ID:kZ+rByykO氏:らきすた格ゲー杯

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こなた「ねーねー明日土曜だしみんなでゲーセンに行かない?」 つかさ「いいよ~いこいこ~」 みゆき「私も賛成です」 かがみ「別にいいけど何するの?」 こなた「いや、明日新しい格ゲーが入荷されるらしいから、一緒にやりに行きたいなって」 かがみ「ふーん、ま、付き合ってもいいわよ」 みゆき「ゲームセンターは久し振りなので、恥ずかしながらとてもワクワクしますね」 つかさ「そうだねー今日眠れるかな」 かがみ「つかさは気付いたら寝てるタイプだから大丈夫だと思うわよ」 つかさ「えへへ…そうかも」 こなた「でさ、大会やらない?」 かがみ「大会?」 こなた「そ、トーナメント形式で勝負するの、明日初めて出る格ゲーだから全員初心者だろうしさ、だから人数集めて大会やろ!」 かがみ「おもしろそうね。あたしもクラスメイト誘ってみるわ」 つかさ「わたしゲーム苦手だからすぐ負けちゃいそう……」 みゆき「つかささん、勝つことよりも楽しむ方が大事ですよ」 つかさ「そうだね、ゆきちゃんも一緒に頑張ろうね!」 みゆき「はい!」 こなた「じゃあわたしもゆーちゃんとゆーちゃんの友達も誘うよ」 かがみ「オッケー、じゃあまた明日ね」 つかさ「バイバイ、こなちゃん、ゆきちゃん」 みゆき「さようなら皆さん」 こなた「またねー」 午後一時二十分 こなたの指定したゲームセンターに集まってくる かがみ「やっぱりあたしらが一番だったか」つかさ「そうだね~約束は一時半だしね」 先に到着したのはやはり柊姉妹だった しょうがないので二人はゲーセンの入口でひたすら待つ 一時半になる みゆき「こんにちは、かがみさん、つかささん」 やって来たのはみゆきだった かがみ「おっすみゆき」 つかさ「あ、ゆきちゃんこんにちは」 二人も挨拶を返すと 次は四人組がやってきた ゆたか「こんにちは~」 みなみ「……」 ひより「こんちはっす皆さん」 パトリシア「皆さんハロー!」 そう挨拶され、共に挨拶しかえす三人 かがみ「ゆたかちゃん、こなたは一緒じゃないの?」 ゆたか「あ、はい……皆と一緒に行くって約束してたからお姉ちゃんとは一緒じゃないです」 かがみ「ふーん、でさゆたかちゃんはゲームとか……」 と集まったメンバーで談笑が始まる。 あと来てないのは、こなた、日下部、峰岸の三人だ こなたと日下部は遅れる気がなんとなくしてたな 峰岸は日下部に付きっきりでいるのだろう かがみがそう思っていると こなた「ごめ~ん!」 みさお「遅れた……」 あやの「ごめんねみんな……」 と三人が息をきらしながら走って来た。 かがみ「まったく、大体こうなるとは予想がついてたけどな」 こなた「いや~ギャルゲーはセーブポイントが……」 みさお「わたしもさ~なんか急にダルく……」 二人が共に言い訳を始める 全く、こういう所は妙に似ている 溜め息を漏らしながらかがみはそう思った みゆき「では、皆さん揃ったことですし、中に入りましょう」 みゆきがそう提案すると それぞれがゲーセンの中へと足を進めていく中 二人だけ こなた「ちょ、ちょっと待ってよみんな~」 みさお「まだ息が……」 としんどそうに息を切らしながら呼び止めるが、 かがみ「峰岸は大丈夫そうなんだからあんた達も大丈夫でしょ?ね、スポーツ万能少女に陸上部」 こなた「むぅ……」 と二人に言い残し自身もゲーセンの中へと足を運ぼうとする ………というか峰岸さりげなくすごい?日下部と常に一緒にいるから鍛えられたのか? みさお「なんであいつってわたしらに冷たいんだ?」 