第1話 悪夢の始まり(※語り手はつかさ・つかさ視点です)
それは、ある日の放課後・・・私達4人の・・・何気ない日常・・・それを、壊してしまったのは――――最後の日常にしてしまったのは―――
つかさ「ねえねえ、こなちゃん」こなた「なに?つかさー」つかさ「こなちゃんのお母さんって―――」
今、私は、とても後悔しています。どうして、あんなこと言ってしまったんだろう・・・
私が、その言葉を続けてしまった途端、周囲の空気が凍りついた。そんな気がしましたかがみ「つ、つかさ・・・」みゆき「つかささん・・・・」つかさ「・・・?」ガタッつかさ「こ、こなちゃん?」こなた「帰る」みゆき「そ、そうですね。帰りましょうか」こなた「みゆきさんいいよ。今日は一人で帰りたいから・・・また明日ね。かがみ。みゆきさん。」ガラガラ。パタン。
3人「・・・・・・・・。」
家に帰ってから、私はお姉ちゃんにこっぴどく叱られました。つかさ「は・・はうう・・・・><」かがみ「・・・ま、あの時すぐにフォローしなかった私も悪いんだけどね」つかさ「ど、どうしよう・・こなちゃんに謝らないと・・」かがみ「きっとあいつの事だから明日学校で謝ったら許してくれるわよ」つかさ「そ・・・そうかな・・・」次の日つかさ「こなちゃーん」こなた「・・・・・。」つかさ「こなちゃん。昨日のことだけど・・・」こなた「・・・(プイ)」つかさ「本当にごめ・・」こなた「・・・・・話しかけないでよ」つかさ「・・・・はう><」みゆき「(・・・・・これは重症ですね・・・)」
それから何日も私は必死に謝り続けました。でもこなちゃんは・・・許してくれるどころか・・・口も利いてくれません。そんなこんなで一週間目に入ろうとした・・ある放課後。つかさ「あそこにいるのは・・こなちゃんと・・お姉ちゃんとゆきちゃん・?」私は何故か反射的に通路の影に隠れました。自分でもどうしてこういう行動をとったのかわかりません。
みゆき「お怒りのほどはわかります。ですが・・そろそろつかささんのことを許してあげてくださいませんか?」こなた「・・・・・。」かがみ「つかさはあの後私からもこっぴどく叱ってやったからさ。もういいでしょ?」こなた「・・・・・・・・・つかさなんて
地 獄 へ 堕 ち れ ば い い ん だ
」
その言葉を聞いた瞬間、私は視界が真っ暗になったような気がして、気がついたときには逃げるように駆け出していました。かがみ「つかさ!」みゆき「つかささん!!」私の存在に気づいたお姉ちゃんとゆきちゃんが後ろから追ってきます。何故だかわからないけど捕まるわけにはいかないと思った私は、火事場の馬鹿力的な猛スピードで靴も履かずに校門を飛び出していきました。そして・・・みゆき「つかささん!!危ない!!」目の前には・・・猛スピードで迫るトラックの姿が至近距離まで迫っていて・・・私の意識は・・・そこで途切れました。
第2話 終わらない悪夢
・・・・・・・・・。気がつくと私は漆黒の闇の中にいました。そこは何も見えない、何も聞こえない・・・つかさ「あれ・・・?私・・・・どうしちゃったんだろう・・・何も思い出せない・・・」 「・・さ」つかさ「・・・・?」 「・かさ」つかさ「・・・誰?」かがみ「つかさー、起きろー!朝よー」つかさ「え・・・・・?なんだ、やっさいもっさいか」かがみ「早くしないと遅刻だぞー」つかさ「ふえええええ!?もうこんな時間!?でもなんかとても嫌な夢を見ていたような気が・・・」かがみ「・・・・・・・・。ほら、急ぐわよ」
こなた「おはよー、つかさみゆきさん他一名」かがみ「略すな!!」みゆき「ふふっ。おはようございます泉さんにつかささんにかがみさん・・・?どうしたんですかつかささん。表情が優れないようですが・・・」つかさ「え・・・うん・・・ちょっと嫌な夢を見ちゃって・・・内容は覚えてないんだけどね・・・」みゆき「・・・・・そういうのは気にしない方がいいですよ。」つかさ「う・・・うん・・・」こなた「そうだよー。つかさはいつも能天気なのがいいんだよー」つかさ「こなちゃんのくせにー><」キーンコーンカーンコーン・・・ななこ「お前ら席つけー」
