔が笑ってしまうwwwwwwww 何て幸せなんだろうwwwwwwふわふわして、現実感がないwwwwww ずっとこんな日々が続けばいいのになぁwwwwwwwwwwwwwwww
と、思っていた矢先、腹に激痛が走ったwwwwwwww ぐるぐると腹が鳴るwwwwwwwwぐるぐるぴーぴーwwwwwwww どうやら、腹を壊しているwwwwwwww 恐らく、朝にカレーを食べたせいだろうwwwwww 調子に乗ってコーラとか飲んだからwwwwwwwwww俺の馬鹿wwwwww 俺は慌てて、トイレに向ったwwwwwwwwwwww だが、トイレは全部空いていなかったwwwwwwwwww 朝にうんこする奴多すぎwwwwww家で済ませろやwwwwwwって俺もかwwwwwwww 一人つっこみをいれてる間も、腸内運動は激しいwwwwwwwwww 元気なそれは、もう入り口まで迫っていたwwwwwwwwww 俺は、やむをえず、女子トイレに駆け込んだwwwwwwww
幸い、女子トイレには誰もいなかったwwwwwwww 俺は個室に飛び込んで、臨戦体勢wwwwwwww うんこは軽やかに飛び出たwwwwwwwwww えも言われぬ快感の後、さあっと血の気が引いたwwwwwwww これ俺変態じゃんwwwwwwww女子トイレでうんこするとか完全なる変態じゃんwwwwwwww 俺は、慌ててトイレから脱出を試みたwwwwwwww だがそのとき、がやがやと、誰かがトイレに入ってきたwwwwwwww 俺は慌てて個室に隠れたwwwwwwww 女子ってのは、何でこうも集団でトイレに行くのかwwwwwwww 聞くつもりもないが、自然に会話が聞こえてきたwwwwwwww「ねー、くさいよねー。……って、本当に臭くない?」「ハンバーグみたいな匂いがするねぇ~」「ちょっ、つかさ、表現が生々しい……」 どうやら、トイレに入ってきたのは、みゆきさんたちと仲が良い、泉と、柊姉妹の三人のようだったwwwwwwwwww 三人はトイレはしないで、洗面台のところで雑談しているwwwwwwwwww 俺は何となくその会話に聞く耳を立てたwwwwwwだって気になるんだもんwwwwwwww「みゆきさんもやるよねー。まさか本当にするだなんて」「ね、私、すっごく驚いたよぉ」 どうやら、みゆきさんのことを話しているwwwwwwww ますます聞く耳を立てた俺の鼓膜に、衝撃的な言葉が飛び込んだwwwwwwwwww「罰ゲームとはいえ、まさか本当に告白するとはねー」 罰ゲーム?wwwwwwwwwwwwww どういうことだ?wwwwwwww みゆきさんは、俺に罰ゲームで告白したのか?wwwwwwwwww
その瞬間、頭の中で、ジグゾーパズルが完成したみたいな感覚がしたwwwwwwwwwwww そうだwwwwwwwwww考えれば、当たり前だwwwwwwww 俺のような劣等生を、みゆきさんが好きになって、あまつさえ彼女から告白してくるなんてwwwwwwww ありえないんだwwwwwwwwそんなことwwwwwwww 俺は、がちゃりと扉を開けたwwwwwwwwひぃっ、という短い悲鳴が上がって、三人はこちらを見たwwwwwwww 俺は彼女たちには一瞥もせず、溜息をついて、トイレから出たwwwwwwwwwwww
その日の帰り道、後ろから声をかけられたwwwwwwww みゆきさんだwwwwwwwwww 笑顔で、駆け寄ってきたwwwwww俺は、その笑顔に、胸が痛んだwwwwww 全部、嘘の癖にwwwwwwww頭が良い人は、演技も上手いのかなwwwwwwww みゆきさんは言ったwwwwwwwwww「今日の夜、暇ですか? お話したいことがあるんです」 ほらきたwwwwwwと、俺は心の中で言ったwwwwwwwwww「坂の上の、桜の木の前で待っていて欲しいんです」 その場所は、俺がみゆきさんから告白を受けた場所だwwwwwwww よりにもよって、そんなところを選ぶなんてwwwwwwwwww 嫌味な人だよwwwwwwまったくwwwwwwww「来てくださいね」 みゆきさんは、暗い顔の俺を覗き込んだwwwwwwwwww 俺は、無理に笑顔を作って、「ええ、行きます」 と言ったwwwwwwwwww みゆきさんは照れくさそうに笑うと、ぽてぽてと、走り去ってしまったwwwwwwww 俺はその後ろ姿を見ながら、自嘲的に笑ったwwwwwwww「振られるってわかってるのに、行くかよ」
