ID:AvDA.Oo0氏:えこ☆らん

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【朝・駅】 こな「おー、かがみん!つかさ!おはよー♪」 つか「あ、こなちゃん、おはよー♪」 かが「おー、って随分元気だな」 こな「へへー、わかる?実はね・・・これを見よ!」 つか「・・・これって免許証?」 かが「ほー、アンタ免許取ったの?」 こな「うん♪原付免許♪」 かが「どうしたの?急に免許なんて?」 つか「まさかバイク通学するの?」 こな「ううん、通学とかじゃなくってさ、単純にバイク乗ってどっか行ってみたいってだけ♪」 かが「あんたバイク持ってないでしょ?買うの?」 こな「そのうちね♪可愛いスクーターが欲しいくてさ、荷物いっぱい入る奴♪」 かが「荷物いっぱい入ったらアンタのゲマズ巡りに拍車がかかりそうだなww」 つか「いいなー、あたしも免許取ろうかな?」 こな「そうだよ!皆で取ろうよ!」 かが「アタシはまだいらないわ。つかさは危なっかしいから止めときな」 こな「ちぇっ、つまらんのう」 かが「それよりアンタ、スクーター買うのはいいけど痛車とかやめてよね!」 つか「いたしゃ?」 こな「・・・読まれてるww」 かが「ハルヒ仕様とか街で見かけても絶対声掛けないからね!」 つか「はるひしよう?」 こな「わかってるって♪でもメットくらいならいいよね?」 かが「まあ、メットだったら・・・とにかく事故は絶対だめだよ?」 こな「うん、そこは十分気をつける!あー、帰ったらオークションで色々見てみよっと♪」 《一ヶ月後》 【TEL】 こな「もしもし、かがみん?」 かが「おー、こなた。どうした、嬉しそうだな?」 こな「ついに・・・、買っちゃいましたー!」 かが「え?何を・・・って、ひょってしてスクーター?」 こな「ふっふっふっ♪見たい?見たいでしょ?ねえ?」 かが「・・・ったく、見せたくてしょうがないんでしょ?」 こな「わかる?午後かがみん家行っていい?乗ってくよ♪」 かが「いいけど・・・気をつけてね?つかさと待ってるからさ」 こな「らじゃ!初ツーリングはかがみん家か~♪」 【柊家】 つか「あれ?今の電話こなちゃんから?」 かが「うん、アイツ遂にスクーター買ったって。で午後乗ってくるって」 つか「へー!すごいすごい!どんなのだろ?やっぱ可愛いのかな?」 かが「さーてね?まあ来るの待とう」 つか「じゃあお祝いでお菓子作って用意しとくよ♪」 ブーン つか「あ、バイクの音?こなちゃんかな?お姉ちゃん窓から見える?」 かが「あれは違うよ・・・どう見ても新聞配達の・・・ってハルヒメット!?」 ピンポーン♪ かが「まさか・・・、はあーい!」 こな「お待たせ!結構時間掛かっちゃった♪」 つか「こなちゃん、いらっしゃーい。バイク見せて♪」 こな「うん♪かがみんもおいでよ♪」 かが「うん・・・アンタのバイクって・・・」 こな「じゃじゃーん!」 つか「・・・これがこなちゃんのバイク?」 こな「そう!その名もHONDAスーパーカブ50!」 つか「・・・渋いね・・・・」 かが「なんか・・・こう・・・ね?」 こな「いやー、褒めるな褒めるな♪ま、色は緑じゃなくその内塗り替えると思うけど♪」 かが「・・・とりあえず家あがってく?」 つか「そうだ!簡単なお菓子焼いたんだよ、お祝いにって・・・」 こな「おー、さんきゅう♪じゃ、お邪魔しまーす!」 こな「やっぱりつかさのお菓子は美味しいね~」 かが「・・・また何であのバイク選んだの?」 