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<p>3月。<br /> 泉先輩たちが卒業。センパイは進学できたのだろうか…?<br /> そしてパティの留学が終了、帰国。<br /> コアなオタ友が一気に2人失われるのは正直ヘヴィっス・・・</p> <p><br /> 4月。<br /> クラス替え。見事に離散。<br /> ゆーちゃん、みなみちゃんと離れてしまった…<br /> かろうじて雑談するくらいの仲だった子とも一緒になれず。<br /> まあパンピーとも上手くやるのが私の処世術。ゼロから頑張るしかない。</p> <p><br /> 5月。<br /> んんん~ なんかちょっと微妙。1年の時のヲタっプリが微妙に知れ<br /> 渡ってるせいか、皆さんよそよそしい。あと、私のオタクセンサーに<br /> よると、このクラスには隠れオタすらゼロっぽい。そっち系の趣味は<br /> クラスでは封印っス。</p> <p>下旬になっても漫研の新人ゼロ。今年の1年生は不作っス… 追い打<br /> ちをかけるように、こうちゃん先輩が現役引退。受験頑張って下さ<br /> いっス。</p> <p>6月。<br /> 相変わらず微妙な空気が続く毎日。これは所謂ハブられ気味ってやつス<br /> か?<br /> …ちょっと中学時代を思い出してしまう、まあこれもネタっス、ネタ。<br /> 夏の本は自虐ネタで行こう。</p> <p> </p> <p> </p> <p>ある日のこと。教室入ったら自分の机の上に何か薄っぺらい本が…<br /> どう見ても私の描いた本、ご丁寧に一番際どいページが開かれて…</p> <p>!!! 一目散に席へ駆け寄り、それをカバンにしまってその場にうず<br /> くまる。周りのあらゆる声が、音が嘲笑に聞こえる。</p> <p>胃から熱いものが込み上げる。トイレに駆け込んで何も出なくなるまで<br /> 吐いた。授業が始まり辺りが静まったのを確認して、手ぶらのまま家に<br /> 帰った。</p> <p>翌日。ここで休んだら負けと思って登校。げんしけんのオギーも頑張っ<br /> てたっス。…自分の席の周りは昨日のまま。本はご丁寧にまた外に出さ<br /> れてた。</p> <p>いつか来るかもとは思ってたけど、結構堪える… その日から、クラス<br /> 内では完全に空気になった。おとなしい校風のせいか表面的な攻撃は無<br /> いけど、本当にもない。空気。</p> <p><br /> 7月。<br /> 週1くらいでクラスに顔を出してくれてたゆーちゃん達に、もういいか<br /> らと告げた。嬉しい分、その後が辛過ぎる… そのまま夏休みに入って<br /> ほっとした。</p> <p><br /> 8月。<br /> 一人で居る時間が長かったせいか、いつもの自分を取り戻しつつあった。<br /> そろそろコミケに向けてギリギリ入稿目指して執筆っスよ。</p> <p> </p> <p>…指が震えて描けない。あの時のシーンが目に浮かぶ、そしてまた吐い<br /> た。その日は一晩中泣いた。</p> <p>今年のコミケはキャンセル。正確には、カレンダーを見たら日が過ぎて<br /> いた。なにかが終わった気がした。</p> <p><br /> 9月。<br /> 始業式に学校へ行けなかった。</p> <p>翌日もダメだった… その次の日も…</p> <p><br /> 10月。<br /> 秋だ。あの文化祭から1年経ったのかと思うと余計に悲しくなる。もう<br /> ずっと昔のことのようだ。</p> <p>ほんとはあの時に分かっていた。自分みたいなオタク女があの中にいて、<br /> 終ったらどうなるのかなんてことは…</p> <p>日記はこれで終わり。コメントスパムでぐちゃぐちゃになってきたし、<br /> もう誰も見てないからいいっス…</p> <p>コメント総数(276)<br /> 4纎・1纒β02:10<br /> ????≪?醇|????????????篏?????????鴻?ゃ?若??鐚?鐚?