ID:tmG1zIMr0氏:冬の一日

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「布団から出るの、いやだなぁ……」  こなたは呟く。翡翠のような透き通った瞳と、ぴょこんと跳ねた碧い謎生物だけを毛布から覗かせて、 部屋の反対側にある窓を眺めていた。 カーテンの隙間から見える空はどんよりとしていて、見ているだけでも寒くなる。 「なんで、こんなに早く眼が覚めちゃったのかな?」 後悔している様だ、起きてしまった事に。 確かに彼女は、昨晩、明け方近くなるまで、何やら怪しい作業をしていた。 睡眠時間は2,3時間といったところだろうか? 現在時刻、6時半。 この家で一番早く起きる、父親のそうじろうでさえ、まだ、惰眠をむさぼっている頃であろう。

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