ID:iIr4HyYS0氏:『真・つかさの計画』

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『真・つかさの計画』(1) これは『つかさの計画』のパラレル的な話。 -ある嵐の晩の柊家 家の中で勉強中のかがみとつかさ。 つかさ「雨ひどいね。」 かがみ「そうね。」 教科書を見ながらつかさがぼやく つかさ「ねえお姉ちゃん、こなちゃんのことどう思ってる?」 かがみ「えっ?いきなり何言い出すの?」 つかさ「いいから答えて。」 かがみ「どう思ってるかって・・・、まあちょっと性格は     ひねくれてるけど、大事な親友だよ。」  かがみがつかさの問いに答える。 つかさ「・・・・・。」 かがみ「どうしたのよつかさ、いきなりこんな事言いだしてw?」 つかさ「お姉ちゃん、私ねたまにこなちゃんのこと本気で許せないことがあるの。」 かがみ「・・つかさ?」 つかさ「今日も学校で私のこと馬鹿だのアホだのみんなの前で大きな声でバカにして・・     自分だってオタクのくせに・・、なんで私が見下されなきゃいけないの、本当に     もう・・・くやしいよ・・。」 一瞬、つかさが何を言っているのか理解できないかがみ。ふと我に返る。 かがみ「あっ、・・・・ごめんなさい、まさか、つかさがこんなに悩んでるなんて     思いもしてなくて・・あの・・」 今にも泣き出しそうなつかさ。それに対し慌てるかがみ。 かがみ「あっ、あの・・・気づいてあげられなくて、・・本当にごめん、ごめんなさい!!」 つかさ「・・いや、お姉ちゃんが誤ることじゃないよ・・・私の方こそいきなり     こんなこと言いだしてごめんなさい。」 申し訳なさそうに誤るつかさ。 かがみ「・・・つかさ、私のほうからこなたのやつに一言注意してやろうか?」 つかさ「・・いやいいよ。私お姉ちゃんに迷惑かけたくないから。     私がこれからも我慢すればいいから。」 そう言うとつかさは自分の部屋に戻っていった。 かがみ「・・つかさ・・。」 夜中、目が覚めるかがみ。外では雷が鳴っている。 かがみ「ちょっと、お手洗い。」 トイレに行こうとするかがみ。つかさの部屋の前を通りかかり、 部屋の中から声を耳にする。が、雷の音でよく聞こえない。 『・・して・・が・・して・・して・・・いつ・・ ・・もかも・・ちゃくちゃ・・・でも・・』 かがみ「・・・つかさ?」 つかさの部屋をのぞみ込むかがみ。だが、そこにつかさはいない。 かがみ「アレ?」 かがみが疑問に思った瞬間。      『 ど う し た の ?』 突然ドアが開き、つかさが姉の真下から顔をのぞかせる。 暗闇の中に浮かび上がる自分と同じ青い瞳と視線が合い、 青ざめるかがみ。のどを詰まらせ言葉がでない。 つかさ「おねえちゃん、な に やってるの?」  普段と明らかに口調が違う。 つかさ「・・・今の き い て た?」  真顔でたずねるつかさ、じっとかがみを見つめている。 思わず目をそらすかがみ。そして、問いに答える。 かがみ「・・ごめん、聞いてた。」 つかさがじっと見つめる。 かがみ「でも・・」 かがみが言いかけると、窓の外で稲光が鳴り響く。 つかさ「・・め ・・り・・・。」 何かを口にするつかさ。だが、雷の音でよく聞ききとれない。 顔がうつむいているので、表情もよくわからない。 顔を上げ、つかさが二コリと微笑む。 つかさ「お姉ちゃん、明日早いから早く寝たほうがいいよ。」 かがみ「・でも・・・。」 つかさ「おやすみ、お姉ちゃん。」 部屋のドアを静かに閉めるつかさ。 かがみ「・・おやすみなさい。(大丈夫かなあの子・・。)」 部屋に戻るかがみ。外では嵐がさらに強くなり、雨も一段とひどくなっていく。 次の日。雨は止んだが風がひどく、空も真っ黒で不気味である。 登校中のかがみとつかさ。途中でこなたと会う。 こなた「2人ともおはよう♪」 かがみ「おはよう!!」 つかさ「・・おはよう。」 やはり元気がないつかさ。心配するかがみ。それに気づくこなた。 こなた「つかさどうしたの?元気ないね。」 つかさ「・・そんなことないよ。」 こなた「あっ、分かった、またお菓子の食べすぎで太ったんだ。つかさ自己管理     できないもんねw。」 つかさ「・・そんなことないよ。」 こなた「じゃあ、また携帯電話、洗濯機で洗っちゃったとか?つかさオッチョコチョイ     だもんねw。」 つかさ「・・そんなことないよ。」 