『俺、麻雀部を辞めようと思うんだ』

卓の上に置かれた紙。
未練もないとばかりの笑顔が、眩しくて。

『俺には、皆に着いていくのが難しくてさ』

そんな、すぐに追いつけますから。
慰めにもならない言葉だけが、静寂に融け。

『諦めるなんて慣れてるから、大丈夫さ』

嘘をつかないでください。
その涙は、その真っ赤な目は、目の下の隈は、諦め慣れた人のものじゃあないです。 
一緒に頑張りましょう、一緒に!

『──それに、俺には素質があるって見出してくれた人がいてさ。次はその人のところで頑張るつもりなんだ』

誰ですか?須賀君に、何の素質があるって見出した、何ていう人なんですか──

『それは内緒だ。──じゃあな、和。咲たちによろしくな』

待ってください!須賀君、須賀君──!


和「須賀くっ…………夢ですか」

和「……須賀君がいなくても……別に…」

和「………別に………」


放課後、しばらく部活に来れないと京太郎が置き手紙をしていて発狂する和がいますが無害です
カンッ

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最終更新:2019年03月11日 01:46