ID:9vDkzADO氏:家族の一員

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「ふぁ~あ……」 いつもの通り、『11時』に起床。 昨日はテスト明けってことでネトゲし放題。黒井先生が途中で寝落ちしちゃって、死んじゃうかと思ったよ。 「さてと。起きるかな~」 ベッドから上半身を起こして、そう呟いて本格的にベッドから起き上がる。 今日は土曜だし、もうちょっと寝ててもよかったんだけど、遅いといろいろうるさいからネ。 ……さてと。着替えも済んだし、何しようかナ……。 とりあえず、毎日の日課である牛乳を飲みに居間に行きますか。 そう、毎日飲んでるんだよ!? なのにこの5年間で3mmしか身長伸びてないってどういうことさ!! うう……本格的に身長は諦めたほうがいいのかな……かな……。 肩を落としながら扉を開けて廊下を歩いていく。とにかく牛乳を止めるのだけはやめておこう……。 「……あ」 ふと目に入った、ある部屋の扉。 多分、人が見たら「どんだけにやけてんだよ」ってツッコまれるような顔してるんだろうけど、今ここには私しかいないから自重しな~い。 ゆっくりと扉を開けて部屋の中に侵入。……お、やっぱりまだ寝てるみたい。 「う、ん……かぁいぃよぉ……おっもちかえりぃぃ……」 なんちゅー寝言だよ……。ま、いいけどさ。 よし、狙いをさだめて…… 「ダ~イブっ」 「バルス!!」 いや、それ言ったら○ピュタ崩壊するから。 「ふふ、やっと起きた」 「こなちゃん!?」 つかさは下手したらお昼まで起きてるからねぇ。ちょっと乱暴だけど、早く起きてもらおう。 まあ、私も人のコト言えないケド…… 「こ、こなちゃん、どいてよー!」 「やだって言ったら?」 「ちっ、力尽くでもどいてもらうよっ! とりゃ! ……あれ?」 「ぷふふ、全力を出しても妹に勝てないおねーちゃん萌えー」 「このーっ!」 さて、つかさの頑張る声をバックにご説明しよう。 「ふんっ! えい!」 ここは鷲宮神社を経営(っていうのカナ?)している柊家の家。 私はそこの五人姉妹の末っ子・柊こなた、18歳。少子化が騒がれてるのに五人姉妹ってのもすごい家だよね、ココ。 「たあっ! はりゃほりゃ!!」 そしてこの方、マスク・○・斎藤みたいな声を出してるのは四女・柊つかさ、18歳。同じ年齢なのは、私から三女までが三つ子だから。 抵抗すること早3分、この体勢からまったく進展がない。 ふふふ、小さい頃は身体が弱かったから道場通いしてて、いつの間にかかなり強くなった私の力、侮らないで欲しいネ。 「ちょっとうるさいわよ? 早起きなのは良いことだけど、少しは……」 お、三つ子の一番上のお出ましですか。 てか11時で『早起き』って。別にいいケド。 「おねーちゃぁぁん!!」 「つかさ!? ちょっとこなた! つかさから降りなさいよ!!」 「ほーい」 姉に指摘されて、私はしぶしぶつかさから降りる。 この人は柊家の三女・柊かがみ、18歳。私達三つ子の一番上で、家族の中で一番のしっかり者。 姉妹なのにお互いを名前で呼んでるのは「三つ子だから姉もなにもないでしょ」ってかがみが言ったから。 だから私達は友達みたいな関係になってるんだよ。まあ、つかさだけはかがみに「お姉ちゃん」だけど。 でも、ツ 「だ・れ・がツンデレだって~?」 「あがが、ギブギブ!」 まだ何も言ってないのに……。以心伝心ってやつ? 「まったく。たまに早く起きたと思ったらこれだもの。少しは静かにできないわけ?」 「あはは、これが私のアイデンティティーということで勘弁」 「できるかっ!」 これが私達三つ子の日常。本当は上にも二人、姉さんがいるんだけど、私達は特に仲が良い。やっぱり三つ子だからかな。 「ほら、起きなさい。もうすぐゆたかちゃんのところに行かなきゃいけないんだし」 ……あれ……? あ、そうだ!! ゆーちゃんに誘われてたのすっかり忘れてた!! 「もしかして、つかさも?」 「……うん……」 「はあ、あんたら二人揃って……」 ゆーちゃんとは、小早川ゆたかちゃんのこと。15歳で、私達の通う陵桜学園の後輩なんだよね。 記憶を辿ってみると、確かに昨日、ゆーちゃんに「遊びに来ませんか?」って言われてたヨ…… 「とりあえず着替えて降りてきなさいよ? 早くしないと電車に遅れちゃうから」 っと、そうだった。早くお昼ご飯食べなくちゃ。 私とかがみはつかさの部屋から出て、階段を降りていく。 一階に着いて居間に行こうと曲がったら、目の前に巫女服姿の姉さんがいた。 「あ、こなた。