京太郎が黒髪にしてみた ~風越&清澄編


――清澄高校・校門

久「あっ、来た来た。美穂子―」

美穂子「上埜さん。お待たせしました」

華菜「ふ~やっと着いたし」

久「ごめんなさいね、遠い所わざわざ」

美穂子「そんな、清澄の特訓相手を買って出たのはこちらですから」

久「ありがとう。美穂子たちなら全国のシミュレーションとしても不足無しね」

久「じゃ、部室に案内するわ」



――清澄高校・部室


京太郎「染谷先輩、今日部長はどうしたんすか?」←すでに黒髪です

まこ「ああ、今校門に風越の面々を迎えにいっちょるよ」

京太郎「風越?県大会決勝で当たったとこですよね。なんで?」

和「須賀君、聞いてなかったんですか?今日は風越女子の皆さんが私たちの特訓相手になるって」

京太郎「マジですか」

咲「その顔は聞いてすらいなかったって顔だね…もう」

優希「髪色変わってもアホなのは変わらんじぇ」

京太郎「なにぃ!お前に言われたくないぞ優希!」

優希「むっ、私はアホじゃないじぇ!」

まこ「やーめい。それより京太郎、すまんがお茶淹れてくれんかの。3人分でいいはずじゃが」

京太郎「え?…ああ、風越の人たちの分ですね。了解っす」

咲「京ちゃん、手伝うよ」

京太郎「お、悪いな」



しばらくして…


久「ここよ。ようこそ清澄麻雀部へ」ガチャ

美穂子・未春「お邪魔します」

華菜「お邪魔しまーす」

まこ「遠い所よう来てくれたのう。ありがとう」

和「こんにちは」ペコリ

優希「こんにちはだじぇ」

咲「あ、こんにちは、今お茶出しますね」

美穂子「そんな、悪いわ…」

久「遠慮しないの。須賀君、3人分ねー」

京太郎「もうちょい待ってくださーい」カチャカチャ ←後ろ向き

美穂子「…あの、上埜さん、彼は新入部員ですか?」

久「違うわよ?あれ、美穂子須賀君知らなかったっけ?」

美穂子「須賀京太郎君のことですよね?それは知ってますよ、多少話したこともありますし…」

美穂子「長身で金髪で…その須賀君は今日はお休みですか?」

久「いや~そういうわけじゃないのよ」

華菜「あの黒髪誰だし?」

未春(あれ?清澄って男子一人だった気が…)

まこ(気づかれんもんじゃのう…)小声

和(部長早く教えてあげた方が…)小声

優希(完全に楽しんでるじぇ)小声

咲「お待たせしましたー」

京太郎「いやー、準備しておいた甲斐がありました」

美穂子「ありがとう、宮永さんにえーっと…」

京太郎「須賀ですよ。さすがに覚えてないっすかね」

美穂子「え?ご、ごめんなさい、お名前をもう一度…」

京太郎「須賀です、須賀京太郎」

美穂子「………」キョトン



久「ぷっ、くく…!」

まこ「この悪(ワル)め」

優希「おねーさん思考停止してるじぇ」


京太郎(さ、咲!俺なんかしたかな!?)

咲(福路さん達は金髪の時の京ちゃんしか知らないから、戸惑ってるんだと思う…)

京太郎(そ、そういうことか。でもここまで呆然とするか!?)

咲(それより、説明しないと!)

咲「あ、あの、福路さん」

美穂子「はっ!あ、ごめんね宮永さん。なんだか頭が回らなくて…」

咲「この人は、須賀京太郎で間違いないんです。多分以前見たときはこんな感じで金髪だったと思うんです」写真見せる

美穂子「あ、そうだわ!」


久(今スカートのポケットから当たり前のように須賀君の写真を出したわね)

まこ(…つっこまんどこう)


咲「~~~~それで、最近髪を黒に染めて…こちら現在です」

京太郎「ど、どうも」

美穂子(……穴があったら入りたい)カアァァ



久「ごめんねー、困ってる美穂子が可愛くて」

華菜「だ、大丈夫だしキャプテン!あたしもギリギリまで気づかなかったし!」

美穂子「大丈夫よ、華菜…」ズーン

京太郎「あのー、なんかすみません…」

美穂子「ううん、いいのよ。私が混乱したせいだから」

美穂子「それにしても…」サラッ

京太郎「あ」

美穂子「髪の色ひとつで印象って変わるものなのね…」

美穂子「金髪だった時は無邪気さのようなものが目立っていたけど」

美穂子「今はなんだか紳士のような雰囲気が出てるわ」ニコッ

京太郎(……なんですかこの女神は)

京太郎「ありがとうございます!福路さんのような素敵な女性にそう言ってもらえて、感無量っす!!」

美穂子「そ、そんな、素敵だなんて…///。ありがとう、須賀君」

京太郎「いやぁ~今日はいい日になりそ

咲「えい!」ギュムゥ

優希「ふん!」バチン

華菜「てい!」ゲシッ

京太郎「痛っ!痛っ!?な、なんだよお前ら!池田さんまで!?」

久「へ~紳士なんだって~、よかったわね~須賀君!」脇をくすぐる

京太郎「あひゃひゃ!?ぶ、部長!?」


未春「あの人、モテるんですね」

和「そんなオカルトが…なぜかあるんです」

まこ「はたから見てる分には楽しいがの」ケラケラ



華菜「須賀、キャプテンに手を出すとはいい度胸だし」

京太郎「出してませんて…」

優希「どうかな。こいつはいつ発情するかわからんじぇ。だから私がつきあ…」

華菜「よし、罰として華菜ちゃんの肩を揉むし」

優希「ってやるべき…って、なにぃ!?」

咲「ちょっ、池田さん!?」

京太郎「な、なんで!?」

華菜「なんででも!ほら、早く」

京太郎「仕方ないですね…失礼します」

咲(やるの!?)