つか「私も不思議・・・」 こな「確かに女子高生の乗るバイクじゃないよね♪」 かが「あんたがマニアックなのは知ってるけど・・・それにしても、さ・・・」 こな「うん、実はさオークションでいろんなバイク見てる時に、それぞれの車種ググってたんだ」 つか「・・・」 こな「可愛いスクーターもあったし、オフ車もあって、ほら、山とか行けそうな奴」 かが「原チャリっても色々あるからな」 こな「スポーツタイプもあったし、ハンドルとか折りたたんで車に積めるのも」 つか「でも何で・・・」 こな「で、あれ見たとき”エコランにも”って書いてあったんだよ。エコラン?って思って調べてみた」 つか「えこらん?」 かが「あー、あれか?少ない燃料でどれだけ走れるかって奴?」 こな「そーそー!かがみん物知りだね♪ んで何かやってみたくなっちゃって・・・衝動買いって奴♪」 かが「それでか・・・でもあれって自転車みたいなタイヤとかで車作るんでしょ?    使うのエンジンだけじゃないの?せっかく買ったのにバラしちゃうの?」 こな「あたしもそう思ったけど”市販車クラス”ってのがあるんだよね。カブでそのまま出られるクラス」 かが「そーなんだ・・・」 こな「せっかく買ったのにバラしてエンジンだけなんで出来ないよ・・・    それに今家から走ってきただけで、もう愛着湧き始めてる。たったこれだけの距離なのにさ♪」 かが「まあ、アンタらしいっちゃアンタらしいわ。じゃ、大会出るときは言ってよ?応援行くから」 つか「そうだね。アタシもお弁当作って持ってくよ」 こな「応援には来なくてもいいよ♪」 かが「友達がいのない奴だな・・・」 つか「えー?あたし応援行きたい!頑張ってるこなちゃん見たいよ」 こな「ありがとう、二人とも優しいね♪でも”応援”はいらないよ。だって・・・」 つか&かが「?」 こな「2人とも参加してもらうから♪」 つか&かが「・・・はい?」 こな「乗るのは私。他に大会にもよるけどマネージャーとメカニックは1人づつ必要。    ヘルパーは必要だったりそうじゃなかったりみたい。だから今日はそのお願いも兼ねて来たんだ」 つか「そんな・・・いきなり?無理だよ・・・エコランなんて私知らないし・・・」 かが「メカニックなんてそんな専門的なこと・・」 こな「アタシだって2週間前まで知らなかった。でも調べるうちにハマってさ♪    実は昨日みゆきさんに相談してみたんだ。みゆきさんってこーゆーの案外すきなんだね。    ”メカニックやらせてください”だって!さすが医者志望、理系頭って思ったよ」 かが「みゆきなら・・・出来るかもな・・・」 こな「で後2人かな?必要なんだ。ま、無理にとは・・・唐突すぎるしね♪    ただ、やりたいって思った時から、大会とか出るの想像してみたの。    そーするとチーム編成っていつもの4人しか思い浮かばなかった。    かがみんがストップウォッチ持って、つかさがボードみたいな奴?出して、    故障の時はみゆきさんが直してくれて、で私は走る。    乗るのはスーパーカブだし絵にならなさそうだけどねww」 かが「・・・」 こな「でも、何やるにしてもチームってこうなんだろうなって」 つか「・・・ゆきちゃんやるなら私もやる!」 かが「え!?つかさ?」 こな「おー、つかさ!さんきゅう!」 つか「何も出来ないかもしれないけど・・・でもいつも4人がいいのは私も一緒だよ?    お姉ちゃんもやろうよ?お姉ちゃんだけいないの・・・私も想像できないかも・・・」 こな「かがみん!お願い!」 かが「・・・ったわよ」 こな「え?」 かが「わかったわよ!やるわよ!」 つか「ほんとに?」 