ID:LTQQ00wPO氏:タイトル不明

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「こなちゃん!こぉなぁちゃん!」 私の頭に向かって振り下ろされるエクスカリバーという名の剣。剣の見た目に刃に当たる部分からビームらしき縦棒が付いている。 あれに当たったらひとたまりもない。 私はフリーダムのブーストを使って後ろに飛び、剣を避ける。 剣は空を切った後、再び構えられた。 「こなちゃんが……おねぇちゃんをあんなひどい目に合わせたんだ」 ディスティニーがブーストを大幅に出力し、こちらに迫ってくる。 「だから……こなちゃんを絶対許さない!」 「くっ……ごめんつかさ」 私はそう呟くと、ビームサーベルを機体の右手に持ち、ディスティニーに向かってブーストを飛ばす。 お互いの武器の射程に入る。 ディスティニーが剣を上から両手で振り降ろす。 私は下から斜め上へと切り上げる。 鉄が熱で溶けた音がする。 結果は、つかさの剣は空を切り、私の剣はディスティニーの両手を切り裂いた。 海に落下していくディスティニーの両手 「うぅぅぅ……!」 ディスティニーは両手が無ければただの無能と化す。 私はディスティニーの手、足、頭、ブーストなど、コックピット以外の全てを斬り落とした。 「あぁぁぁぁ……」 機体はコックピットを残し、無様に海へと落ちていった。 「つかささん!」 前方から赤い機体が飛んで来た。 あれはセイバーと呼ばれる機体だ。 「みゆきさん……」 私は呟く。 「こなたさん……いくらなんでも酷すぎます」 「しょうが……なかったんだよ」 「……そんなの理由になってません!」 「私があなたを落とします。つかささんのために……」 「くっ………」 ビームライフルを撃ち合う音が鳴り続ける。 右手に持つビームライフルと呼ばれる銃をみゆきさんのセイバーの頭に照準を合わせ、撃つ。 だが軽く躱される。躱しながら私に向かってビームライフルを構える。 放たれたビームを、私は左手に持つシールドで弾く。 一進一退の攻防、均衡した戦い。……だったのもつかの間だった。 セイバーの腰にぶら下がっている巨大なビーム砲。 威力、大きさは普通のビームライフル数倍はある、それが放たれた。 私はシールドで直撃は防いだが、シールドは木端微塵に吹き飛んだ。 「くっ」 私はすぐ様ビームライフルをセイバーに向け構える。が、それを予知していたのか、私のビームライフルをセイバーのビームが撃ち抜く。 私のビームライフルは使い物にならなくなった。 焦った私は、ビームサーベルを二本両手に持ち、セイバーに向かって突っ込んだ。 だがセイバーは微動だにしない。 私は両肩目掛けてビームサーベルを振り下ろした。 空を斬るサーベル。消えたセイバーの姿。 下にむいていた視界を上へ持ち上げる。 そこには腰のビーム砲を構えたセイバーの姿……… ドゥン! 凄く大きな発射音と共にビームが発射される ビームはフリーダムの両肩を貫いていった。 「わあぁぁぁぁ……」もの凄いGが私を襲う。コックピット内に危険を知らせる警報が鳴り響く。 私は操縦に集中することが出来なくなり、真っ逆様に落ちていった。

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