ID:LCR88cSO氏:ヴぁ

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 ―教室― みさお「ヴぁにしんぐとるーぷわぁー」 あやの「それ欠伸?」 みさお「いやぁー、昨日夜遅くまで起きてちゃってさー、眠くてしょーがねーぜ。ふわぁー……んがっ!?」 あやの「どうしたの?」 みさお「口の中に……何か入って……ヴぁ」 あやの「大丈夫?」 みさお「ヴぁ……ヴぁヴぁヴぁ!?」 あやの「え? みさちゃん?」 みさお「ヴぁヴぁ? ヴぁヴぁヴぁ!?」 あやの「もー、みさちゃん? ふざけてるの?」 みさお「ヴぁヴぁっ! ヴぁヴぁヴぁ、ヴぁっ!」 あやの「みさちゃん、もうそれは終わり。普通に喋ってよー」 みさお「…………ヴぁ!」ピコーン  紙と鉛筆を用意するみさお。 あやの「何書いてるの?」 みさお「ヴぁヴぁ!?」  紙に書いてあるのは「ヴぁ」だった。 あやの「……もういいよ、一日中そうしてれば?」 みさお「ヴぁ……ヴぁぁぁぁぁ! ヴぁぁぁぁぁぁ!」←泣いてる あやの「ちょっと……みさちゃん?」  ざわ……ざわ……  ―かがみ参戦― かがみ「ちょっと、何の騒ぎよ」 あやの「あ、柊ちゃん……」 みさお「ヴぁぁぁぁっ! ヴぁぁぁぁぁぁっ!」 かがみ「これ峰岸が泣かしたのか?」 あやの「多分……そうなるのかな? 私もよく分からなくて」 かがみ「よく分からんのか……おーい日下部ー、どうしたー?」 みさお「ヴぁ! ヴぁヴぁー!」 かがみ「日本語で喋れ」 みさお「ヴぁぁぁぁぁぁ!!」 あやの「……もしかして、みさちゃん普通に喋れないの?」 みさお「ヴぁ!」コクコク かがみ「喋れないって……ホントか? じゃあ何か紙に書いて、」 あやの「これ見て」ピラッ かがみ「なにこれ?」 あやの「みさちゃんがさっき何か伝えようと書いた物よ」 かがみ「…………ふざけてる訳ではないわよね?」 みさお「ヴぁ」コクコク かがみ「う~む……とりあえず、保健室に行く?」 あやの「そうね、ここで考えていてもしょうがないし」 みさお「ヴぁ!」  ―保健室― かがみ「失礼しまーす」 ふゆき「あら、どうしましたか?」 あやの「かくかくしかじか」 ふゆき「……それは不思議ですね」 みさお「!? ヴぁヴぁヴぁ」 ふゆき「ホントに何を言ってるのか分からないわね」 みさお「…………」 かがみ「いつからこうなったのよ?」 あやの「う~ん、みさちゃんが欠伸をしてからかなぁ?」 みさお「ヴぁ、ヴぁヴぁ、ヴぁヴぁ!」 かがみ「ごめん、何言ってるのかさっぱりだわ」 みさお「ヴぁ!」シュシュシュ  みさおはジェスチャーをしている。 みさお「ヴぁ~」 かがみ「えーと、欠伸?」 みさお「ヴぁぁー!」 あやの「口の中に何か入った?」 みさお「ヴぁ!? ヴぁ! ヴぁ!」 ふゆき「そしたらヴぁしか喋れなくなった?」 みさお「ヴぁヴぁ」コクコク 三人 「…………」 ふゆき「ちょっと口を開けてみて」 みさお「ヴぁー」  小型ライトで詮索するふゆき。 かがみ「どうですか?」 ふゆき「……特に異常はなさそうね」 あやの「……」 ???「ヴぁーミリオン330ですね」ガラッ かがみ「そ、その声は!?」 みゆき「お待たせしました。高翌良(笑)みゆきです」 みゆき「orz」 かがみ「おーい、どうしたー?」 みゆき「いえ、私の名前を変換したら(笑)が付いていたもので……」 かがみ「…………」 ふゆき「高翌良(笑)……ごめんなさい、たから…………みゆきちゃんで良いかしら?」 みゆき「それで構いませんよ」ルー ふゆき「バーミリオン330って何ですか? 初めて聞く病名ですが……」 みゆき「“ヴぁ”ーミリオンです。発音は舌を、」 かがみ「みゆき、それはこの際どーでも良いわ」 みゆき「ですよねー☆」 あやの「私たちすっかり背景ね」 みさお「ヴぁっヴぁヴぁヴぁヴぁ!」 みゆき「ヴぁーミリオン330とは寄生虫の一種で、つまりはそういうことです」 かがみ「は? 説明になってないわよ」 みゆき「寄生虫が今までの行動を引き起こしているということです。説明しなくても分かってください」 かがみ「な……」 ふゆき「治療法等はあります?」 みゆき「その辺はご心配なく……」 みゆき「まずはそうですね……身体中をくすぐって寄生虫を外に出す方法なんてどうでしょう?」 みさお「ヴぁ!?」 かがみ「手っ取り早いしそれで良いだろ」 あやの「そうね♪ さぁみさちゃん……ってあれ?」 かがみ「あ! 逃げた……あいつ……」 あやの「しょうがないわね……みさちゃんは」  ―みさお視点― みさお「ヴぁヴぁヴぁヴぁ」  何を言っているかわからないため止めます^^ みさお「ヴぁ……」  ―かがみと背景とAIR― みゆき「!? なんですって!?」 かがみ「ど、どうしたのよ?」 みゆき「大変な電波を受信してしまいました……」 あやの「電波?」 かがみ「いったい何なのよそれは」 みゆき「オチが……この話のオチが思い付かないようです」 あやの「え……」 かがみ「嘘……でしょ? じゃあ日下部は? 日下部はどうなるのよ!!」 みゆき「残念ですが……永遠にあのままかと」 あやの「そんな……みさちゃん……」 かがみ「ふざけないでよ……なんとか出来ないの!?」 みゆき「大丈夫です。次の世界ではこんな事は起きないでしょうから……ヴぁーミリオン330が現れる確率は1/151と言われています。今回は運がなかっただけなのです」 かがみ「みゆき、あんた何言って――」 パアンッ!! かがみ「あ……?」バタン あやの「え……?」 みゆき「この世界は終わりです」 パアンッ! あやの「っ――!」バタン みゆき「次の世界……次のSSでは良いオチになることを願ってます……」 パアンッ! バタン BAD END

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