かが「だって、こなたは調子乗ってコケそうだし、みゆきは整備で周り見えなくて    轢かれそうだし、つかさは右往左往してるだけでしょ、どうせ?    アタシいなかったらどうなるかわかったもんじゃないわ!」 こな「ありがとう!かがみん!」 つか「やったー!」 かが「ったく・・・いい?やるからには上位入賞よ?」 つか「お姉ちゃん・・・テンション違う・・・」 こな「おー!かがみん張り切ってきたー♪」 かが「大会とかはアタシ調べとくし、バイクに関してはみゆきに任せた方が良さそうね・・・    つかさはアタシと勉強!こなたは運転の練習!くれぐれも事故らないように!」 つか&こな「はーい♪」 かが「もう・・・こなたといると色んなことが起こるな・・・」 こな「嬉しいくせに♪」 かが「う、うるさい!」 【学校】 こな「あ、みゆきさん、おはよー」 みゆ「おはようございます」 かが「おはよう、また変なことに巻き込まれちゃったねww」 みゆ「いえいえ、私も興味はあった分野ですので・・・」 つか「・・・ゆきちゃん、何それ?」 みゆ「ああ、これは私なりにまとめてきたエコランの資料です。    あと、内燃機関のことも・・・何か楽しくなって、つい・・・」 こな「・・・みゆきさん、あたしよりハマってるかも♪」 みゆ「やっぱり一番のポイントは軽量化みたいですね。どの車もそこが一番苦労するみたいです」 かが「あー、確かに重いと・・・でもバイクはこなたのだし・・・」 みゆ「ええ、市販車クラスは改造も制限されてますが・・・他より有利なのは間違いないですね」 こな「え?どうして?」 みゆ「泉さんの体重です」 つか「おー!」 みゆ「他のチームはおそらく男性が運転、まあ女性の方もいると思いますが、    泉さんは女性の中でもきわめて軽い方でしょうから。他の全体重量と比べて    5-10%は軽いんじゃないでしょうか?」 かが「・・・それはすごいな」 みゆ「もちろん私も色々調べてきたらオイルの量とかタイヤの空気圧とか・・・    ”こうしたい、ああしたい”って云うのが出てきて、こんなにワクワクしてるのも久しぶりです」 こな「みゆきさん、ありがとう!皆でチームだから頑張ろうよ!」 かが「じゃあ、アタシも気合入れるか!」 みゆ「泉さんのバイク、後で見せてくださいね」 こな「もちろん!うちの子はみゆきさんに任せるよ!」 つか「うちの子・・・ああバイクのこと♪ふふっ、こなちゃん可愛い」 こな「うちの嫁はかがみんだけどね♪」 かが「だーかーらー!」 【練習前】 かが「おー?ここでやるのか?」 つか「うん!探すの少し苦労したんだ。舗装してて平坦で他の車なくてだとこんな所かなって」 みゆ「でも、勝手に入って大丈夫なんですか?」 つか「ちゃんと許可は貰ったよ、休みの日だし。ラジコンとかやる人もいるみたい」 かが「しかし、自動車教習所とは考えたな♪」 みゆ「つかささん!グッジョブです!」 つか「へへ、ゆきちゃんに褒めてもらえるとすごい嬉しいな♪」 ブーン こな「みんなお待たせー!」 つか「あ、こなちゃん」 かが「来たな、新聞配達ww」 みゆ「それか中華屋の出前持ちみたいですねww」 こな「うちの子を馬鹿にするなー!」 みゆ「すみませんww。でも、可愛いですね、こう・・・一生懸命働いてる感があって」 こな「でしょ?だしょ?ほら、お前はみゆきさんに面倒見てもらうんだぞ♪」 みゆ「ふふ、当日は灯火類、風防、泥除けなどは外します。あと多分スピードメーターも」 かが「メーターも?」 みゆ「ええ、規定では外せるはずですので。前輪の軸受けについてるメーターケーブルの    抵抗も大きいですから。