ID:kr060628氏:またね

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 私達の三年間という短い高校生活も今日で、終わってしまう…。   今日は、陵桜学園の…。私達の卒業式だ。                ~ま た ね~  卒業式の中、私は三年間のことを思い出していた。    そういえば…こなたと初めて会ったときは、『(なに、こいつ!?)』って思ってたけど……いや、今でも思ってるけど(-_-;)  こいつと一緒にいるとちょっと、面白くなかったことはなかった。  コミケに行った時は、本当に大変だったけど…心の中ではちょっとだけ、面白いと思ったし、あいつといると退屈しない。            いつの間にか式も、終盤を迎えていた。    司会「次は卒業生による合唱で、曲は『旅立ちの日に』です」    私達は起立し最後の曲を歌った。    ――――ねぇ、こなた。クラスも大学も一緒じゃなかったけど………友達だよね……?    ――――そんなの、当たり前じゃん。  ――――『さようなら』は……言わないでよ……。  ――――かがみ……もしかして……。  ――――言わないで…。言っちゃうと……なんかっ…ッ  私の眼から、一滴の粒が流れた。その時、こなたは私に抱きかかった。   私はこなたから離れようとした……でも……。   ますます、こなたはギューっとした。そして、こなたは私の耳元で小声で言った。  「かがみが、どこへ行こうと――――ッ……。ず――――っと、友達だよ」  私は、はっとした。 こなたも眼から流している……私にはわかる。  私の眼からも、溜まっていたものが流れだした。      私も、こなたの事を強く……ッッその小さい体を、ギュっとした。     「『さようなら』は、言わない………。 じゃぁ、なんていったらいい?」     「『さようなら』は悲しいから………」                 「いつか…きっと会える。――――だから」     「またね」     #comment(,nsize=50,size=50,vsize=3,below)
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