次の日、みゆきさんは学校に来なかったwwwwwwwwwwww ぽっかり空いている机を、廊下から見て、俺は苛立ったwwwwwwww 何であんたが、逃げるんだよwwwwwwww 逃げたいのは、俺だwwwwwwww ぬか喜びさせて、本当は嘘だったなんてwwwwwwww 俺は馬鹿みたいじゃないかwwwwwwwwwwいや、馬鹿なんだけどwwwwwwww
そのとき、がつん、と後頭部を殴られたwwwwwwww 驚いて振り向くと、柊姉妹の、姉が俺を睨んでいるwwwwww その後ろには、妹と、泉がいたwwwwwwww二人も、俺を睨んでいるwwwwww「なんだよ」「なんだよじゃないわよ。あんた、昨日みゆきの約束ほったらかしたわね」「ああ、そうだよ」「そうだよ、って、あんたねぇ」「うるさいな」 俺は、きつい口調で言ったwwwwwwww「全部、嘘だったんだろ。罰ゲームだったんだろ。何で行かなきゃいけないんだよ。どうせ、振られるのによ」 俺よりもきつい口調で、柊姉は怒鳴ったwwwwwwww「馬鹿!」 廊下を歩く人たちが、皆一斉に俺たちを見たwwwwwwww そんなこともお構い無しに、柊姉は言うwwwwwwww「みゆきみたいに初心な子が、例え罰ゲームでも、好きでもない男に本当に告白すると思う?」「ど、どういう意味だよ」「あの子はね、前からあなたのことが好きだったのよ。それを、いつまでも悩んでいるから、私たちが無理矢理告白させたの!」 ぐらりと頭のなかが回ったwwwwwwww 天地がひっくり返ったようだったwwwwwwwwww 心臓がばくばく鳴って、ぐるぐる混乱するwwwwwwww 柊姉は教室を覗き込むと、言ったwwwwwwww「みゆき、来てないの?」「あ、ああ、今日は、来てない」「昨日連絡したときは、もう帰る、って言ってたのに。まさか、あの子……」 俺は、柊姉の次の言葉を待たずに、走り出したwwwwwwwwww みゆきさんはきっと、まだ、あそこで待っているwwwwwwww 俺は確信を持って、そう思ったwwwwwwwwww 何故なら、俺はみゆきさんに言ったからだwwwwwwww 俺は絶対に、嘘なんか吐かない、とwwwwwwwwwwwwww
桜が雨みたいに舞っているwwwwwwww その下に、みゆきさんはいたwwwwwwwwこちらに背をむけて、ぼうっと立っているwwwwww 坂を全力で疾走した俺の心臓は、はちきれそうだったwwwwww ぜいぜいと息を吐きながら、俺はみゆきさんの細い背中に、声をかけたwwwwwwww 毎朝、そうしているようにwwwwwwwwww「みゆきさん」 みゆきさんは振り返ると、少し驚いて、それから、ふわりと笑ったwwwwwwww「来てくれたんですね」「すみません、みゆきさん。俺」「謝らないでください」 ぴしゃり、と遮られるwwwwwwww みゆきさんの目の下には、隈ができていたwwwwww 昨夜から、今まで、彼女はずっと、俺を待っていたのだwwwwwwww 胸がずきりと痛んだwwwwwwwwww 深呼吸するみたいに、あるいは桜の香りを楽しむみたいに呼吸して、それからみゆきさんは話し出したwwwwww「昨夜、私はあなたに別れ話を持ちかけようとしていました」 当然だwwww俺のような馬鹿男wwwwwwふられて当然だwwwwww だけど、何でだ?wwwwww当然だと思うのに、すごく、悲しいwwwwwwww みゆきさんは、言葉をつむぐwwwwww「そして、また、正式に告白しようとしていました」 みゆきさんの桃色の髪が、桜の花びらに混じって、風に流れたwwwwwwww「だって、私は、いつだって正直なあなたに、嘘を吐きたくなくなかったんです。きっかけの罰ゲームは、私の意志ではない。だから、この関係は、一旦リセット。そして私は、罰ゲームでなく、あなたに、本当の気持ちを伝えたいのです」 聞いてくれますか……? みゆきさんは静かにそう言ったwwwwwwww ぱっちりとした、だけど少し疲れた目が、俺を真っ直ぐに見据えるwwwwwwwwww 俺の答えは、決まっているwwwwwwwwwwwwww 桜が、頑張れ、とでも言うみたいに、風に傾いだwwwwwwww
終わり
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