京太郎(IHが終わったら和が…転校?なんだよ…ソレ!?)

京太郎(…俺はどうしようもない大馬鹿野郎だ)

京太郎(みんなの為だとか…大会中の重要な時期だからとか自分の気持ち誤魔化す為に雑用を続けて)

京太郎(和が居なくなるって知ってから後悔するなんて)

京太郎「何やってんだ…俺は」

京太郎(どこかでこのままでいいと思ってた。和を諦める言い訳にしていた)

京太郎(俺は咲や優希が言ってたような和の好みのタイプなんかじゃない)

京太郎「ここまで未練がましい程に惚れてんのに…今更諦めきれるかよ!」

京太郎(だから…これ以上自分に言い訳はしない!)

京太郎(何時も冷めて本気になれなくなっていた…怪我が原因でハンドが出来なくなってから何もかも諦めた振りして)

京太郎(…けど、麻雀部を見学したとき微笑んでくれたあの笑顔を見せて欲しいって)

京太郎(そんな願いすら叶えるための努力をしなかった俺が今やろうとしていることは馬鹿げたことなのかもしれない)

京太郎(…それでも、和が居たからまた本気になれたんだ。だから俺の思いのありったけを伝えようと思う。君に好きだって)





東京某所
和「約束はちゃんと守ってくださいね」

恵「それはちゃんと守るが…その東京なら嘉帆と三人で暮らせるようになるし、悪くは無いと思うんだが」

嘉帆「まだそんな事言ってるのー?和もそのために頑張ったんだからいい加減諦めなさいな」

京太郎(和…やっと見つけた!?って和の側に居るのは確か和の親父さんだったよな。って事はもう引越しの準備とか始めてるってことかよ)

京太郎「のどかあああああああああああああああああああああ!!!!」

和「は、はい」ビクゥ

京太郎「五分…いや一分だけでいい頼むっ話を聞いてくれ!」ガシ

和「あの須賀君?どうしたんですか?そんなに慌ててそれに凄く汗だくじゃないですかもしかしてこの炎天下の中走ってきたんですか?」

京太郎「引越しの準備とかで忙しい中無理を言ってるっておもう、でも…その…和の家の事情もあるから俺が言えることじゃ…ってそうじゃない」

和「それに凄く汗だくじゃないですかもしかしてこの炎天下の中走ってきたんですか?」

京太郎「四月の部員募集の時ってそうじゃない」

和「呼吸も乱れて錯乱してるようにも見えますし少しソコのレストランで休憩つきませんか?一息ついたら落ち着きますし」

京太郎(…もう時間が無いってのに何躊躇してんだ俺!言っちまえよ…ずっと見てきたんだろ!?思い続けてきたんだろ!!こんな事で終わらせるのか!!!)

京太郎「好きだ!好きなんだ!!実は俺、和の事が大好きなんだ…!だから頼む俺と付き合ってください」

和「へ?」

京太郎「和の好みのタイプじゃないってのは分かってる。今すぐとは言わない…いつか絶対っ絶対俺のこと好きにさせて見せるから」

京太郎「どこにいたって会いに行く!毎日…はむりか。でもラインやメールは毎日するし、毎日バイトとかすれば毎週会いにだっていける…よな?」

京太郎「和がきて欲しくないっていうなら行かないし、麻雀だって今は弱いままだけど必ず強くなって見せる!それくらい和の事がすきなんだ」

京太郎「だから俺と付き合ってください!!」

和「……」

京太郎(…やっと言えた。ちゃんと言えたよな?なんか変なこと口走ったりとかしてないよな?)

和「肩が痛いので、手を離してもらってもいいですか?」

京太郎「あ、わりぃ」

和「それとですね、私は今まで須賀君の事を見てきました。何時も自分より私達を優先するくらい優しい人っだって知っていますし」

和「麻雀だってネトマのスコアが以前より伸びてますよね。だから「私の好み好みのタイプじゃない」って事と「麻雀が弱いまま」というのは取り消してください」

京太郎「それって…」

和「私も須賀君が好きですよ。だから一緒に居てくださいね」

京太郎「ああ!」

恵(白目)

嘉帆「なるほどねー。そりゃこっちに来るの嫌が割るわけだー」


実はこのやり取りが第三者によって録画されネットに上げられ誠達にいじられるようになるのは別のお話
カン

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年03月11日 01:42