こなた「いやいや、あれをツンデレって言うんだよ~今はツンだね」 かがみ「ツンデレちゃうわ!」 と思わず突っ込む つかさ・あやの「二人共大丈夫?」 二人がハモりながら息を切らすこなた達を心配する みさお「あー柊と違って妹は優しいよなー」 こなた「かがみは凶暴だから仕方ないよ」 似ている部分があるせいか妙に意見が噛み合う そんな二人も息を整えるとゲーセンの中へと足を踏み入れた 中に入ると様々なゲームの効果音やBGMが鳴り響いていた。 人もちらほらといる様だ。 目当てのゲームは数台あるのですぐに対戦出来そうだ かがみ「じゃあ早速……」 とかがみが周りへ呼び掛け様とした時 みさお「あー!なーなーあやの、あのゲームおもしろそうじゃね?」 とみさおがとあるゲームを指差す 鉄〇と呼ばれるゲームだ あやの「そうだね~……でも今はまずいんじゃ……」 周りへの迷惑を考えたあやのが止めようとしたがいつもの調子で躱される みさお「いーのいーの気にすんなって」 かがみ「いや、あたしたちに迷惑かかるんだが……」 迷惑そうな面持ちで注意したが、 みさお「だから……えい!」 チャリン とみさおは無理矢理金を入れた。 かがみ「あ!」 みさお「これでやるしかないだろ~」 かがみへ勝ち誇った笑みを見せる かがみ「……もう好きにしなよ」 諦めた様にかがみが呟いた 288 名前:らきすた格ゲー杯[] 投稿日:2007/06/19(火) 21:51:00.21 ID:lvWZ+4+TO みさお「よし、誰か対戦しね~か~?」 と集団に目を向け、呼び掛ける つかさ「こなちゃんやら…」 するとゆたかが ゆたか「わ、わたしやっていいですか?お姉ちゃんといつも一緒にやってるやつなので……え~っと」 と対戦を申し受けた みさお「日下部だよ、よしやるか……って向こう側誰か入ってるな。ちょっと待ってろよ、ちびっこⅡ。わたしが勝って席取るから」意気揚々といい、キャラクターを操作するスティックやボタンに手をやる ゆたか「(ガーン)こ、小早川ゆたかです……ゆたかでいいですよ」ちびっこと言われショックを受けながら返す ひより「……あれって」 fight みさお「やるぞー」 KO みさお「ま、負けたー!」 みさおがゲーム台にもたれ、うなだれながら言った。 みさおと対戦相手の人の実力の差はかなりあり、その対戦結果に各々が感想を漏らす かがみ「結構やるわね……あの人」 つかさ「あんなに上手く出来ないよー」 みゆき「そうですね」 かがみ「いや、みゆきは……いや、やっぱいいわ」 パトリシア「みさおさん、まだまだ精進が足りないでスヨー」 みさお「すまん……ちび、ゆたか……お姉さんを許してくれ……」 ゆたか「(ちび…(泣))いえ……わたしがやっても負けてたと思いますよ……」 ひより「やっぱりあれって……こーちゃん先輩!?」 こう(今日の調子は完璧……あのガキが来ても勝てるゼ) こう「ここ!」 こうがコマンドを入力すると、キャラクターが攻撃を繰り出し、相手キャラクターの体力が0になった KO! あやの「! 負けちゃった~」 みさお「あ~あ、まぁあやのが勝てるとは思ってなかったけどな」馬鹿にしたように笑っている あやの「うん……でもみさちゃんのためにって………ごめんね」 申し訳なさそうにみさおに謝る みさお「(すんませんでしたー)」 あやのの好意を笑ってしまった罪悪感を感じ、みさおは心の中で全力であやのに謝った その後ろで対戦画面を見ていたこなたが一人呟いた こなた「……情報収集完了っと」 かがみ「いきなりなに言ってんだ」 それにかがみが反応する こなた「別にそんなに気にしなくていいよ」 つかさ「そうだ!こなちゃんだったら勝てるんじゃないかな?