京太郎「……」グッグッ

華菜「う、うん。なかなかうまいし」

京太郎「はは、たまに部長の肩も揉んでますから」

咲・優希「!?」 部長の方向く

久「~~~♪」メソラシ

まこ「…」

久「な、なによその目は。ちゃんとその後お昼ご飯おごったりお返しはしてるわよ」

咲(京ちゃんに肩を揉まれた上に、一緒にお昼ご飯…!)

優希(く、やっぱり部長は賢いじぇ…!)


和「なんだか蚊帳の外ですね」

美穂子「ふふ、確かに傍から見てると楽しいわね」

未春(いつ特訓始めるんだろう…)ズズ…



華菜「ふ~いい感じにほぐれたし。須賀サンクスだし!」ツヤツヤ

咲「京ちゃん肩もみ上手いんだね。ありがとう!」ツヤツヤ

優希「よっし、これで心置きなく闘えるじぇ!褒めてつかわす!」ツヤツヤ

まこ「結局3人全員肩揉んだんじゃな」

京太郎「疲れた…」

美穂子「お疲れ様、須賀君」コト

京太郎「え、お茶…俺に?」

美穂子「勝手にお茶碗使ってごめんなさい。でも、疲れていたら、これから打つのに力が出せないと思うから」

京太郎「……」

美穂子「?どうしたの?」

京太郎「結婚してください!!」ガバッ

美穂子「ええ!?」

和「もういいから特訓を始めてください!」バンッ

未春「右に同じです!!」バンッ



――咲・優希・和・美穂子闘牌中…

――久・まこ・未春見学中…

華菜「キャプテン優勢だし」

京太郎「流石に強いっすねぇ福路さん」

華菜「ふふん、当然だし」

華菜「……本当に真っ黒だし。失恋でもしたか?」

京太郎「ただの気分転換ですよ」

華菜「よっと」スチャ

京太郎「え、ね、猫耳!?」

華菜「おお、なかなか似合うし。黒猫カチューシャ」

京太郎「なんでこんなん持ってんですか」

華菜「妹たちの遊び道具がたまたま荷物の中に紛れてたし」

京太郎「男がつけてもなあ…池田さんなら似合いそうですけど」

華菜「そうか?まあ、華菜ちゃんはそんなん無くても猫っぽい言われるけどな。にゃはは」

華菜「こんな感じかな?どうだし、似合うし?」カミサカダテ

京太郎(はは、なんかホントに猫みたいだ)

京太郎「はい、猫みたいで可愛いですよ」ニコッ

華菜「にゃ///!?何言ってんだし!別に可愛いかどうかとか聞いてないし!」

京太郎「えー、でも可愛いかどうかと言われたら可愛いですよ?」

華菜「可愛い可愛い連呼するなし!このナンパ男!」

京太郎「まあまあ機嫌直してくださいよ池田さん」ナデナデ

華菜「がっ、頭撫でるな///!先輩だぞ!」ポカポカ

京太郎「うわっ、すみません!調子乗ってました!」


美穂子(な、なんだか楽しそうね華菜)アセアセ

咲(京ちゃん、池田さんと何イチャイチャしてるの、もうっ!)プンプン



久「…次のメンバーどうする?」

まこ「咲・優希・池田さん・京太郎でどうじゃ?」ニシシ

久「え~そんな高火力のメンバーの中に入れたら、須賀君トんじゃうわよ?」

まこ「そうじゃのう、咲と優希は連戦じゃし。で、異議は?」

久「無し♪」

まこ「ほいきた」


――半荘終了

久「さ、次のメンバーはー」


未春「あの、染谷さん、須賀君を入れる意味は?」

まこ「にひひ、盛大にトぶところを見るためじゃ♪」

未春「わ、悪(ワル)…」



京太郎「ぐわあああああああ!!!」ヤクマンチョクゲキー



――風越勢お帰り後

咲・優希「(色々と)ごめんなさい…」

京太郎「いや、このぐらい全然気にしてないって」

まこ「ちょっと嫉妬が過ぎたのう。反省しぃ」

まこ(ま、わしもちょっと意地悪したが)

久「反省してます…」

京太郎「まあまあ、もういいですから。帰る前にもう一局やりましょうよ!」

咲「うん…ありがとう、京ちゃん」

京太郎「おう!」


京太郎「」チーン

久「結局…」

まこ「トんだのう…」


風越との合同練習第二回は果たしてあるのか!?京太郎の運命やいかに!


カン!