京太郎 おもち巡りの旅~第一部?その4


京太郎・穏乃・憧・灼「お邪魔しまーす」

宥「いらっしゃい、皆」

玄「よくぞ来てくれました!助かるよー」パタパタ

京太郎(おっ、仲居さんの格好だ。さすが様になってるなー)

穏乃「今日は何をすればいいの?玄さん、宥さん」

憧「お客さんはいないのよね?」

玄「うん。仕事としては、旅館全体の掃除が主かな」

宥「ゴメンね、手伝ってもらうことになっちゃって」

灼「気にしないでください、言い出したのはこっちですから」

穏乃「いや~見事に全員予定無かったもんね」

憧「花の女子高生が情けない…」

京太郎「と、友達のお手伝いって予定がちゃんとあるからいいだろ!」

京太郎「それにしても、似合ってますねその恰好」

玄「えへへ、そうかなー?このカッコだと気合い入るんだよね!」

宥「着慣れてるから動きやすいしね」

京太郎(それでもマフラーに手袋に重装備ですけど…宥さんにとってはいつものことだからいいのか)

玄「よし、じゃあ始めましょう!」

『おー!』


――部屋の掃除

京太郎「ふぅ、こんなもんかな」

玄「おぉ~、須賀君早いね。しかも丁寧!」

京太郎「掃除は得意っす!」

玄「うむ、じゃあもう私から教えることは無いね!」

京太郎「ありがとうございます!……え」

玄「その調子で他の部屋も頼むね!」

玄「じゃ、憧ちゃん達のとこヘルプ行ってくるからー」

京太郎「あ、はーい…」

ピシャッ

京太郎「……」

京太郎「しまったあぁぁ!!雑用スキルの高さが裏目にぃぃ!!」

京太郎「玄さんと二人きりの時間がもう終わったぁ~~!!」


――休憩所

京太郎「ふぅー、ちょっと休むか」

宥「あ、須賀君。お疲れ様」

京太郎「宥さん!お疲れ様です」

宥「こたつ入る?」

京太郎「あ、いや、お構いなく。(さすがに暑い)」

宥「玄ちゃん驚いてたよ、須賀君有能だって」

京太郎「はは、そんなことないですよ」

宥「どれくらい終わった?」

京太郎「4部屋くらいですかね。ちゃんと出来てるかはわからないですけど」

宥「それは私たちが後でチェックするよ。でもすごいね~」

京太郎「いやぁ~宥さんの為なr

憧「疲れた~ちょっと休憩っ」ガラッ

京太郎「なんだって出来ます…よ…」←小声

宥「憧ちゃん。お疲れ様」

憧「宥姉、お疲れ!…京太郎は何落ち込んでんの?」

京太郎「…別に、決め台詞と被ったからって悔しい訳じゃないんだからな」

憧「?」


掃除再開。

京太郎「次はこの部屋かな…」ガラッ

灼「ん?あ、京太郎」←畳からぶき中

京太郎「灼さん。休まずやってたんですか?」

灼「うん、やるなら集中して一気にやりたいからね」

京太郎(灼さんらしいなぁ…って、灼さんの背後の布団の山が崩れそうに!)

灼「ここは私がやってるから、京太郎は別の部屋を…」

京太郎「危ない!!」

灼「え!?」

ドサドサドサッ


灼「ん…え?な、何が起こったの…」

京太郎「あたた…」

灼「きょ、京太郎!?(ふ、布団の中!?でもなんで京太郎が覆いかぶさってるの///!?)」

京太郎「すんません、慌てて飛び込んだらこんな体勢に…」

灼「…そうか、布団が崩れてきたんだ。ごめん、気づかなくて…」

京太郎「いえ、結構重いんで、灼さんが潰されなくてよかったです」

京太郎(ていうか、灼さんが近いっ!しかもこんな密閉空間…)

灼「ありがとう、京太郎…」

京太郎「礼には及びませんよ…ぐぐ」

灼(…どうしよう!この状況って、京太郎が重さに耐えきれずに崩れたら…わ、私に完全にかかか、重な…///)

京太郎(こんな狭い所に女の子と二人…この状況は色々とまずい!)

京太郎(それに力を抜こうもんなら、俺の体と布団で灼さんを潰しちまう!)


灼「か、顔近い京太郎…」

京太郎「す、すみません、離れようにも頭が重くて…」

灼「そ、そう。それなら仕方ないよね…」

灼(私、今すごいドキドキしてる…男の人とこんなに近づくことなんてなかったから…)

灼(もっと顔が近づいちゃったら…ど、どうなっちゃうの…?)

京太郎(あ、灼さんが潤んだ目でこっちを…!ヤバい、こんな状況だけど可愛い!!)

京太郎(こんなこと考えてる場合か!灼さんを潰すわけには~!)

京太郎・灼(は、早く誰か助けに来てー!)


バサバサッ

京太郎「あ…」

灼「あ」

玄「…」

京太郎「く、玄さん。えと…助かりました」

玄「えーっと…もしかしてお邪魔でしたでしょうか…?」

灼「ち、違う!」

京太郎「違うんです玄さん!」

かくかくしかじか…

玄「な、なーんだぁ。そういうことだったの!」

京太郎「はい…やましいことは何もないですから」

玄「てっきり須賀君が獣になってしまったのかと…」

京太郎「違います…」

灼「玄、もういいから布団片付けよう…(なんか疲れた)」

玄「そ、そうだね!」


その後、廊下にて。

京太郎「すいませんでしたぁ!」

灼「…謝ることない。むしろ助けてくれてありがとう」

京太郎「いや、それでも嫌な思いさせてしまったかと…」

灼「別に…大丈夫」

灼「そんなに嫌じゃなかったし」ボソッ

京太郎「え?」

灼「私、休憩してくるっ」タタタッ

京太郎「行ってしまった…よくわからないけど、大丈夫そうだな。うん」

京太郎「よーし、午後もバリバリ働くぞ!」



午後の部へつづく?