• 京ちゃんが咲を連れてこなかった世界

久「もう県大会の申し込み締め切りは明日なのに女子が1人足りない……」

まこ「諦めるしかないんか……」

優希「まー仕方ないじぇ部長、来年行けばいいんじゃないか?」

和「ゆーき、貴女は部長を留年させるつもりですか?」

京太郎「人数はどうにもなりませんからねー」

久「……こうなったら、最終手段を使うしかないわね」

全員「「「「?」」」」

久「まず須賀くんにある服を着てもらい、さらに化粧するわ。そして名前を須賀京として登録するの」

まこ「ま、まさか久、そのために京太郎の入部を許したんか?」

優希「バレた瞬間に失格だじぇ」

和「正気ですか、部長?」

京太郎「えーっと、俺は今日で退部しますね。退部届はどこに……」

久「退部届は生徒議会長として拒否するわ! 大人しくしなさい須賀くん! 私の匂いのついた服を着れるんだからご褒美でしょ!」

京太郎「俺はそんな特殊な趣味はありません!」

和「職権濫用ですね」

まこ「頭が痛くなってきた」

優希「でもちょっと見てみたいじぇ」

この日、部室の隅で泣く人間と、意外と美人になったため自分の女子力の尊厳が傷ついた人間ができたという


カン

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最終更新:2019年03月11日 01:42