それで規定距離を規定時間内で走るのでメーターで速度管理が    出来ないんです。もちろん泉さんにも大体の体感速度は覚えていただく必要があります」 つか「何か難しくなってきた・・・」 みゆ「運転は特に加速してエンジンを切ってでニュートラルで惰性走行、速度が落ちたら    エンジンを始動、加速・・・を繰り返しますので、その中での速度調整ですから    難しいです。むしろ厳密な速度管理はピットの仕事ですね」 こな「・・・みゆきさん・・・マジ?」 かが「ホントにチームプレイなんだな・・・」 みゆ「そのための練習ですから♪今回はドライバーの他はマネージャーとメカニックで    最低3人で1チームですが、4人で力を合わせてやりましょう!トップはおそらく    300km/l超えると思います。まあ、初参加ですが少しでも上位に行きたいですね」 かが「そんなに!?2リットルでこっから・・・大阪?」 みゆ「ええ♪」 こな「何か急に大それたことしてる気がした・・・」 【練習】 こな「さっきのでどれくらい?」 かが「ちょっと待って・・・多分平均20km/h切ってるな・・・まだ遅い。前傾姿勢も甘いし」 こな「えー?まだ遅いの?前傾もこれ以上やったら前見えないよ・・・」 みゆ「加速も急で、多分必要以上にアクセル開けている気がします」 こな「そっか・・・メーター隠すと難しいな・・・よし、もう一丁!」 つか「・・・何言ってるか全然わかんないや・・・」 【前日】 みゆ「お待たせしました、泉さんの車が出来ました」 こな「おおお!・・・って見た目変わんないやww」 つか「まだ新聞配達だねww」 みゆ「泉さんが会場まで自走しますから保安部品は当日会場で外します。    その他の部分を今のうちにやっておきました」 かが「エンジンは駄目だったよね?」 みゆ「はい。基本構造は変えられませんのでとにかく磨いて磨いて・・・ですね。    オイルも粘度が低めのものを・・・まあ小技ですが」 こな「お前、愛されてるねww」 みゆ「軸受けベアリングも洗浄してオイル挿し直してます」 かが「そこまでやったの?」 みゆ「ホイールとか金属部分は研磨剤でやはり磨いてあります。これで何グラムも変わりませんけどww」 つか「どーりでピカピカだ♪」 こな「・・・」 みゆ「タイヤも少し減って削ったの付けました。大会終わったら付け替えますが    一般道では気をつけてください」 かが「こなた、ここまでやって貰えて嬉しいだろ?」 こな「・・・ぐすん」 つか「こなちゃん?」 こな「ありがとう・・・みゆきさん・・・」 みゆ「好きでやってることですから♪明日は頼みますよ?」 かが「というわけでアンタいつものカップラーメン抜きな?あと朝食もウイダーゼリーだけ♪」 こな「えー?お腹減っちゃうよー!」 かが「軽量化よ軽量化ww」 こな「その間かがみんはいつも通りお菓子夕食お菓子お菓子夜食お菓子・・・・    軽量化必要なのかがみんの方じゃん!」 かが「失礼ね!そんなに食べないわよ!」 つか「こなちゃん、走り終わったら食べられるように    お弁当とお菓子いっぱい作っていくから心配しないで♪」 こな「つかさは優しいなあ・・・」 【当日・朝・大会会場】 かが「おそいな、こなたの奴・・・」 つか「まさか事故とかじゃないよね」 みゆ「まあ、色々あるでしょうから・・・」 かが「色々って?・・・あ、あれそうかな・・・え?」 ブーン こな「お待たせ~♪」 かが「・・・」 つか「わー?どうしたのこれ?可愛い!新聞配達じゃないよ♪」 みゆ「ホント、これは目立ちますねww」 こな「でしょ?