そして放課後かがみ「おーっす」こなた「じゃあ帰ろうか」
その時――校舎から出ようとした私達の耳に飛び込んできたのは・・・校門の方から響いてくるブレーキ音のようなすごい音。こなた「な・・何・・!?」みゆき「事故でもあったみたいですね・・・」
なにか胸騒ぎがした私は制止しようとするお姉ちゃんやこなちゃん、ゆきちゃんを振り切って駆け出していました。かがみ「ちょ、つかさ!!」・・・・。みゆき「つかささん・・・残念です・・・」こなた「あーあ・・・やっぱりこうなっちゃうのか・・・このぬるい世界で生きていけばよかったのに・・・」かがみ「・・・さよならね。つかさ・・・」そして、幻のように3人の姿は消えたそうですが・・・
私が校門にたどりつくと、そこはもう人だかりになっていました。そこには、大型トラックと血飛沫と血溜まり、さっきまで女子生徒だったもの・・・そして、血に染まった黄色いリボン・・・つかさ「あれ・・・?これって・・・・・私と同じ・・・・・・というより・・・・私・・・?」
そう呟いた瞬間・・昨日の記憶が・・フラッシュバックのように脳を駆け巡り、私の周囲は再び闇に閉ざされました。
つかさ「そうか――――私は―――――もう――」 「そうだよ」驚いて振り返ると、そこにはこなちゃんがいました。でも、その表情は――こなた「死んでも楽になんかなれると思わないでね。つかさ・・・私のお母さんを穢した罪・・・その魂が朽ち果てようとも消えないからね・・・つかさは生まれ変わることも許されずに永遠に地獄で苦しみ続けるんだよ!!あはははは!!
よ う こ そ 地 獄 へ 」
つかさ「い、いやぁぁぁぁぁぁ」
第3話 黒医者みwiki
つかさ「ん――ま・・まぶしい・・・あと・・5分だけー・・・はうっ!!・・・こ・・ここは!?」次に私が気がついたところは―――――よくわからないけど・・どこかの部屋の中・・・ライトが・・まぶしい・・・起き上がろうとしたけど・・・・手足がベッドに縛りつけられていて動かせない。かろうじて動かせる首を揺すって回りを見渡す・・・薬品の臭い・・・部屋の雰囲気・・変な形の照明・・・まるで病院の手術室のような・・・
誰かが私の顔を覗き込んでいる。マスクとライトの逆光のせいで顔がよく見えない。 「それでは・・・始めましょう――――」あ・・この声・・・まさか・・・ 「いい声で泣き叫んでくださいね。つかささん。ふふふっ」つかさ「ゆき・・・ちゃ・・・」みゆき「それではつかささんの全臓器摘出手術を開始します。もちろん麻酔などは一切使いません」つかさ「やめて・・・許して・・・ゆきちゃ・・ん」懇願する私を無視し、ゆきちゃんはメスをふりかざす。つかさ「あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」激痛が走り、血が失われていくのがわかる。普通なら一瞬で意識を失うようなところだが、私は気を失うことさえ許されなかった・・・つかさ「痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!死んじゃうううううううう!!!」みゆき「あははは!!何を言ってるんですか!あなたはもう既に死んでるんですよ!!もっと!!もっと泣き叫んでくださいよ!!あははははは!!!さあ次は心臓ですよ・・・私も心底うんざりしていたんですよ・・・つかささん、あなたの無神経さに・・」どれだけの時間が経っただろうか。ゆきちゃんはもはや首だけの状態になった私の髪をつかみ、ゴミ箱へ放りこむ。みゆき「さようなら、つかささん」そして、私の周囲は再び暗闇に沈んだのでした・・・
第4話 殺し合い