あのゲームをゆたかちゃんとよくやってるって言ってたし」 かがみ「でも相手の人も相当強いわよ、いくらあんたでも……」 こなた「わたしは強いよ~ ……ちょいまち」 と言い、向かいの台に座っている人を覗きこむ こう「(あの時のガキ!?)」 こなた「ふむ、大丈夫そうだよ」 こなたが大量に余裕をもって言い放つ ひより「大丈夫なんスか?向こうの人わたしの先輩なんすけど、結構やり手のゲーマーすよ」 こなた「いいのいいの、見てなさいって」 そう言いながら100玉を投下する こう「なめるなよ、あの時とは違うゼ」 そうして勝負は始まった 泉こなたVS八坂こう かがみ「嘘……こなたが負けてる……」 唖然とするかがみ 画面内で戦っているこなたのキャラクターの体力は既に8分の1程度しか残ってないが、相手のキャラクターは逆に8割方残している つまりあのこなたがゲームでボロ負けしているのだ こう「ふっふっふっ……わたしが前味わったあのやるせなさを味わせてやる!」 台越しからそんな宣言が聞こえてくる その時パトリシアが何かに気付いた様に手を叩くとニヤニヤしながら言った パトリシア「ムムッ、……そういうことですカ、コナタ」 ゆたか「え?どんな……」 とゆたかが聞こうとした 刹那 こなたのキャラクターの攻撃が入る 一撃、二撃、三撃…… とコンボが決まる。 みなみ「……凄い」 と感想を漏らすが みゆき「ですが……まだ」 まだ体力差がかなりある、とみゆきが言いかけた時 再びこなたのコンボが決まる ひより「おお!すごいっスよ、泉先輩」 興奮気味になりながら後ろで眺めるひより またこなたのコンボがきまる つかさ「さすがこなちゃんだね~」 難易度が高いと思われる空中コンボが決まる みさお「うっは何あれ?ありえねーっ!」 みさおが大笑いをしながらあやのに話す すると、またまたこなたのコンボが…… KO 終わってみればこなたの勝ち、いやある意味ボロ勝ちだった ゆたか「お姉ちゃんすご~い」 みさお「ちびっこって結構やるんだなぁ~」 周りから歓喜の声が方々に上がる中 一人ジト目を送りつつ、呆れた口調で かがみ「てかあんた、最初おもいっきり手加減してたでしょ」 とかがみが突っ込む するとこなたは こなた「んん?いやー、あーやった方が相手にとっては辛そうじゃない?」 ふふんと鼻を鳴らし、ドンと胸を叩く かがみ「お前相当嫌な奴だぞ……」 みゆき「では盛り上がってきたことですし、そろそろ始めませんか?」 と周りに促すと各々が賛成の意を現し、勝負へ向けてモチベーションを上げていく こなた「じゃあ適当に負けてくるから先行っててよ」 とのこなたの発言を受け、みんな新しい格ゲーの台へ移動を始めた こなた「………またやるの?」 少々呆れながら台の向こうの人物に尋ねる こう「うるさい!速攻リベンジだ!」 意気込んで勝負に臨むこう その後こうはパーフェクトを決められた 私はよく挑んでくる薄茶色の肌をした人を軽くのすと 次の勝負は放置して負け、みんなの集まる新しい格ゲーの置いてある場所へ向かった。 そこへ着くと峰岸さんが対戦表とそれを決めるクジを用意してくれていた かがみ「あんたは誰と当たりたい?」 そうかがみが私に話し掛けてきた 私的には誰と当たっても勝てる自信(周りからみれば私とあたりたくないだろう) があるが一人例外がいる…… かがみ「やっぱみゆきとか?みゆきはやり込んだら相当凄いってつかさが言ってたからね」 確かにみゆきさんは強い、いや化け物だ 普段はボ~っとしている癖にゲームの時は異常な集中力を発揮する。まぁそれも一つの萌え要素(?)だけどね そう思考を巡らせていると不意に日下部が周りにある提案を呼び掛けた みさお「なぁなぁ、ただ勝負しても面白くないからさ、優勝したやつが一つ欲しいものを負けたやつらがワリカンで買ってやるってのはいいんじゃねー?」 