京太郎おもち巡りの旅 ~第一部?その7
京太郎(名残惜しいな…皆すごい優しくしてくれたし)
京太郎(だが、旅ってもんは出会いと別れがあるもんだ!ここは涙を呑んで…)
バタン
穏乃「あ、おかえり京太郎」
灼「竹井さん…何か用でもあったの?」
京太郎「……えっと、突然で悪いんだけど…俺、明後日長野に帰るんだ」
穏乃・灼「…え?」
憧「ちょ、京太郎!それホントなの!?」
玄「そんな、急すぎるよ!」
京太郎「3週間の予定だったんです。それを俺が今まで言いそびれてて…本当にすみません」
宥「せっかく仲良くなれたのに…でも、須賀君は清澄の生徒だもんね」
玄「いつか帰らなきゃいけないのは…当たり前かぁ…」
穏乃「…」
憧(シズ…。もう、いつまで居られるかぐらい聞いておけば!私のバカっ)
灼「…」
晴絵(灼…。あの後なんだかんだで言ったと思ってたんだけど…知ってたの、私だけだったかぁ…)
――放課後
穏乃Side
穏乃「憧ー、帰ろー」
憧「シズ、いいの?京太郎…明後日で」
穏乃「…いや~すっかり馴染んでたから、忘れてたよ」
穏乃「宥さんの言う通り、京太郎は清澄の生徒なんだからずっとここにいるわけには、いかないもんね」
憧「…らしくない」
穏乃「へ?」
憧「いつものシズなら…こんな時、そんなこと言わない」
憧「いつもバカみたいにまっすぐで、諦めが悪いのが、シズだよ!」
穏乃「!」
憧「泣き寝入りなんてらしくない!麻雀でも、好きな人に対しても、諦めちゃダメ!」
穏乃「憧…うん!そうだね!」
穏乃「…え?ななな、なんで知って…じゃなくて!!す、好きな人って、なんでさ!?」
憧「見てればわかるよ~、このこの」
穏乃「うぐ…///」
憧「…それで?シズは、どうすんの?」
穏乃「…決まってるよ!」
――翌々日、清澄部室
久「そろそろ来る頃かな…」
咲「京ちゃん、上手くなったかな?」
優希「雑用の腕だけ上達してるかもしれないじぇ」
和「そ、それは困りますね…」
コンコン
まこ「お、来よったな?」
久「もう、ノックなんかしてなくてもいいのに。須賀君、おかえ…」
穏乃「お邪魔しまーす!!」
灼「お邪魔します」
京太郎「ただいま~…」
5人「!!???」
京太郎「なんか、付いてきてくれました…はは」
穏乃「しばらく長野にいることにしたので、ご挨拶に来ました!高鴨穏乃です!」
灼「右に同じです。どうも、鷺森灼と言います」
和(穏乃が?須賀君と?どういうことですか??)
優希(友人が旅から帰ってきたと思ったら女を二人連れていた。な、何を言ってるか(ry)
咲(ま、まさか京ちゃん…旅先で…!)
久(落としたのね…)
まこ(そのようじゃのう。しかも…)
穏乃・灼「」ペターーーン
久・まこ(やっぱりおもちに縁がない!!)
京太郎「部長…また今度、旅させてください…」
もう続かない
最終更新:2013年03月26日 00:18