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私達の三年間という短い高校生活も今日で、終わってしまう…。
今日は、陵桜学園の…。私達の卒業式だ。
~ま た ね~
卒業式の中、私は三年間のことを思い出していた。
そういえば…こなたと初めて会ったときは、『(なに、こいつ!?)』って思ってたけど……いや、今でも思ってるけど(-_-;)
こいつと一緒にいるとちょっと、面白くなかったことはなかった。
コミケに行った時は、本当に大変だったけど…心の中ではちょっとだけ、面白いと思ったし、あいつといると退屈しない。
いつの間にか式も、終盤を迎えていた。
司会「次は卒業生による合唱で、曲は『旅立ちの日に』です」
私達は起立し最後の曲を歌った。
――――ねぇ、こなた。クラスも大学も一緒じゃなかったけど………友達だよね……?
――――そんなの、当たり前じゃん。
――――『さようなら』は……言わないでよ……。
――――かがみ……もしかして……。
――――言わないで…。言っちゃうと……なんかっ…ッ
私の眼から、一滴の粒が流れた。その時、こなたは私に抱きかかった。
私はこなたから離れようとした……でも……。
ますます、こなたはギューっとした。そして、こなたは私の耳元で小声で言った。
「かがみが、どこへ行こうと――――ッ……。ず――――っと、友達だよ」
私は、はっとした。 こなたも眼から流している……私にはわかる。
私の眼からも、溜まっていたものが流れだした。
私も、こなたの事を強く……ッッその小さい体を、ギュっとした。
「『さようなら』は、言わない………。 じゃぁ、なんていったらいい?」
「『さようなら』は悲しいから………」
「いつか…きっと会える。――――だから」
「またね」
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