やっと起きたんだね」 「まつり姉さん、おはよー」 この人は次女・柊まつり姉さん。大学生で、ざっくばらんな性格。面倒くさがり屋ってのもあるな。 でも、どうしてまつり姉さんが巫女服着てるんだろ。あんまり仕事は手伝わないはずなのに…… 「姉さん、なんで巫女服……?」 そんな私の気持ちを知ってか知らずか、かがみがそう尋ねる。 するとまつり姉さんは頭の後ろで手を組んで、 「父さんに仕事頼まれちゃってさー。姉さんも母さんもいないし、あんた達に押し付けても良かったんだけどね? 遊びに行くらしいから妥協してやったの。感謝しなさいよ?」 ただおお父さんにみきお母さん、一番上のいのり姉さん。これが私達家族全員。 いのり姉さんは会社員だから仕事かな。お母さんは……買い物? それにしても、まつり姉さんの言い方がなんか引っ掛かる……。姉さん、こんなキャラじゃないよネ……。 多分別に理由があるんだろうケド、一体……あ。 「まつり姉さん、今金欠でしょ」 「はぐっ!!」 でっかい矢印がまつり姉さんの胸を貫通したのを確認。 かがみが私の顔を見てることから、かがみも見たんだろーな。矢印。 「は、はは、なかなか鋭いじゃない。じゃ、じゃあ私はこれで」 ぎこちない動きで私達の間を通過していくまつり姉さん。どっかのアニメみたいだネ。 歩いていくのを確認して、私達も居間に行こうと歩きだした。           お昼ご飯を食べてから家を出て、電車に乗ってゆーちゃんの家に向かう。 なんでもゆーちゃんは、お母さんのお兄さんの家に居候させてもらってるみたい。 ゆーちゃんみたいな可愛い子と過ごしてるなんて幸せモノだな、その人。 「なあ、なんか変なこと考えてないだろうな」 「大丈夫、テレビ放送はできる内容だから」 「ふぇ?」 本っ当にかがみは私の考えてることがよくわかるよね。つかさじゃこうはいかないのに。 「で、かがみ。ゆーちゃんの家はこの道でいいの?」 「ええ。家の前で待ってるって言ってたけど……あっ」 かがみが声をあげたから前を向いたら、ゆーちゃんがこっちに手を振ってた。 私達は走ってゆーちゃんのところまで行く。 「みなさん、こんにちは!」 「こんにちは、ゆたかちゃん」 「こんにちは~」 「やふー、ゆーちゃん。1日振り」 「は、はい。1日振りですね」 とまあ、お約束のやりとりは置いといて。 「中へどうぞ。案内します」 ゆーちゃんに招かれて、私達は家の中に入った。 まずはおじさんに紹介したいということでリビングに。玄関入って左の階段を上る。って、ココ二階にリビングあるんだ……。 階段を上がって左に曲がって、更に右に曲がる。どうやらここがリビングみたい。新聞を読んでる人がいる。 「おじさん」 「おお、ゆーちゃん。連れてき……」       まるで、時間が止まったようだった。 なぜだかわからなかったけれど、私もおじさんも、お互いに顔を見たまま動けなかった。 ……いや、わからなかったってのはちょっと違うかもしれない。私には、その理由がなんとなくわかった。 「こなた……?」 「こなちゃん……?」 「おじさん……?」 三人の声がハモったところで、私達は我に返った。 「あ、えと、ゆーちゃんと仲良くさせてもらってます……」 「あ、いや、こちらこそ……」 とりあえずペコペコとお辞儀をする。今だけに関して言えばメッチャ腰低いなぁ…… もしかしたら、みんなに誤解されてるかもしれないな。恋愛ドラマとかじゃ、こういうシーンはよくあるし。           「あれってなんでくさいのかしらね~」 「えと……前に聞いたことがあったんですが……なんだっけ……」 「忘れちゃったんだ」 「う~ん、やっぱりゆーちゃんは可愛いねぇ」 「え……あ、ありがとうございます」 いやー、やっぱりゆーちゃんはみゆきさんとコンビを組ませるとすごいことになりそうだなあ。 それにしてもゆーちゃんの部屋はつかさのところ並みに乙女ちっくだね。ピンク色のカーテンにベッド……にゃもーのぬいぐるみもある。 「あ、ゲームがある」 「ホントだ」 「へぇ、ゆたかちゃんゲームやるんだ。意外ね」 これ、私が好きなゲームだ。結構マイナーなやつだけど、ゆーちゃんも持ってたんだ。 「おじさんから勧められたゲームなんです。はまっちゃって……」 ふむ、これを勧めるとは、おじさんもかなりソッチ系の人だネ。 これは……ホントにホントかもしれないな…… 「ちょっと、トイレ行ってくるね」 「あ、トイレの場所は……」 「出たらまっすぐでしょ? さっき見たから大丈夫」 そう断ってから、私はゆーちゃんの部屋を出た。 