ID:kXsc16I0氏:「あの☆あと~One day on the ODAKYU line~」

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<p>・「悪霊退散」と同じ時間軸です。無論大人こなた。<br /><a title="ID:MiYUGto0氏:「悪霊退散☆柊姉妹」 (1d)" href="http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/806.html"><font color="#5A3696">ID:MiYUGto0氏:「悪霊退散☆柊姉妹」</font></a><br /> ・今回、みWikiさんが出てきますが代わりにつかさが出てきません。(どんだけ~ byつかさ)<br /> ・かなーりディープな鉄道ネタが入っています。鉄道は全て実在の会社名で表記しておりますのであしからず。<br /><br /><br /><br /><br /><br /> 「…ふぅ」<br /> ふと溜息が漏れる。今日は小田原取材であっちこっち行ってたからなぁ。<br /> よく頑張ったな、わが相棒デジカメくんよ~。</p> <p>「さて…と、明日からまた休みだし、どこでネタ探そうかな?」<br /> そんなことを思いながら、私こと泉こなたは小田急で移動していた。<br /> すっかり空は暗い。…無事に家まで辿り着けるんだろうか。</p> <p> あの☆あと~One day on the ODAKYU line~</p> <p>『間もなく、秦野、秦野です』</p> <p>こなた「…んぁ」<br /> 無機質な自動放送で目が覚める。…なんだまだ秦野か…だいぶ前じゃん…<br /> こんな調子で無事うちまで帰りつけるんだろうかと思っていると、話し声が聞こえてきた。</p> <p>「…それで、どうしてもラノベ研究会の会長が放してくれなくってさぁ」<br /> 「…それは大変ですね」<br /> 聞き覚えのある声。片方はかがみだ。<br /> そしてもう片方もまた…聞き覚えがある。そうだ、これは…</p> <p>こなた「かがみ!みゆきさん!」<br /> みゆき「泉さん、こんなところでお会いするなんて奇遇ですね」<br /> かがみ「こなた、なんであんたが小田急に乗ってんのよ!?」<br /> こなた「いやぁ、ちょっと取材がらみでね。かがみんは?」<br /> かがみ「あたしは明日は講義がないから鷲宮まで帰るけど…みゆきは?」<br /> みゆき「これからビナウォークでお買い物をしてから帰ろうと思いまして」<br /> こなた「ビナウォークかぁ…」<br /> かがみ「こなた?言っとくけどアニメ関係のお店はないわよ」<br /> こなた「いや、それは知ってるよ。…限定キット売ってないかな…」<br /> みゆき「ビナウォークでしか手に入らない限定のグッズがあるんですか?」<br /> こなた「おっ、よくぞ聞いてくれたみゆきさん!そうなのだよ、ビナウォークにはここでしか売ってない限定パーツがわんさとあるのだよ!」<br /> かがみ「限定パーツって…パーツ?」<br /> こなた「うん、Nゲージの」<br /> かがみ「え、Nゲージって…あんたまさか!?」</p> <p>こなた「オタクをなめちゃいけなーい!」<br /> かがみ「ついにテツの世界にまで…ダメだこいつ…」<br /> みゆき「テツってなんですか?」<br /> こなた「あー、テツというのはだね…」<br /> かがみ「はいはい、もういいから黙れ」<br /> そんな、せっかく自信満々に語ろうとしていたのに!<br /> つれないなぁ、でもそんなところが大好きさ☆</p> <p>かがみ「うるさい!」</p> <p>さて、本厚木に着いたところで私たちはみゆきさんと別れる。<br /> ロマンスカーに乗って帰らなきゃ間に合わないからだ。<br /> ホントは行きたかったんだけどね、ビナウォーク。</p> <p>『新宿、新宿です。ご利用ありがとうございました…』<br /> かがみ「や、やっと着いたわ…あぁ~」<br /> こなた「あとはここから長い長いJRをひたすら鈍行で」<br /> かがみ「…気が滅入るわね…」<br /> うん、まったくだ。激しく同意。<br /> 『新宿、新宿です。ご利用ありがとうございました…』<br /> かがみ「や、やっと着いたわ…あぁ~」<br /> こなた「あとはここから長い長いJRをひたすら鈍行で」<br /> かがみ「…気が滅入るわね…」<br /> うん、まったくだ。激しく同意。</p> <p>こなた「…それにしても、さ」<br /> かがみ「ん?」<br /> こなた「私達って、大人になってもずっとこんな調子だよね」<br /> かがみ「何言ってるのよ。私だって勉強一筋よ?こなただってラノベ作家になったんだし」<br /> こなた「そういうことじゃなくって、さ」</p> <p>こなた「今だってこうして気楽に話していられるんだもん」<br /> かがみ「え…?」<br /> こなた「私、かがみやつかさ、みゆきさんが友達でいてくれて本当によかったって思ってる」<br /> かがみ「まぁ…それもそうよね。こうしてこなたとずっと一緒にいられるんだし」<br /> こなた「かがみ…?」<br /> かがみ「やだ…何言ってるのよ私!……でも、ありがと…」<br /> こなた「いや、お礼を言いたいのは私のほうだよ。かがみたちがいなけりゃ私は…」<br /> そうだ、私は何のとりえもないダメ人間だった。<br /> かがみたちと出会うまでは。<br /> もしあの時、陵桜学園でかがみやつかさ、みゆきさん達と出会ってなかったら…<br /> きっと、今の私はいなかっただろう。<br /> …持つべきものは友達って、本当なんだな。</p> <p>かがみ「って、ここで話してるのもいいけど、そろそろ電車乗らないとね」<br /> こなた「そだね。さぁ~これから通勤地獄だ~」<br /> かがみ「とか言いながらウキウキしてるんじゃねぇ!」</p> <p>ありがとう、みんな。</p>