かがみ「ちょっと、こなた言いすぎよ!!」 怒り出すかがみ。こなたは身を引く。 こなた「ごめん、でもそんなに怒ることないじゃん。」 かがみ「つかさに誤りなさい!!」 こなたを睨み付けるかがみ。さすがのこなたも、場の空気を読む。 こなた「・・・ごめんつかさ。」 つかさ「・・そんなことないよ。」 そう言うとつかさは学校の方へ走り出した。 かがみ「ちょっと、つかさ!!」 妹を追いかける姉。こなたも追いかける。 つかさを追いかける2人、そこにみゆきが現れる。 みゆき「どうしたんですか?2人とも、何でつかささん1人で走っていたんですか?」 こなた「それはその・・・」 言葉を詰まらせるこなた。それを見たかがみが事情を説明する。 かがみ「・・・~というわけ。」 みゆき「それは泉さんが悪いですね。」 こなた「ごめんなさい。」 みゆき「いや、私に謝られても困ります。」 かがみ「とにかく、学校に行きましょう!!」 そう言うと、走りだすかがみとこなた。みゆきもこれにつづく。 みゆき「(これは面白いことになってきましたね。)」   彼女は、走る2人の後ろ姿を見ながらニヤリと薄ら笑いを浮かべた。 その様子を見ていた一人の影。 ???「(あの子なら・・・・・もしかして・・)」 学校に着く3人。急いで教室に向かう。つかさは既に着いており 椅子に座っている。口元を見ると何やら独り言をつぶやいているようだ。 こなた「つかさ!!」 つかさは一瞬、こなたの方に視線をやるがすぐに顔を下にやる。 つかさ「・・・・・・」 こなた「つかさ、さっきはごめんなさい!!」 つかさ「・・そんなことないよ。」 うつむいたままのつかさ。 こなた「このとおり!!許して!!」 土下座するこなた。 つかさ「・・そんなことないよ。」 こなた「なんでもするから許して!!」 つかさ「じ ゃ あ、し ん で く れ る ?」 場の空気が凍りつく。一瞬、つかさ何を言ったのか理解できない。 こなた「・・・えっと、いくらなんでも冗談きつすぎだよw。」 笑って場を和ませようとするこなた。必死である。 つかさ「そんなことないよ。」 『 バ タッ 』 そういった瞬間、こなたが床に倒れる。 教室の床に沈んだままのこなた。ピクリともしない。 かがみ「ちょっと、こなた!!いきなりどうしたの!!」 みゆき「泉さん大丈夫ですか!!」 2人が問いかける。が、返事はない。 つかさは倒れたこなたを見つめ、疑問に思う。 つかさ「(あれ?、、たしか屋上から飛び降るはずだったんだけど・・     ・・・まあ、いいや。バイバイこなちゃん。           そして             ありがとう、かなたさん。)」 スッと、かなたの影が現れる。いわゆる幽霊の姿である。 かなた「(・・・本当にこれで良かったのかしら。ごめんねこなた、飛び降り      じゃない事ががせめてもの救い・・、でも・・)」 涙を流しながら、かなたの姿は消えた。 つかさ「親子揃ってどうぞお幸せに。私、いいことしたな♪」 笑みを浮かべるつかさ    つかさ「(今回も)計画どおり!!」(ニヤリ) が、次の瞬間、つかさは床に倒れた。 つかさ「(えっ?・・なんで・・。)」 つかさの前にかなたが再び現れる。 かなた「いけない、いけない危うく忘れる所でした。」 つかさ「えっ?」 かなた「あの世に逝っても、こなたにはお友達は必要でしょ?」 つかさ「いや、だから私たち友達なんかじゃ!!」 必死に抵抗するつかさ。それに答えるかなた。 かなた「別にいいのよ、これからお友達になってくれれば。     そう、本当に仲のいい親友にね。」 つかさ「・・そんな・・・、ああ・・わたし・・おねえちゃん・・」 息を引き取るつかさ。 倒れたつかさの姿を見つめるみゆき。かがみに気づかれないように口元に 笑みを浮かべている。そしてつぶやく。 みゆき「計画通りです。ありがとう、かなたさん。         そしてつかささん、ツメが甘いですよ。」   かなたの問いが聞こえる。 かなた「確認ですけど、あなたは友達になる気はないのですよね?」」 みゆき「もちろんです。」 かなた「わかりました、それじゃ、サヨナラ。」      そう言うと、かなたは消えてしまった。     みゆき「フフフ、計画通りです♪」(ニコリ)                            完

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