でも、ごめんねゆーちゃん。私は本当はトイレに行きたいんじゃないんだよ。 え~っと、玄関入って左に階段だから、こっちだよネ……。あ、あった。 階段を上がって左に曲がって右に曲がる、と。ここがリビングだよね。 ……あれ、いないや。自分の部屋に行っちゃったのかな。 「……あ」 仏壇がある。写真は…… ……うん、確定だネ。ここは間違いなく…… でも、いないんじゃしょうがないか、戻ろう。 ……なんだ、階段上がってすぐに「そうじろうの部屋」ってプレートが掲げられた部屋があったんじゃん。 この家にはゆーちゃんとおじさんしかいないらしいから、おじさんの部屋で間違いないはず。 私は軽く深呼吸をして、ノックをした。 少しして、ドアが開いた。 「や、やぁ。何か用かい?」 作務衣姿のおじさん――そうじろうさんが出てきた。私の顔を見た瞬間、明らかに動揺した。 「あの、話があるんですが」 「な、なにかな」 心臓の鼓動が聞こえてくる。 私、緊張してるんだな。こんなのキャラじゃないのに。 落ち着け、私。たった一言、それを言うだけでいいんだ。 私の目の前にいる男の人。この人が、私の本当の――           「――お父さん」           私がその事実を知ったのは約1ヶ月前――5月28日のことだった。 毎年5月28日は、なぜか誕生日みたいに豪華な晩ご飯になる。私にはそれが疑問だった。 そしてその夜、たまたまお母さんの部屋の前を横切った時……。それがすべての発端だった。 「ねえ、お父さん。言わなくてもいいの? こなたに……」 「成人してからの方がいいと思う。今のこなたには、ちょっと……」 「だけどこなたももう18よ? 教えてあげてもいいんじゃないかって思うんだけど……」 私達三つ子の誕生日は7月7日、七夕の日。だからこの時はまだ17なはずだった。 意味がわからず、ドアに耳をつけてたら…… 「あの子が……私達の本当の娘じゃないってこと」 衝撃的な事実を、耳にしてしまったのだ。 次の瞬間には、私の身体は勝手に動いていた。お母さんの部屋の扉を、開けてしまっていたのだ。 「ねぇ、どういうこと……?」 「こ、こなた……」 「どういうこと!? 教えてよ!! ねえ!?」 制御が効かなかった。私は部屋に踏み込んで、お父さんの胸ぐらに掴み掛かっていた。 「こなた、やめなさい!」 お母さんの怒鳴り声が聞こえてきて、自分が何をやっていたのかようやく気が付いた。 慌ててお父さんから離れて、今の行動を謝罪する。 「……ごめん……なさい……」 「……いや、説明してなかった私達も悪かったよ」 「お父さん、もういいわよね?」 「そうだね。こうなってしまっては、こなたが納得しないだろうから」 顔をあげることができなかった。 今、私の目の前にいる二人の男女が、「本当の両親じゃない」って……知っちゃったから。 「……どこから聞いてたのかはわからないけど、最初から説明するわね」 お母さんが呟くと同時に、心臓がドクンと大きく跳ねた。 結果がわかっていても、やっぱり怖いものは怖い。 お母さんが呟くと同時に、心臓がドクンと大きく跳ねた。 結果がわかっていても、やっぱり怖いものは怖い。 「こなたの本当の名前は『泉こなた』。17年前に友人が経営している児童養護施設に預けられてたのを、私達が引き取ったんだ」 「立ち寄ってみただけだったんだけど、可愛くて……ね。そしてあなたの誕生日は7月7日じゃなくて、今日、5月28日なの」 5月28日……じゃあ、毎年5月28日の晩ご飯が豪華になるのは…… 「私の……誕生日だから……」 そっか……ようやく合点がいったよ。そういうことだったんだね。 「……ごめんな、こなた……」 「謝らないでよ。これに限っては、誰が悪いとも言えないんだからさ。それに……」 私は小さく息を吸い、今できる精一杯の笑顔で言った。 「例え血が繋がってなくても、私がお父さんとお母さんの娘であることに変わりはないから」 そう、この気持ちに嘘偽りはない。 事実がどれだけ残酷だろうと、この人達の娘として育ってきたんだ。 その過去がある以上……私は二人の娘だ。 「姉さん達は、このことを知ってるの?」 「いいえ、いのりだけよ」 いのり姉さんだけ、か……。うん、それなら安心だ。 「……このこと、姉さん達には言わないでね。なんか……怖いから……」 そう言って、私はお母さんの部屋を出た。自分の部屋に戻って――久しぶりに泣いた。           そして今、私の本当のお父さんが目の前にいる。 リビングにあった仏壇……そこの写真に写っていたのは、私に似過ぎている女性。