<p>・「悪霊退散」と同じ時間軸です。無論大人こなた。<br /><a title="ID:MiYUGto0氏:「悪霊退散☆柊姉妹」 (1d)" href="http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/806.html"><font color="#5A3696">ID:MiYUGto0氏:「悪霊退散☆柊姉妹」</font></a><br /> ・今回、みWikiさんが出てきますが代わりにつかさが出てきません。(どんだけ~ byつかさ)<br /> ・かなーりディープな鉄道ネタが入っています。鉄道は全て実在の会社名で表記しておりますのであしからず。<br /><br /><br /><br /><br /><br /> 「…ふぅ」<br /> ふと溜息が漏れる。今日は小田原取材であっちこっち行ってたからなぁ。<br /> よく頑張ったな、わが相棒デジカメくんよ~。</p> <p>「さて…と、明日からまた休みだし、どこでネタ探そうかな?」<br /> そんなことを思いながら、私こと泉こなたは小田急で移動していた。<br /> すっかり空は暗い。…無事に家まで辿り着けるんだろうか。</p> <p> あの☆あと~One day on the ODAKYU line~</p> <p>『間もなく、秦野、秦野です』</p> <p>こなた「…んぁ」<br /> 無機質な自動放送で目が覚める。…なんだまだ秦野か…だいぶ前じゃん…<br /> こんな調子で無事うちまで帰りつけるんだろうかと思っていると、話し声が聞こえてきた。</p> <p>「…それで、どうしてもラノベ研究会の会長が放してくれなくってさぁ」<br /> 「…それは大変ですね」<br /> 聞き覚えのある声。片方はかがみだ。<br /> そしてもう片方もまた…聞き覚えがある。そうだ、これは…</p> <p>こなた「かがみ!みゆきさん!」<br /> みゆき「泉さん、こんなところでお会いするなんて奇遇ですね」<br /> かがみ「こなた、なんであんたが小田急に乗ってんのよ!?」<br /> こなた「いやぁ、ちょっと取材がらみでね。かがみんは?」<br /> かがみ「あたしは明日は講義がないから鷲宮まで帰るけど…みゆきは?」<br /> みゆき「これからビナウォークでお買い物をしてから帰ろうと思いまして」<br /> こなた「ビナウォークかぁ…」<br /> かがみ「こなた?言っとくけどアニメ関係のお店はないわよ」<br /> こなた「いや、それは知ってるよ。…限定キット売ってないかな…」<br /> みゆき「ビナウォークでしか手に入らない限定のグッズがあるんですか?」<br /> こなた「おっ、よくぞ聞いてくれたみゆきさん!そうなのだよ、ビナウォークにはここでしか売ってない限定パーツがわんさとあるのだよ!」<br /> かがみ「限定パーツって…パーツ?」<br /> こなた「うん、Nゲージの」<br /> かがみ「え、Nゲージって…あんたまさか!?」</p> <p>こなた「オタクをなめちゃいけなーい!」<br /> かがみ「ついにテツの世界にまで…ダメだこいつ…」<br /> みゆき「テツってなんですか?」<br /> こなた「あー、テツというのはだね…」<br /> かがみ「はいはい、もういいから黙れ」<br /> そんな、せっかく自信満々に語ろうとしていたのに!<br /> つれないなぁ、でもそんなところが大好きさ☆</p> <p>かがみ「うるさい!」</p> <p>さて、本厚木に着いたところで私たちはみゆきさんと別れる。<br /> ロマンスカーに乗って帰らなきゃ間に合わないからだ。<br /> ホントは行きたかったんだけどね、ビナウォーク。</p> <p>『新宿、新宿です。ご利用ありがとうございました…』<br /> かがみ「や、やっと着いたわ…あぁ~」<br /> こなた「あとはここから長い長いJRをひたすら鈍行で」<br /> かがみ「…気が滅入るわね…」<br /> うん、まったくだ。激しく同意。<br /></p> <p>こなた「…それにしても、さ」<br /> かがみ「ん?」<br /> こなた「私達って、大人になってもずっとこんな調子だよね」<br /> かがみ「何言ってるのよ。私だって勉強一筋よ?こなただってラノベ作家になったんだし」<br /> こなた「そういうことじゃなくって、さ」</p> <p>こなた「今だってこうして気楽に話していられるんだもん」<br /> かがみ「え…?」<br /> こなた「私、かがみやつかさ、みゆきさんが友達でいてくれて本当によかったって思ってる」<br /> かがみ「まぁ…それもそうよね。こうしてこなたとずっと一緒にいられるんだし」<br /> こなた「かがみ…?」<br /> かがみ「やだ…何言ってるのよ私!……でも、ありがと…」<br /> こなた「いや、お礼を言いたいのは私のほうだよ。かがみたちがいなけりゃ私は…」<br /> そうだ、私は何のとりえもないダメ人間だった。<br /> かがみたちと出会うまでは。<br /> もしあの時、陵桜学園でかがみやつかさ、みゆきさん達と出会ってなかったら…<br /> きっと、今の私はいなかっただろう。<br /> …持つべきものは友達って、本当なんだな。</p> <p>かがみ「って、ここで話してるのもいいけど、そろそろ電車乗らないとね」<br /> こなた「そだね。さぁ~これから通勤地獄だ~」<br /> かがみ「とか言いながらウキウキしてるんじゃねぇ!」</p> <p>ありがとう、みんな。</p>

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