膃??????醇^??<br /> ??鴻?ゃ?若??鐚? もうsぐいくカ?水????ラne?水????<br /> 4纎??????篏?????????鴻?ゃ?若??鐚?鐚?膃??????醇^??<br /> ??鴻?ゃ?若??鐚???????鴻?ゃ?若??鐚???????鴻?ゃ?若??鐚?<br /> ??????鴻?ゃ?若??鐚?<br /> 12月。<br /> 今日から冬休みらしい。もう暦なんか関係ないけど… 日記はこれが<br /> 本当に最後。</p> <p>私も今<br /> 日でおwwるので。</p> <p>さkっきのんdあ<br /> すいみnゃくが、そろそr効いてktttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttt</p> <p> </p> <p> </p> <p> </p> <p>…朦朧とした意識の中、誰かが泣きじゃくって叫びかけてる… 目が<br /> 良く見えない。視界が暗い。耳も良く聞こえない。煩い音がわんわん<br /> と頭に響く…</p> <p>あ、パティ。</p> <p>もう[ピーーー]たのかな?夢の中? 神様、最後に会わせてくれたんだ…</p> <p><br /> 4月。<br /> 私はまた2年生をやっている。今度は友達が居る。青い目の金髪の女の<br /> 子 パトリシア・マーティンが。</p> <p>あの日、私は用意してた睡眠薬で自殺を図った。パティは冬休み初日に<br /> 日本にやって来て、最初に私のところを尋ねてきてくれたらしい(来年<br /> から正式に陸桜学園高校へ編入して2~3年生を過ごして卒業するのだそ<br /> うだ)</p> <p>救急車で運ばれた後、2週間くらい昏睡して奇跡的に蘇生。パティが付き<br /> っ切りで看病してくれてたそうだ。そして、始業式までぎりぎりリハビリ<br /> して今に至る。自分はもちろん留年してるので自動的に2年生やり直し。</p> <p>後遺症なのか精神的なものなのか、前ほどのテンションは出ないけど、<br /> これはこれでアリっス。日記もまた再開っス。</p> <hr /><p><br /> って、話を考えて、次の本にしてみよーかと思うスけど、どースか、<br /> みんな? これからは泣き要素も取り入れてみようかと。</p> <p>2年生になって、またみんな同じクラスになったある日のこと。</p> <p>え…? 皆さんドン引きっスか??? ゆーちゃんとみなみちゃんは<br /> ともかく、パティも???</p> <p><br /> 「…まったくモー!!! ってくらいダめですヨ!」<br /> 「はるヤすみのアイダ、ひよりはソんなことダけ考えてたですカ?<br />  モウソーにも程があるですよ!」</p> <p>「だイたい、何でひよりがソんなことにならナイといけないですかー!!!」</p> <p>え?いや、パティ、そんなに目に涙溜めてまで熱くならなくても・・・<br /> え、涙???</p> <p>「ホんとに!!  そんナことになったら… ワタシ… ひよりんのそ<br />  ンなすガた、ソウぞウさせないでクダサイ!! ぜ、ぜあー's no way out!!<br />  ☆#$”%#☆%’(&☆‘{=&☆!!!!! うわ~~ん!!!」</p> <p>え、チョ…、マジ泣き? パティの言葉が英語交じりで盛り上がってきた<br /> 時は本気モードっス。ど、ど、どーすりゃいいの????</p> <p>残り2人に目を向けると、ゆーちゃんは完全に困惑。みなみちゃんは…<br /> 何かサイン。え?抱いてあげて???</p> <p>ドキドキしながらパティの肩に手を回してみる。なんか良い匂い。そし<br /> て思ったより華奢な体つきにドキリとする。自重、自重っス!ワタシ。</p> <p> </p> <p>うん、今年も楽しい1年が送れそうっス。</p> <p><br /> おしまい。</p> <p> </p>

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