その日下部の提案を受けみんなは かがみ「いいねー、私が勝ったら新作のラノベ買ってもらおうかな」 ひより「私もラノベや同人誌(ボソッ)を……」 パトリシア「ワタシはアニメのDVDを……」 つかさ「私は……えっとね……」 と(多分みんな了承した)いう様子だ 再び思考を張り巡らせる これは確実に負けられなくなった…… 私も欲しいものはたくさんある その一つがタダで手に入るか逆になるかは私次第 必死に優勝へのルートを考える その一番の障害になりうるのはみゆきさんだ……ん? そこで私は一つの結論に達した それを自分の口を開いて言ってみた 「私は初戦はみゆきさんとやりたいなー」
こなた「ねーねー明日土曜だしみんなでゲーセンに行かない?」 つかさ「いいよ~いこいこ~」 みゆき「私も賛成です」 かがみ「別にいいけど何するの?」 こなた「いや、明日新しい格ゲーが入荷されるらしいから、一緒にやりに行きたいなって」 かがみ「ふーん、ま、付き合ってもいいわよ」 みゆき「ゲームセンターは久し振りなので、恥ずかしながらとてもワクワクしますね」 つかさ「そうだねー今日眠れるかな」 かがみ「つかさは気付いたら寝てるタイプだから大丈夫だと思うわよ」 つかさ「えへへ…そうかも」 こなた「でさ、大会やらない?」 かがみ「大会?」 こなた「そ、トーナメント形式で勝負するの、明日初めて出る格ゲーだから全員初心者だろうしさ、だから人数集めて大会やろ!」 かがみ「おもしろそうね。あたしもクラスメイト誘ってみるわ」 つかさ「わたしゲーム苦手だからすぐ負けちゃいそう……」 みゆき「つかささん、勝つことよりも楽しむ方が大事ですよ」 つかさ「そうだね、ゆきちゃんも一緒に頑張ろうね!」 みゆき「はい!」 こなた「じゃあわたしもゆーちゃんとゆーちゃんの友達も誘うよ」 かがみ「オッケー、じゃあまた明日ね」 つかさ「バイバイ、こなちゃん、ゆきちゃん」 みゆき「さようなら皆さん」 こなた「またねー」 午後一時二十分 こなたの指定したゲームセンターに集まってくる かがみ「やっぱりあたしらが一番だったか」つかさ「そうだね~約束は一時半だしね」 先に到着したのはやはり柊姉妹だった しょうがないので二人はゲーセンの入口でひたすら待つ 一時半になる みゆき「こんにちは、かがみさん、つかささん」 やって来たのはみゆきだった かがみ「おっすみゆき」 つかさ「あ、ゆきちゃんこんにちは」 二人も挨拶を返すと 次は四人組がやってきた ゆたか「こんにちは~」 みなみ「……」 ひより「こんちはっす皆さん」 パトリシア「皆さんハロー!」 そう挨拶され、共に挨拶しかえす三人 かがみ「ゆたかちゃん、こなたは一緒じゃないの?」 ゆたか「あ、はい……皆と一緒に行くって約束してたからお姉ちゃんとは一緒じゃないです」 かがみ「ふーん、でさゆたかちゃんはゲームとか……」 と集まったメンバーで談笑が始まる。 あと来てないのは、こなた、日下部、峰岸の三人だ こなたと日下部は遅れる気がなんとなくしてたな 峰岸は日下部に付きっきりでいるのだろう かがみがそう思っていると こなた「ごめ~ん!」 みさお「遅れた……」 あやの「ごめんねみんな……」 と三人が息をきらしながら走って来た。 かがみ「まったく、大体こうなるとは予想がついてたけどな」 こなた「いや~ギャルゲーはセーブポイントが……」 みさお「わたしもさ~なんか急にダルく……」 二人が共に言い訳を始める 全く、こういう所は妙に似ている 溜め息を漏らしながらかがみはそう思った みゆき「では、皆さん揃ったことですし、中に入りましょう」 みゆきがそう提案すると それぞれがゲーセンの中へと足を進めていく中 二人だけ こなた「ちょ、ちょっと待ってよみんな~」 みさお「まだ息が……」 としんどそうに息を切らしながら呼び止めるが、 かがみ「峰岸は大丈夫そうなんだからあんた達も大丈夫でしょ?