間違いなく私のお母さん。 そして、目の前にいる「お父さん」が何も言ってこないのことが、何よりの証拠だ。 「……みんなを連れて、リビングに来てくれ。君たちの家族みんなにも関係のあることだから」 私の横を通り抜けていく、私の本当のお父さん。 もう……後には引けないネ……           ひととおり、かがみ達とゆーちゃんに説明をした。お父さんからも説明された。 17年前にお母さんが死んじゃったこと。『自分では育てることができない』って悲観したお父さんが、私をただおお父さん達の知り合いの児童養護施設に預けたことも。 「……だから私は、かがみ達の本当の妹じゃない。そうじろうさんの……娘なんだ」 私達が説明をしてる間、三人はずっと黙ってた。 多分つかさとかがみは、ショック半分悲しみ半分なんだろうな。 でも、ゆーちゃんはどうなんだろ。赤の他人なはずの私と従姉妹の関係だったなんて…… 「……それでも」 そう考えてたら、今まで黙っていたつかさが喋りだした。 「それでもこなちゃんは、私達の家族だよね? それに変わりはないんだよね?」 ……ああ、もう。 こういうところは私にそっくりなんだよな、つかさって。血が繋がってるわけでもな…… ……いや、血が繋がってるとか繋がってないとか関係ないか。私達は家族なんだから。 「ふう、つかさがうらやましいわ……そんな簡単に割り切れるなんて。私なんか、まだ認めたくないのに……。それで、こなたはどうするの?」 「え……」 何をどうするのだろうか、最初はそう思ったけど、すぐに答えがわかった。 「こなた先輩は、結局はこの家の人なんですよね。だけど、かがみ先輩・つかさ先輩の家で育てられた」 「私達家族と、本当の家族と、どっちに住むの?」 「俺はこなたに帰ってきて欲しい。一度自分を捨てた親が何を言ってるんだって思うかもしれないが……頼む!」 「私は……もう、あんたに任せたわ。私達に選択権はないんだから」 ……どうしよう…… 私は、どっちとも一緒にいたい。 かがみやつかさ、まつり姉さんにいのり姉さん、ただおお父さんにみきお母さん……私が物心ついた時から、ずっと一緒に暮らしてきたんだ。 だけど、本当のお父さんと出会えた今、私は「この家族とも生活したい」っていう気持ちが芽生えてきた。 私は……どうすればいいんだろう…… 「……」 「……まあ、こんな大事なこと、すぐには決められないわよね」 ……無理だ。私には、どっちかだけを選ぶなんてできないよ。 時間を、例えば週ごとにとか決めて片方ずつ…… いや、ダメだ。お金がかかっちゃうし、私の体力が保ちそうにない。 う~ん……せめてみんなが同じ家で暮らせれば……       ……あ。なんだ、そんな簡単な答えがあったんじゃん。なんで気付かなかったんだろう。 「ねえ、みんな。提案があるんだけど……」 そう言って、私はお父さんとゆーちゃんの方を見た。           ・数ヶ月後・ 「ううん……バル……ス……」 「ダぁイブっ」 「巫女酢!!」 「いや、どんなお酢?」 いつものように、今日もつかさの1日が始まる。強制的に起こしてるだけだけどさ。 「こ、こなちゃん、今日は早いね……」 「だって今日の当番は私とゆーちゃんだもん。早く起きてみんなで食べようよ」 つかさから降りて、部屋を出る。私が呼ぶべき人は、もう一人…… 「お父さん、入るよー」 「おう」 新しく一階に増設された部屋の扉をノックして、中に入る。 作務衣を着たお父さんが私に背中を向けていた。今日も徹夜だったんだ……。 「どう? 小説の仕事は」 「ああ、今日中には終わりそうだよ」 お父さんが作業してるパソコンを横から見てみる。 確かに、内容的にはもうクライマックスだけど、これからが意外と難しかったりするんだよネ。 「……それにしても」 「ん?」 部屋の隅に置いてあった仏壇に目を向けて、私は言った。 「今までお前に何もしてやれなかったからな。お前が幸せになるなら、なんだってしてやるさ」 ……私、幸せ者だよな。 たくさんの姉さんに、二人のお父さん。お母さんは一人しかいないけど……それでも、私は…… 「こなたー、おじさんー、早くねー」 「みんなで一緒に食べるんだよねー。私はもう準備できたよー?」 お、つかさとかがみだ。みんな集まったみたいだね。 「行こ、お父さん」 「ああ」 私達は、家族全員が集まるリビングへと向かった。 今日もここから、私達の1日が始まるんだ。

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