「ID:njpFUQ9zO氏:タイトル不明」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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俺は運がめっさいい。なんてったって美人揃いの1-Dになったんだからな。
田村さん?勘弁してください。岩崎さん?俺にはクオリティが高すぎます。
二度の失礼を経験して俺の心美眼はレベルアップしたんだ。
そんなの俺のサーチビューティーアイがキャッチしたのはっ!
「みなみちゃんのお弁当かわいいな~」
「…そう?」
小早川だ!
「おい、おい」
なんだよマブダチ。
「お前まさか…小早川に興味があんのか?」
「おうよ」
「まあ頑張れよロリコン」
はっ、ロリコン?ペド?上等じゃん
げた箱に手紙は二回もやったから今回は自重。
実は俺保険委員。でも岩崎が出番もってくから俺の仕事は男子トイレのトイレットペーパー補充!
もってけ!トイレットペーパー!
お、あれは小早川さん。教務室からのお帰りの途中ですか。
むーん、いつ見てもちっちぇなー。階段が大きく見えるな。
妹(小六)より小さいな。ブラは推定Aカップ。
階段登るにも一挙一動がかわいいなー。かわいいなーかわいいなー
あ、つまずいてこけた。おいおい大丈夫かよ?
あれ…ちょ…うずくまって動かないよ?
えーっと…ひょっとしたらひょっとして俺の出番?
「だ、大丈夫か?小早川?」
うわっ顔青いよ。
「ほ、ほら、しっかり!」
とりあえず気を確かにっ!
ふらふら立ち上がった小早川。保健室までつれてかなきゃまずいよな。
「ほ、保健室行こう。な?な?」
ふらふら歩くから危なっかしいなあ。歩くことに精一杯な小早川のために上級生の方々に頭下げながら保健室にゴーウェイ。
あと保健室まで五メートルっ!
やったな小早川。多分間に合ったな!
紳士に保健室のドアを開けてエスコート。俺の役目ここまで。あとは後ろにいつの間にかいる岩崎にバトルタッチ…
「うっ………」
ちょっ!俺になんで向き合うの!?マジありがとうフラグっすか?
ーー俺の学ランはーー
ーーどえらいことにーー
なんとなくわかっていたさ。口になんか溜めててさ。
口押さえたからさ。
目ぇ白黒させてたからさ。
んにしてもさ。
俺に直にぶっかけてくるとは思わんかったわ。
「…………………」
「………………」
岩崎と俺と気まずい沈黙。な、なんかしゃべらないと!
「き、気にすんなよ…洗えばいいんだからさ!」
保健室の天原先生が出てきてまあ、その場はなんとかなった。
プロの手さばきだね。半月全巻読んでるだけの俺とはてんで違うわ。
俺、ジャージに着替えて次の授業に。前岩崎だけがジャージで授業受けてた時があったんよ。
こーゆーことだったのな。
今日は一日中小早川の申し訳ない的な視線が痛かった。俺別に気にしてないよ。
……てか今チャンスじゃね?
「えっと…ごめんなさい…制服汚しちょって…」
向こうからきたよ。紳士に行くぜ俺。7は二人揃ってる。タイミングよくやればスリーセブンで俺フィーバータイムだ。
「ああ、気にしてないよ。もう大丈夫なのか?」
「うん、今は大分…」
「そっか、良かった。俺、小早川のことすっげえ心配だったから安心した」
「ありがとう!じゃあね!」
含みある言い方したんだがな。顔真っ赤にしたりはしなかった。俺には興味なしか。
やっぱりピュアガールなんだな。普通に愛想笑いして帰ったよ。
天原先生が洗濯してくださった学ランは少しフローラルなフレグランスがした。
「俺、ガンバ。まだ脈はあるさっ」
屋上から夕日に叫んでみた。ああ、すっきりした。
おしまい