ID:DB+WyUxY0氏:タイトル不明

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ある日のこと、学校の帰り道 こなた「ねぇ、つかさにかがみ!明日学校半日だし、遊ばない?イベントあるんだー」 かがみ「あたしは別に用事ないからいいわよ」 つかさ「ごめんこなちゃん…私用事あるんだ」 こなた「んー残念。」 かがみ「しょうがない、あんたと二人で行きますか」 こなた「かがみー…」 つかさ「じゃあ私寄っていきたいとこあるからここで!」 かがみこなた「じゃあね」 こなたとかがみと別れたつかさは、昔よく遊んでいた公園へやってきた。 家からも近く、昔はよくきていたのだが中学生高校生になるにつれて来なくなっていたのだ。 つかさ「…ここの公園来るのも久しぶりだなぁ」 ?「くすくすくす」 どこからともなく子供の笑い声が聞こえてくる。 少々不気味な笑い声だ。 つかさ「?だあれ?」 アイ「くすくすくす…私はアイ…あなた柊つかさね?よろしく…ふふふっ」 アイと名乗った女の子はまだ小学校4年生くらいで幼い。 何故かつかさの名も知っている。 そしてとても神秘的な雰囲気を漂わせている。 つかさ「何で私の名前を知ってるの?」 アイ「わかるからよ…くすくす」 つかさ「…なんでわかるの?」 アイ「秘密…ふふっ…ねぇつかさ?私とっても暇だから私と遊んでくれない?」 つかさ「いいよ!何して遊ぶ?」 アイ「あそこの砂場で遊びましょ」 つかさ「うん!」 アイ「そこから穴を開けて」 つかさ「よいしょっよいしょっ」 アイ「そうよ。そしたら反対側からも開けて…くすくす」 つかさ「アイちゃんも一緒に開けてよー」 アイ「私は山を作ったから穴を開けるのはつかさがやるのよ?くすくすくす」 つかさ「うー…まぁいっか…よいしょっ」 アイ「……完成したわ!」 立派なトンネル付きの山が完成した。 二人で作った傑作だ。 つかさ「ふぁ~疲れた~!アイちゃんも疲れたでしょ?……アイちゃん?」 アイはそこからいなくなっていた。 さっきまでつかさと一緒にいたのに、いつの間にか。 跡形もなく。 つかさ「アイちゃん……あっもうこんな時間!帰らなきゃ!」 その日の夜 つかさ「明日も学校だしそろそろ寝ようかな……?」 つかさは何かが近寄ってくるのを感じていた。 そう、“何か”が。 つかさ「…?」 ふとベッドの下を見るとそこから手が伸びている。 つかさ「!!!???」 声を出そうにも恐怖で声が出ない。 その手はやがてつかさの首に巻きついてきた。 つかさ「ぐっ…く…るし…おね…ちゃ…助け…」 姉に助けを求めるがもう寝ていて助けに来ない。 つかさは意識を失った。 チュン…チュンチュン…… つかさ「はっ!……昨夜のは何だったの…?夢…?」 かがみ「つかさー早く仕度しないと学校遅刻するわよー!」 つかさ「今してるー!……夢にしてはリアル過ぎたし…何だったんだろう…」 とりあえず学校へ行く仕度をし、家を出る。 かがみ「なんか元気ないみたいだけど大丈夫?」 つかさ「え?全然大丈夫だよ~」 かがみ「…そう?」 こなた「かがみー!つかさー!おはよー!!」 つかさ「こなちゃんおはよう」 かがみ「ったくあんたは朝からテンション高いわねー」 こなた「当たり前じゃないか!今日は前からずっと楽しみにしていたイベントなのだよ!?」 つかさ「こなちゃんは本当にそういうの好きだよねー」 こなた「それが私に生きがいだから!」 かがみ「それ以外に生きがいをみつけなさい!」 ななこ「ほなさいなら!きぃつけて帰るんやでー」 こなた「半日の時って何とも言えないわくわく感があるよね」 かがみ「それわかるー!」 