つかさ「・・・・・・こ・・ここは・・・?」次の場所は・・・よくわからない・・私は・・十字架に縛りつけられていて動けない状態にされていました。つかさ「あ・・よかった・・ちゃんと体はあるや・・・・・・というかもう何をされても驚かない・・もう煮るなり焼くなり好きにしてーーーって感じだよ・・」こなた「本当に?」つかさ「こ、こなちゃん!?」こなた「そんなつかさにスペシャルゲスト~」こなちゃんが邪悪な笑みを浮かべると、突然どこからともなくスポットライトが点灯し、正面を照らす。そこにいたのは・・・つかさ「そ・・そんな・・・お父さん・・お母さん・・お姉ちゃん(3人)!!」そう、私の家族5人が刀や包丁などの武器を持って立っていました。皆の目は虚ろで、どう見ても正気ではないことは明らかでした・・・こなた「これから何が始まるか理解できる・・・?つかさ~」つかさ「ど、どうして・・?悪いのは全て私でしょ!!?お姉ちゃん達は関係ないよ!!」こなた「黙れ!これは連帯責任なんだよ!!罪深い柊家の血は全て絶やさないと・・・自分の所為で大切な家族が大変なことになる苦しみ・・・つかさにも味あわせてやる・・・さ あ 殺 し あ え 。最後まで残った1匹を愛してあげる」「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」つかさ「い、いやああああああああああ」私は、目の前で起こっている光景から必死で目を逸らそうとしました・・・しかし、どんなに抵抗しようとしても、決して目を逸らすことは出来ませんでした・・・こなた「あはははは!!最高のショーだと思わない?つかさ~~でもこうなったのは全てつかさのせいだからね~~」私はもう頭が真っ白で、何も考えることができませんでした。こなた「あ、終わったみたい。生き残ったのはかがみんか。さすが凶暴♪」かがみ「はぁ・・はぁ・・・なんとか・・・なったわ。さあ約束よ。つかさの魂を解放してちょうだい」こなた「いやだね」こなちゃんの言葉と同時に頭上から岩石が落下し、お姉ちゃんは潰されてしまいました。こなた「あはははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!」こなちゃんの笑い声が辺りに響く中、私の意識はゆっくりと闇に沈んでいきます。無力さと絶望だけを残して。
第5話 わずかな希望の糸、そして食卓のお肉が出来るまで
つかさ「・・・・・。」私は狭くて暗い檻の中にいる・・・周りに広がるのは・・無機質な岩・・?と鉄格子・・それから・・果てしなく広がる闇・・・つかさ「おなか・・・すいた・・・」私はあれから何も・・水一滴すら飲んでいない・・・つかさ「あ、そういえば私もう死んでるんだった・・・幽霊なんだった・・・幽霊でもおなかすくんだね・・・あ、あはは・・・」私は何もない空間に向かって呟く。なんだか空しい。どうせ誰も聞いてはいないというのに・・・あれから、どれだけの時間がたったかな・・・1日?1週間?あるいはもっと---こういうのは確か・・・放置プレイっていうってこなちゃんが言ってたっけ・・・でももうどうでもいいや・・さよなら、お姉ちゃん。・・・そういえばお姉ちゃんは最後まで私の味方でいてくれたよね・・こんな駄目な妹でごめんね。そして・・・ありがとう。ゆきちゃん。ゆきちゃんはーーーガクガクブルブル・・・黒ゆきちゃんおそるべしだよ・・・怒らせないようにしないと・・・こなちゃん。・・・・・・・・こなちゃん・・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・・ 「つかさ・・違うんだよ・・・そうじゃなくて・・・」つかさ「え!?」私は周りを見渡したけど、誰もいない。けど確かに聞こえた。地獄に来てから一度も聞いていない・・・邪悪なこなちゃんじゃない、私の親友のこなちゃん、泉こなたの声を。つかさ「こなちゃん・・・」 「つかさ・・私だって・・」こなちゃんの声が直接頭に流れ込んでくるみたいな・・不思議な感覚・・・ 「私だって・・・つかさのそんな姿・・・見たくないんだよ・・・私が見たいのはつかさのあれちょっと電波の調子が悪・・プツッツーツー・・・・」つかさ「ど、どんだけー><」そして再び辺りは静寂に包まれてしまいました・・・それからまたどれだけの時間が経ったかはわかりませんが・・・何の前触れもなく檻の扉は開かれました。