ひよりんに車体塗って貰ったんだ!全塗装!やっぱ可愛くした方がいいじゃん?」 かが「・・・」 つか「え?この漫画みたいな女の子は?なんかゆきちゃんに似てる・・・」 こな「ひよりん凄いよ!4人のキャラ皆書き分けてくれたんだ。これみゆきさんでこれつかさ!    反対側にかがみんとあたし!4人のチームだからね!クリヤー塗装って奴もやってくれた!    お金ないからホームセンターのペンキとスプレーだけど、やっぱ上手いよね!」 つか「え?これ私?何か恥ずかしいな・・・」 みゆ「少し照れますねww・・・かがみさん?」 かが「・・・アンタ、これどうゆうこと?」 こな「え?ああ皆驚かそうと思って・・・」 かが「みゆきがどんなつもりで磨いたか考えたの?」 こな「ああ、大丈夫♪みゆきさんが磨いてくれたところは塗ってないよ♪ピカピカだったし」 かが「そうじゃないわよ!この塗料でどれだけ重くなったか考えたの!?」 つか「あ・・・」 かが「みゆきがあそこまでやってくれたのは、少しでも軽くしていい成績出したいからでしょ?」 みゆ「かがみさん、ちょ・・・」 かが「みゆきは黙ってて!タイヤとかオイルの量とか・・・いい?    ひよりちゃんの絵がどうこうじゃない!みゆきの気持ちを少しは考えなさいってこと!」 こな「・・・ぐすっ、・・・かがみんのばかぁ」 かが「・・・ゴメン・・・言い過ぎた・・・アタシ帰る」 つか「お姉ちゃん・・・待って!」 かが「マネージャーはつかさがやってよ・・・大丈夫、何かあったらみゆきに聞けば」 みゆ「かがみさん!」 かが「ごめん・・・雰囲気悪くしちゃって・・・頑張ってよ?」 みゆ「そうじゃないんです!」 かが「・・・え?」 みゆ「すみません・・・私、実は前から泉さんに聞いていたんです・・・」 かが「・・・どうゆうこと?」 みゆ「泉さんから電話貰って”せっかく女子高生チームで出るのに新聞配達だと・・・”って」 かが「・・・」 みゆ「泉さんは元の色は愛着あって気に入ってるっていってましたが・・・    かがみさん・つかささん・私に恥をかかせるような気がして、って」 つか「こなちゃん・・・」 みゆ「勿論、塗ったら重くなるのも気に掛けてくれてたんです。私・・・チームにそこまで    気を遣って貰えて凄く嬉しくて・・・。それで塗料の増加分計算して一生懸命軽量化    したんです・・・塗ってもまだ・・・前より軽く・・・したかったですが・・・」 かが「みゆき・・・」 みゆ「2人驚かせたいから黙ってて、って・・・デザインまではは知りませんでしたが・・・」 かが「・・・!」 つか「お姉ちゃん!?」 かが「こなた・・・アタシそこまで考えてるって知らなかった・・・」 こな「かがみん・・・黙っててごめん・・・でも・・・そうだよね・・・重くなるよね」 かが「・・・」 こな「・・・つかさ、ハサミ貸して・・・」 つか「え・・・ハサミ?」 みゆ「・・・何に使うんですか?」 こな「・・・あたし、昨日から水も飲んでないし朝食もゼリーでしょ?もう軽くならないんだ・・・」 かが「・・・?」 こな「・・・あとはこの長い髪位しか無いじゃん?」 かが「バカ!!!!」 ピシッ!! つか「お姉ちゃん?」 みゆ「かがみさん?」 こな「・・・かがみん・・・痛い・・・」 かが「絶対切るな・・・絶対切るな・・・絶対切るな・・・絶対切るな・・・」 こな「・・・そんな、ぎゅーっとしたら苦しい・・・」 かが「絶対切るな・・・絶対切るな・・・絶対切っちゃ駄目・・・」 こな「・・・かがみん苦しい・・・泣かないで・・・」 かが「切っちゃ駄目・・・切っちゃ駄目・・・切らないで・・・お願いだから・・・」 こな「・・・切らないよ♪」 かが「・・・ほん・・・と・・・?」 