つかさ「小学校の時は土曜日に半日授業あったよね!」 みゆき「今はゆとり教育で土曜日日曜日はお休みですが…」 こなた「私は朝のアニメ見れなくなるし土日が休みの方が嬉しいな」 かがみ「あんたはそれしか考えてないのか!」 こなた「そうだ!みゆきさんもよかったら今日のイベント行かない?」 みゆき「申し訳ありません…今日は歯医者に行く予定でして。」 こなた「ついに虫歯を治す気になったか!」 みゆき「少し怖いですが…それでは皆さんまた明日!」 こなたかがみつかさ「バイバイ!」 つかさ「今日も寄るところあるから私もそろそろ…じゃあね つかさはみんなと別れてからまたあの公園へやってきていた つかさ「なんで…またここに来ちゃうんだろ…」 アイ「つかさ」 つかさ「!アイちゃん!」 アイ「ふふふっ…今日も来たのね」 つかさ「何でかわからないけど、フラフラ~っとここに来ちゃうんだよね」 アイ「私がつかさに会いたいって願ったからかもしれないわ…くすくす」 つかさ「えへへ…///」 アイ「今日も砂遊びして遊びましょ…」 つかさ「うん!」 アイ「お城が作りたい…私とつかさが住めるようなお城…ふふふっ」 つかさ「さすがにそこまで大きいのは無理だろうけど、頑張って作ろ!」 せっせと二人でお城を作っていく。 しかしなかなか進まない。 つかさ「ふぇ~なかなかできないね~」 アイ「もっと頑張りましょう」 つかさ「よいしょ、よいしょ」 お城を作り始めてどのくらい経っただろうか。 もうお城は完成間近だ。 アイ「#$%ω†Λф∀ё⊇」 つかさ「?何言ってるのアイちゃん?」 するとアイが突然よくわからない言葉を喋りだした。 何を言っているのか全く理解できない。 そこにかがみが通りかかった。 かがみ「あれ?つかさそんな所で何してるのよ?」 つかさ「お姉ちゃん!今ねアイちゃんって言う子とお城を作って…」 かがみ「アイちゃん?ここにはつかさ以外誰もいないじゃない」 つかさ「あれ?いなくなってる…」 かがみ「つかさ、なんだか変よ?」 つかさ「そ、そんな事ないよ!」 かがみ「…まぁいっか!帰ろ?」 つかさ「うん…(何か私…)」 帰宅してからつかさは自室に篭っていた。 アイが言った言葉が耳から離れない。 ずっとループしているのだ。 そして…つかさの中で何かが壊れた。 つかさ「ケケケケケケ……まずは、こなちゃん」 家族も全員寝静まっている。 台所から包丁を持ち出しこなたの家へ向かう。 コツン、コツン、コツン こなたが寝ている部屋の窓に小石を投げつける。 するとこなたが起きて窓を開けた。 こなた「…?何だ?」 つかさ「こなちゃん、私!つかさ!」 こなた「こんな時間にどうしたのさ?」 つかさ「急ぎの用なの!下りてきてくれないかな?」 こなた「ちょっと待っててね」 つかさ「クケケケケケケ…」 こなた「で、急ぎの用って何さ?」 つかさ「ケケケケケケ…こなちゃんを…殺すのさぁ!!!!」 こなた「つ、つかさ!?」 つかさ「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」 グサッ 包丁は見事にこなたの腹に突き刺さった。 こなた「ぐはっ……つ…つかさ…」 つかさ「くたばれ!!!!」 腹に刺さった包丁を抜き、今度は胸に突き刺す。 もうこなたは生きていないだろう。 つかさ「アハハハハハハハ!!!殺した!!!!こなちゃんを殺した!!!!!! …次はゆきちゃん。」 みゆきの家へ向かう。 みゆきもこなたと同様の手口で呼び出した。 みゆき「急用とはなんでしょうか?」 つかさ「アハハハハハハハ!!!!!さようならゆきちゃん!!!!」 みゆき「!?」 