ID:iAVmyJi70氏:こなたのお買い物

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 私、かがみは放課後になり下校しようと、いつものようにつかさのいるクラスへ向かった。 クラスへ行くとつかさはおらず、こなたがいただけだった。 「あれ? つかさは?」 「つかさだったら用事があるとかでどっかにいったよ」 「ふ~ん……なんだろ」 「なんか黒井先生に頼まれていたみたいだけど……んで、つかさが先に帰っててって言ってたよ」 「そっかぁ。んじゃ一緒に帰るか」 「そうそう、私今日アニメイトに寄って帰るけど一緒に行かない?」 「ん~、ラノベの新刊が出たし一緒に行くか」 「やたー、さすがかがみん。友情の証のポイントゲット!」 「あんたの友情って安っぽいな……」 「まあまあ、いいじゃない。ささ、レッツゴー!」  私とこなたは早速学校を出て目的地のアニメイトに向かった。 「しかし、あんたもよく色々と買うわね」 「いやねぇ~、あそこの店員さん異様に気合はいってるんだよねぇ。だから何となく 買わなきゃって感じになっちゃってね」 「ふ~ん」 「でね、今日はポイント2倍セールなのだよ」 「あんたってそういうところは目ざといのな」 「だから、買わなきゃ損って感じがしてね」 「あんたってホント、ポイントとかに弱いな」 「まあ、賢者の買い物だよ」 「いやいや、全然賢者でもなんでもないし」  そうこう話しているうちに目的地に着いた。アニメイトには何度か来ているけど…… そんなに店員さんが気合はいっていたかしら? と考えたりした。見る限りではごく 普通のアニメショップのようだけど。 『いらっしゃいませー』  どこでも聞ける挨拶が店内に入ると聞こえてきた。 「で、何買うのよ? 今日は」 「んー、とりあえず色々見てみるかなぁ……」  私たちが店内を色々と見ている時、レジの店員さんの様子がおかしかったことには まったく気がつかなかった。こなたの言っていた『気合』とやらを……。  レジのところで1人の店員がこなたを見つめていた。 「やはりきたな……ポイント2倍セールに釣られたか。この町のアニメショップで 今や伝説となっている少女A!!」  店員は意味不明に口から血を出し、そしてぬぐった後大声で他の店員に指示を出した。 「全店員に告ぐ!!今より伝説の少女Aスペシャルシフトに変更だ!!うおおおおおおお!!」 『ラジャーーー!!』 「売って売って売りまくるのだ!!隙を見せるな!!」 『ラジャーーー!!』  店に入ってから数分、特にこれといったこともなくこなたと店内を歩き回っていた。 「ねえ、こなた」 「ん? なに、かがみ?」 「この店普通っぽいけど、どこが気合はいってるの?」 「あー、かがみは見たことなかったっけ? 多分そろそろ始まるかな」 「え!? 何始まるって……」 「あ、きたきた。あれだよ」  こなたの指差すほうを見ると……なっ、店員がミサイルのようにこっちに突っ込んでくる! 「いいいらっしゃいませえええ!!新作DVD入荷でございますううううう!!」 「あー、このDVD買おうと思ってたんだ。いただきっと」  こなたは店員ミサイルをひょいっと避けると、店員の持っていたDVDを買い物籠の中に 入れた。っていうか、全然動じてねえ! 「ありがとうございましたーーーーー!!」  店員ミサイルは数m先まで進んでいった後壁に突き刺さった……なにあれ……。 「ちょっ、こなた! アレ何なの?」 「え? 店員さんだよ?」 「いや、それはわかるが……」  と、話していると前方上空から店員さんが飛び出してきた! 「アニメ主題歌CD続々入荷でございますううううう!!」  そういうと、店員はCDを手裏剣のようにこなたに向かって投げてきた! 「お、このCDも買おうと思ってたんだ。ほいっと」  こなたは投げられたCDの中から数枚空中で取って買い物籠に入れた。こなたの 取らなかったCDは店外に向かってすっ飛んでいった。いいのか、こういう売り方で・・・…。 「こなた、なんなのこの店は!?」 「え、普通のアニメショップじゃん?」  少なくとも私の知っているアニメショップではこういうことは無い。と、思っていると 再び奥の方から何かやってきた。って、竜巻か!? よくみると女性の店員さんが超高速 回転しながらこなたの方に向かっていた! 「涼宮(ピー)ヒの憂鬱漫画版、限定版、通常版、販売中でーす!!」 「お、これも両方いただきっと」 「ありがとうございまーす!!」  こなたに品物を渡した後、店員さんはそのまま超高速回転しながらどこかに行ってしまった。 てか、なんなのこの店……。 「かがみは欲しい本あった?」 「ああ……あったけど……」 「んじゃ一緒に会計しちゃうね」  こなたに買うラノベを渡すと、こなたはレジに向かっていった。っていうか、レジの店員さん 口から血を流してるんですけど……。 「いらっしゃいませ!(ふふふ……皆のものよくやった……あとは俺が最後を決めるのみ!!)」 「これ会計お願いしまーす」 「本日このフィギアをお買い上げになるとポイントが4倍になりますがいかがでしょうか?」 「むう……」 「(さあ、買え!買うんだ!!)」 「んじゃ、それもくださーい」 「毎度ありがとうございます!(やったぞ!これで完全勝利だ!)お会計4万8千円になります」 「じゃ、5万円で」 「お釣り2千円になります。ありがとうございましたー!!」  私は出口のところでこなたを待っていた。こなたは会計を済ませるとホクホクとした表情で こっちの方に向かってきた。こなたの後ろを見ると、レジの店員さんが大量出血をしてぶっ倒れて いた……ほんと、なんなのこの店……。 「いやー、買い込んだ買い込んだ。満足満足」 「っていうか、あんた買いすぎだろ……」 「いやぁ、なんかこれだけ買うと『やり遂げた』っていう感じになるじゃん?」 「まあ、あの店で買い物したらいやでもそう思うわな……」 「ささ、勝利に酔いつつ帰ろうではないか」 「そうね」  私とこなたは今まで何もなかったかのように、いつもどおり家に向かって行った。っていうか、 今日も圧倒されまくりなんですけど、こなたさん……。 「皆の者よくやった!!今日は我々の勝利だ!!」 「店長!!店の修繕費やら損失で今日は大赤字です!!」 「ダメじゃん!!」 おわり

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