ね、スポーツ万能少女に陸上部」 こなた「むぅ……」 と二人に言い残し自身もゲーセンの中へと足を運ぼうとする ………というか峰岸さりげなくすごい?日下部と常に一緒にいるから鍛えられたのか? みさお「なんであいつってわたしらに冷たいんだ?」 こなた「いやいや、あれをツンデレって言うんだよ~今はツンだね」 かがみ「ツンデレちゃうわ!」 と思わず突っ込む つかさ・あやの「二人共大丈夫?」 二人がハモりながら息を切らすこなた達を心配する みさお「あー柊と違って妹は優しいよなー」 こなた「かがみは凶暴だから仕方ないよ」 似ている部分があるせいか妙に意見が噛み合う そんな二人も息を整えるとゲーセンの中へと足を踏み入れた 中に入ると様々なゲームの効果音やBGMが鳴り響いていた。 人もちらほらといる様だ。 目当てのゲームは数台あるのですぐに対戦出来そうだ かがみ「じゃあ早速……」 とかがみが周りへ呼び掛け様とした時 みさお「あー!なーなーあやの、あのゲームおもしろそうじゃね?」 とみさおがとあるゲームを指差す 鉄〇と呼ばれるゲームだ あやの「そうだね~……でも今はまずいんじゃ……」 周りへの迷惑を考えたあやのが止めようとしたがいつもの調子で躱される みさお「いーのいーの気にすんなって」 かがみ「いや、あたしたちに迷惑かかるんだが……」 迷惑そうな面持ちで注意したが、 みさお「だから……えい!」 チャリン とみさおは無理矢理金を入れた。 かがみ「あ!」 みさお「これでやるしかないだろ~」 かがみへ勝ち誇った笑みを見せる かがみ「……もう好きにしなよ」 諦めた様にかがみが呟いた 288 名前:らきすた格ゲー杯[] 投稿日:2007/06/19(火) 21:51:00.21 ID:lvWZ+4+TO みさお「よし、誰か対戦しね~か~?」 と集団に目を向け、呼び掛ける つかさ「こなちゃんやら…」 するとゆたかが ゆたか「わ、わたしやっていいですか?お姉ちゃんといつも一緒にやってるやつなので……え~っと」 と対戦を申し受けた みさお「日下部だよ、よしやるか……って向こう側誰か入ってるな。ちょっと待ってろよ、ちびっこⅡ。わたしが勝って席取るから」意気揚々といい、キャラクターを操作するスティックやボタンに手をやる ゆたか「(ガーン)こ、小早川ゆたかです……ゆたかでいいですよ」ちびっこと言われショックを受けながら返す ひより「……あれって」 fight みさお「やるぞー」 KO みさお「ま、負けたー!」 みさおがゲーム台にもたれ、うなだれながら言った。 みさおと対戦相手の人の実力の差はかなりあり、その対戦結果に各々が感想を漏らす かがみ「結構やるわね……あの人」 つかさ「あんなに上手く出来ないよー」 みゆき「そうですね」 かがみ「いや、みゆきは……いや、やっぱいいわ」 パトリシア「みさおさん、まだまだ精進が足りないでスヨー」 みさお「すまん……ちび、ゆたか……お姉さんを許してくれ……」 ゆたか「(ちび…(泣))いえ……わたしがやっても負けてたと思いますよ……」 ひより「やっぱりあれって……こーちゃん先輩!?」 こう(今日の調子は完璧……あのガキが来ても勝てるゼ) こう「ここ!」 こうがコマンドを入力すると、キャラクターが攻撃を繰り出し、相手キャラクターの体力が0になった KO! あやの「! 