間一髪のところで包丁を避けた。 つかさ「何!?」 みゆき「つかささん…まさか…春日部症候群に…?」 つかさ「春日部症候群…?」 みゆき「春日部に住んでいる人全員が感染しているウイルス性の風土病です。 多くの人が日常生活に支障のないL3程度ですが、ごく一部の人がL5にまでなります。 あなたは今、L5。」 つかさ「そんなことはどうでもいいのゆきちゃん…」 みゆき「私も一度はL5にまでなりましたが、今はC120を打ってL3まで抑えています。 つかささんもこれを打てばとりあえずは大丈b…」 つかさ「どうでもいいって言ってるでしょう!!!???? 私はゆきちゃんを殺しにきたの!!!!」 みゆき「つっ、つかささん!!」 みゆきの胸に包丁が突き刺さった。 つかさ「クケケケケケケケケ…!!!!ゆきちゃんも…殺した!!!!! 残るはあと…1人…ケケケケケケケケ!!!!」 残る1人…それはかがみだ。 返り血を浴びて血まみれの姿で自宅へと歩き出した。 時刻は深夜1時。 こんな真夜中では誰かと会うことはないだろう。 つかさ「お姉ちゃん…待っててね…私が殺してあげるから…!!!」 翌朝 かがみはつかさに殺されることなく朝を迎えた。 しかしつかさは無残な姿で発見されたのだった。 刑事A「これは酷いな…喉を掻き毟って自殺か…」 刑事B「しかも自殺する前に同級生を二人殺している…」 刑事A「二人とも包丁で胸、腹を刺されて死亡してますね」 刑事B「しかし何故喉を掻き毟って自殺したんでしょうね…」 刑事A「自殺なら包丁で十分だと僕は思いますが」 刑事B「薬か何かをやっていてそれの異常行動か…」 刑事A「司法解剖の結果を待つしかありませんねぇ」 刑事B「そうですねぇ…」 刑事A「それにしても埼玉県警は何をやっているんでしょうか」 刑事B「何故我々警視庁が捜査せねばいけないのでしょうね」 かがみ「うっ…つかさ…ひっく…何で……うぅっ…」 学校は休校となり、かがみは自室で泣き暮れていた。 かがみ「…何で…何でッ…こなたやみゆきを…殺しちゃったのよ… ひっく……ふぇっ…つかさぁ……」 涙が枯れるほど泣いたかがみはつかさの部屋へ行ってみた。 つかさの服、つかさの教科書、つかさのCD… ふと机の上を見ると『お姉ちゃんへ』と書いた手紙があった。 かがみ「これ…つかさからの手紙…?」 お姉ちゃんへ あとちょっとで私はとんでもない事をしそうなの。 人を殺したりとかしちゃうかもしれない。 自分の事だからよくわかるんだ。 もうすぐ私は私ではなくなってしまう。 だから“私”でいるうちに手紙を書いています。 お姉ちゃんがこの手紙を読んでいるかもわからないけどね… でも私じゃなくなったとしてもお姉ちゃんを殺したりとか、しないと思うから。 お姉ちゃんは私の大事な大事な家族だもん。 話は変わるけど今日公園でアイちゃんって子と一緒にいたって言ったでしょ? 今思うとあの子ね、存在してなかったと思うの。 あの時から私はおかしくなりかけてたから、きっと幻覚を見ていたんだと思う。 昨日もあの子と会ったんだけど、どっからともなく現れて跡形もなく消えていったから。 私の妄想が作り出した幻覚だったんだよ。 これも春日部症候群L5の症状だから…。 ずっと知らない、気づかないフリしてたけど…。 どんどん末期症状になっていっちゃって…。 お姉ちゃんは気をつけてね!お医者さんに行けば薬処方してくれると思うから! 最後に… お姉ちゃん大好きだよ。 そして…ごめんね。 つかさ かがみ「つかさ…ありがとう…」 END

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