こな「うん・・・かがみんがあたしの髪好きなの知ってるし・・・」 かが「・・・ホントに切らない・・・?」 こな「ちょっとイジワル言っただけ。まさかかがみん泣くとは思わなかった」 かが「・・・ホントごめん・・・」 こな「もーいいよ。それより、もうちょっとぎゅーっ、てして♪」 かが「・・・アンタも泣いてんじゃんww」 こな「・・・かがみんにこうして貰うと・・・涙出てくる」 かが「いい加減泣くのやめな・・・」 こな「あたしはいいの・・・軽量化軽量化♪」 かが「・・・ったくww」 【走行終了】 こな「ふー!やっとご飯だー!」 つか「いっぱいあるから食べてね」 かが「ほんとお疲れ様だよ」 みゆ「暑い中大変でしたね、はい、お水どうぞ」 こな「みゆきさん、ありがとう!でもやっぱり何回も出てる人とか大学生チームとかは違うね」 かが「なんかF1でもやってんの?って思うくらい本格的ww」 つか「あたしがボード書いて出したの判った?」 こな「ああww逆さのホワイトボードねww」 つか「さ、逆さだった?ごめん・・・」 かが「つかさに任せたのが間違いだった・・・」 こな「大丈夫、解読したし、このおにぎりと卵焼きで帳消し♪」 みゆ「ほんと美味しいですね」 つか「えへっ、ありがと」 こな「バイクも、みゆきさんの愛情がひしひしと伝わってきたし」 みゆ「そうですか?ありがとうございます」 こな「かがみんも色々スタッフとかとやってくれたから    あたしも迷わないで不安もなく走るのに集中できたし」 かが「そう?まあアタシはそうゆーの得意だから」 こな「それより、何よりアタシの軽量化に役に立ったし♪」 かが「ちょ・・・何バカなコトいってんのよ?」 こな「照れない照れない♪」 みゆ「でも順位どれくらいでしょうか?結構いい線行ってそうですが・・・」 かが「みゆきはやっぱり気になるよね。50台もいたからどうだろう?」 みゆ「200km/lは超えたと思うんですが・・・」 かが「まあギリギリ一桁順位ってとこ?よくわからんがww夕方の結果発表待とう」 つか「でも凄いよ、みんなで頑張ったからだね」 こな「考えてみりゃガソリン1リットルで晴海まで往復できるんだよね」 かが「またあんたは・・・」 こな「うちの子も痛車っぽくなったし♪」 みゆ「あれをそのまま乗るんですか?」 かが「ちょ・・・勘弁・・・」 つか「可愛くて私は好きだな♪街で見かけてもすぐ、こなちゃんだって判るし」 こな「誰がなんと言おうとあれはそのまま乗るの!」 かが「でもコミケなんか行っていつも通り同人誌買い込んだら、重くなって    すぐガス欠になっちゃうよwwまあ、買出し要員に駆り出されなくて助かるけどww」 こな「えー?かがみんも免許とってスーパーカブ買おうよー?」 かが「アタシもエコラン出るのかよww?」 こな「いやいや、あくまでコミケ買出し要員wwエコランなんて無理無理♪」 かが「コツさえ判ればアタシにも出来そうだけどな・・・」 こな「無理だよ、その右手の四個目のおにぎりと、    さっきから空揚げに伸びてる箸置かなきゃ絶対無理♪」 かが「・・・ちょ・・・個数まで数えるか、普通?」 みゆ「よく見てますねww」 つか「・・・お姉ちゃん・・・気にしないで食べていいよ?」 こな「クッキーまで食べたら、1リットルで隣町にだって行けないよ?」 かが「こいつ・・・ムカつく・・・」 Fin

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