負けちゃった~」 みさお「あ~あ、まぁあやのが勝てるとは思ってなかったけどな」馬鹿にしたように笑っている あやの「うん……でもみさちゃんのためにって………ごめんね」 申し訳なさそうにみさおに謝る みさお「(すんませんでしたー)」 あやのの好意を笑ってしまった罪悪感を感じ、みさおは心の中で全力であやのに謝った その後ろで対戦画面を見ていたこなたが一人呟いた こなた「……情報収集完了っと」 かがみ「いきなりなに言ってんだ」 それにかがみが反応する こなた「別にそんなに気にしなくていいよ」 つかさ「そうだ!こなちゃんだったら勝てるんじゃないかな?あのゲームをゆたかちゃんとよくやってるって言ってたし」 かがみ「でも相手の人も相当強いわよ、いくらあんたでも……」 こなた「わたしは強いよ~ ……ちょいまち」 と言い、向かいの台に座っている人を覗きこむ こう「(あの時のガキ!?)」 こなた「ふむ、大丈夫そうだよ」 こなたが大量に余裕をもって言い放つ ひより「大丈夫なんスか?向こうの人わたしの先輩なんすけど、結構やり手のゲーマーすよ」 こなた「いいのいいの、見てなさいって」 そう言いながら100玉を投下する こう「なめるなよ、あの時とは違うゼ」 そうして勝負は始まった 泉こなたVS八坂こう かがみ「嘘……こなたが負けてる……」 唖然とするかがみ 画面内で戦っているこなたのキャラクターの体力は既に8分の1程度しか残ってないが、相手のキャラクターは逆に8割方残している つまりあのこなたがゲームでボロ負けしているのだ こう「ふっふっふっ……わたしが前味わったあのやるせなさを味わせてやる!」 台越しからそんな宣言が聞こえてくる その時パトリシアが何かに気付いた様に手を叩くとニヤニヤしながら言った パトリシア「ムムッ、……そういうことですカ、コナタ」 ゆたか「え?どんな……」 とゆたかが聞こうとした 刹那 こなたのキャラクターの攻撃が入る 一撃、二撃、三撃…… とコンボが決まる。 みなみ「……凄い」 と感想を漏らすが みゆき「ですが……まだ」 まだ体力差がかなりある、とみゆきが言いかけた時 再びこなたのコンボが決まる ひより「おお!すごいっスよ、泉先輩」 興奮気味になりながら後ろで眺めるひより またこなたのコンボがきまる つかさ「さすがこなちゃんだね~」 難易度が高いと思われる空中コンボが決まる みさお「うっは何あれ?ありえねーっ!」 みさおが大笑いをしながらあやのに話す すると、またまたこなたのコンボが…… KO 終わってみればこなたの勝ち、いやある意味ボロ勝ちだった ゆたか「お姉ちゃんすご~い」 みさお「ちびっこって結構やるんだなぁ~」 周りから歓喜の声が方々に上がる中 一人ジト目を送りつつ、呆れた口調で かがみ「てかあんた、最初おもいっきり手加減してたでしょ」 とかがみが突っ込む するとこなたは こなた「んん?いやー、あーやった方が相手にとっては辛そうじゃない?」 ふふんと鼻を鳴らし、ドンと胸を叩く かがみ「お前相当嫌な奴だぞ……」 みゆき「では盛り上がってきたことですし、そろそろ始めませんか?」 と周りに促すと各々が賛成の意を現し、勝負へ向けてモチベーションを上げていく こなた「じゃあ適当に負けてくるから先行っててよ」 とのこなたの発言を受け、みんな新しい格ゲーの台へ移動を始めた こなた「………またやるの?」 少々呆れながら台の向こうの人物に尋ねる こう「うるさい!速攻リベンジだ!」 意気込んで勝負に臨むこう その後こうはパーフェクトを決められた 私はよく挑んでくる薄茶色の肌をした人を軽くのすと 次の勝負は放置して負け、みんなの集まる新しい格ゲーの置いてある場所へ向かった。 そこへ着くと峰岸さんが対戦表とそれを決めるクジを用意してくれていた かがみ「あんたは誰と当たりたい?」 