ID:1CeA6ioI0氏:10年後

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月日が流れるのは早いもので、あの学園祭から10年が経過した。 今では皆立派に成長している。 かがみは仮面○イダー龍○の北岡さんにも劣らぬ敏腕弁護士。 つかさは海原○山も唸らせる料理研究家。 みゆきさんはブラッ○ジャッ○ばりの名医。 ゆーちゃんは漫画オタクな総理大臣の秘書。 みなみちゃんはL○ntisの看板アーティストにして若手大物声優。 田村さんは八坂とかいう子と組んだ同人が大当たり、タイ○ムーンと肩を並べる同人作家。 みさきちはかがみの秘書兼ボディーガード。 峰岸さんはみさきちのお兄さんと結婚して立派な主婦。 パティはアメリカで立ち上げたオタク産業でアメリカの政財界に大きな影響を及ぼしている。 ゆい姉さんは公安9課の課長。 黒井先生は偏差値30の生徒を東大に合格させるグレートティーチャー。 そして私はというと――。 私はお父さんと同じ作家になっていた。 ペンネームは美水かがみ。もちろん私の親友が元ネタ。 私の高校生活をモデルにした、らき☆すたで大ブレイクした。 え?ちび○○子ちゃんそのものだって?まあまあ。 何?字の多い本は読めないはずだって?ラノベくらいは読めるようになったよ。これもかがみ(柊の方ね)の愛の力だね。 さて、今日は久しぶりに全員で集まることになったんだ。 いやー楽しみだなあ。だって皆と出会えたこと、皆と一緒に笑いあったあの日々は私にとってかけがえのないものだから……。 集合場所には私を除く全員が集まっていた。 真っ先に私に気づいたのはかがみだった。声を張り上げる。 「ちょっとこなた!少しは急ぎなさいよ!」 すると皆も私の方を見る。何人か手を振っている。 実は狙い通りのシチュエーション。 「はいはーい、今行くよー」 そう返事すると私は皆の元へ走り出した。 無限大な夢の跡の~何もない世の中じゃ~♪ 「……アンタ、ほんとにこんなの新人賞に応募するつもり?」 「うん、そのつもりだけど。ラノベ魔王のかがみから見てどう?」 「魔王って何よ!そもそも色々ヤバいでしょ、これ!?人名とか、うそ臭かったり濃すぎるネタとか……」 「そこは修正するけど……でも私がラノベ読めるようになったのは、かがみの愛のおかげってのは事実だよね」 「いい加減にしなさい!」 (おまけ) 「それにしても……よくよく考えると大出世よね、このメンバー」 「まあ想像の中だけどね……おお、そうだ!」 「またろくでもないこと考えたわね、アンタ」 「まあ聞いてよ」 かがみは腕が立つものの、黒い噂の絶えない弁護士。 みさきちはかがみの裏仕事を担当。 つかさとみゆきさんは、その立場を生かして大衆の健康を支配。 みなみちゃんと田村さんは、この国の文化を掌握。 総理大臣はもはやゆーちゃんの傀儡。 ゆい姉さんは公安という有形力。 黒井先生はエリート教育の名の下の洗脳。 大政商パティのアメリカ国内における影響力。 このメンバーが集まったところで、何ら不自然なことのない峰岸邸。 そしてマスコミを管理しつつ、すべての絵図を描く私。 こなたたちの野望の○国を築くピカレスク巨編に乞うご期待! 「どう?いいと思わない?」 「おいおい」

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