こなた「つかさ。出て。」私はこなちゃんに言われるがまま後をついていきました。ついた先は・・・何なんだろう・・ここ・・・?そこにあったのはテーブルと椅子。テーブルの上にはお皿に盛られた料理が並んでいました。その前の舞台には何やらカーテンで仕切られた部分と機械のようなもの。何が始まるんだろう・・・こなた「ん?つかさどうしたの?食べないの?」私が警戒して食べずにいると、料理を食べながらこなちゃんがそう言いました。こなた「食べて体力つけておかないと次からの地獄の苦しみに耐えられないよ~~このハンバーグなんておいしいから」さらっととんでもないこと言っちゃったね。こなちゃん。私はおそるおそるこなちゃんの指さすハンバーグに口をつけました。つかさ「あ!本当だ!おいしい!!」こなた「おいしいでしょ?かがみのお肉ハンバーグ。」つかさ「!!!???」私はこなちゃんが何って言ったのか理解できませんでした。え・・・お姉・・ちゃん?こなた「疑ってるね。つかさ~それじゃあ、カーテンオープン!」カーテンが開かれると、そこには、鎖でつながれた傷だらけのお姉ちゃんの姿が。よく見ると両足がありません。かがみ「つ・・つかさ・・見な・・・い・・で・・ごめんね・・あんたを・・助けよ・・う・・と・・して・・こう・・」つかさ「あ・・・あああ・・・」という事は・・今食べているのは・・・こなた「かがみんの尊い犠牲が私達の血肉となるのであった。おかわりー」亡者A(声:くじら)「はいよー。今作るから待っててくださいねー」亡者B(声:立木)「作りおきして冷凍しておきたいから残りの食材全部使おうか」亡者A「はい、料理長」そうして亡者さん達は数人がかりでお姉ちゃんを無理矢理隣にある機械の中に放りこみました。お姉ちゃんは抵抗しませんでした。もはや抵抗する気力さえ奪われているようでした。そして、一生忘れることのできない。お姉ちゃんの断末魔を聞きました。こなた「ごちそうさまーあれ?つかさ?」私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつからかまた意識を失っているようでした。あう・・・いつまでこんな事を繰り返すのだろう・・・早く・・楽に・・なりたい・・よ・意識を失う直前、白いフードの少女の姿がみえました。あれは・・・誰なんだろう・・・・・・To be continued
第6話 怒りのパティ
つかさ「・・・・・」私は・・・まだ暗闇の中にいる・・次は・・・どこ・・次は・・どんな苦しみが・・待っているの・・?みんなの声が・・うっすらとだけど・・聞こえるーーー 「・・さ・・きなさ・・」 「つ・・・は・く・き・よ」 「・か・さ・お・・・ださ・」え、何ーーーお姉ちゃん?こなちゃん?ゆきちゃん?よく・・聞こえないーーーそう考えた瞬間ーー世界がーー開けました。そこは荒涼とした場所・・そこにいるのは・・・パトリシアさん?パティ「今日はワタシのバースデー・・デス・・なのに・・ダレモ祝ってはくれませんデシタ・・・・・オマエノセイダゾKY!」つかさ「ええっ!?どうして!?」パティ「モンドームヨー!!パッティパティにシテヤンヨー!!」パトリシアさんが金棒を持って襲い掛かってきます。私は・・ひたすら逃げるしかありませんでした。パティ「ドコヘ逃げるというのデスカ!!コノ世界にオマエノ逃げ場ナド無いゾKY!!」パトリシアさんは金棒片手で追い掛け回してきます。どことなく楽しそう・・パティ「ダイタイオマエノKYナ発言ノせいでコウナッテイルノデハナイノデスカ!!ソレサエナ無けレバ、コナタだって傷付くコト無かったノデス!!サッサト目覚メテコナタヤカガミヲ安心サセロバカ!!>ワ<」つかさ「え・・・?」私はふとその声を聞いて、何故か立ち止まりました。パティ「ヒャッハー!ソノ首モラッターーー!!」パトリシアさんの金棒が炸裂し、私の体は四散しました。※スレッドへの投下日はパティの誕生日でした
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