そうかがみが私に話し掛けてきた 私的には誰と当たっても勝てる自信(周りからみれば私とあたりたくないだろう) があるが一人例外がいる…… かがみ「やっぱみゆきとか?みゆきはやり込んだら相当凄いってつかさが言ってたからね」 確かにみゆきさんは強い、いや化け物だ 普段はボ~っとしている癖にゲームの時は異常な集中力を発揮する。まぁそれも一つの萌え要素(?)だけどね そう思考を巡らせていると不意に日下部が周りにある提案を呼び掛けた みさお「なぁなぁ、ただ勝負しても面白くないからさ、優勝したやつが一つ欲しいものを負けたやつらがワリカンで買ってやるってのはいいんじゃねー?」 その日下部の提案を受けみんなは かがみ「いいねー、私が勝ったら新作のラノベ買ってもらおうかな」 ひより「私もラノベや同人誌(ボソッ)を……」 パトリシア「ワタシはアニメのDVDを……」 つかさ「私は……えっとね……」 と(多分みんな了承した)いう様子だ 再び思考を張り巡らせる これは確実に負けられなくなった…… 私も欲しいものはたくさんある その一つがタダで手に入るか逆になるかは私次第 必死に優勝へのルートを考える その一番の障害になりうるのはみゆきさんだ……ん? そこで私は一つの結論に達した それを自分の口を開いて言ってみた 「私は初戦はみゆきさんとやりたいなー」 我ながら普段あまり使わない脳(クイズゲームのときは例外)を働かせたものだ。 と自信を張ってそう思える。 私が気づいた幸運、それはみゆきさんがやりこみゲーマーだということを思い出したことだ。 みゆきさんがやりこみ始めたら私じゃ手に負えないが、やりこむ前なら経験の差(ゲームの)で私が勝てる(と思う) つまり、みゆきさんと初戦で勝負し、即効で倒すことができれば、私の優勝はほぼ決まったも同然に近くなる。 かがみやつかさ、ゆーちゃんには負ける気がしない。普段一緒に格ゲーとかしてるからね。負ける気がしない。 日下部はさっき見た限りじゃ脅威にならない。峰岸さんは中々上手かった。今のところ注意しなければいけないのはこの人だろう。 パトリシアとみなみちゃんの実力だけが未知数だ。ひよりんはゲームしなさそうだからまぁノーマークでいいや。 あやの「じゃあ、みんなくじ引いてくれる?」 右手に、紐に色を受けた簡単なくじを手にし峰岸さんが私たちに視線を回す。 「ささ、みゆきさんさき引きなよ」 さりげなくみゆきさんの背中を押す。もちろんこれもみゆきさんとあたる可能性をあげるための作戦だ。 みゆき「わかりました、では、私から」 みゆきさんがくじを引く。そのくじに付けられたマークはなかった。 かがみ「次は私が‥」 「じゃあ次は私が引くね」 無理やりかがみを押しのけくじの前へとたつ。 不意に神様にお祈りをした。ああ、神様!新作ゲーム、いや、同人誌にしようかな。いやいや新作漫画も‥あーもーそんなのあとでいいや。 とにかく私が優勝するためにみゆきさんとすぐ対戦できるくじを引かせてください。 そういえば神頼みをするのはいつ振りだろう。ま、そんなのどうでもいー‥いやいやそんなこといったらお祈りのご利益がなくなっちゃうな、危ない危ない こんな調子で色々なことを考えながら私はくじに向かって手を伸ばす、‥なんだろう‥どのくじも「自分があたりだよ~じぶんをひいちゃいなよ~」と言わんばかりの雰囲気を放っている。 その雰囲気が私の手をおぼつかせる。 いかん、雰囲気に呑まれちゃだめだ。私は、私自身に忠を尽くす!!よし! そして私は、私が選び抜いたくじを思いっきり引き抜いた。 かがみ「ひとつのくじを引くだけなのに、どうしてそんなに気合いれてんだ‥」

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