A「悪いな、ロンだ」

京太郎「うがああああああ! 聴牌してたのにぃいいいい!!」

B「とても麻雀部員とは思えない警戒の低さだな」

C「そんなんで大会出れるのかよ」

京太郎「うるせぇ……だいたいお前らそんなに強いんならうちの部に来てくれよ」

B「部活とか怠いわ」

A「まぁ、あの原村さんと一緒の部活っていうのは魅力的なんだけどな」

A「お前の様子を見ているとちょっとな……」

C「どう見てもパシリだろ」

京太郎「……やっぱりそう見えるのか?」

A「どっからどう見てもな」

B「女子がお前のことタコス買い出し器って呼んでるの聞いたぞ」

京太郎「くそっ! これもみんなあのタコス娘のせいだ……」

C「まぁ戦力にならないんじゃ仕方ないな」

A「女子の方は団体にも出るんだろ? 去年のミドルチャンプもいるみたいだし、お前の存在意義はそんなもんさ」

C「役にたててよかったな!」バシバシ

京太郎「はぁ……もういっそマネージャーに転向しようかな」

A「そういや新体操の女子とかがお前のこと欲しがってたぞ。麻雀部で腐らせておくのはもったいないって」

C「羨ましいねぇ、イケメンは」

京太郎「新体操はおもt……いやなんでもない」


B「そういやこの間読んだ雑誌で、女子ランク全国2位の学校のエースの特集組んでてな」

B「なんでも病気で生死の境をさまよってから、いきなり強くなったらしいぞ」

A「そんなプライベート情報まで載せていいのかよ」

B「ゴシップみたいなもんだからな、信頼はできないんだろうけど」

京太郎「……その話マジか」

C「おいおい、冗談でもやめておけよ」

京太郎「わかってるって、いくら俺でもそn」ブブブ

京太郎「…………タコス要請が出た、もう部活に行かないとな」

A「強く生きろ」

B「辛いからってさぼんなよー」

京太郎「行ってくるわ。じゃあな」


~部活後~

京太郎(来る日も来る日も雑用ばかり)トボトボ

京太郎(たまに卓についたら、みんなから毟られるだけの銀行扱い)

京太郎(カモだと思って連れてきた咲はどう考えても怪物)

京太郎(優希はやけにまとわりついてきて鬱陶しいし)

京太郎(和目当てで入ったのに、肝心の和は咲にお熱と……)

京太郎(俺の青春は一体何のために……)

京太郎(…………もしも、もしもだ)

京太郎(麻雀が強くなって活躍することができたら……)

京太郎(和も……いや、それ以外の美女をも振り向かせることができるかもしれない!)

『なんでも病気で生死の境をさまよってから、いきなり強くなったらしいぞ』

京太郎「………」ゴクリ

京太郎「死にかけるだけ……なら大丈夫だよな?」

京太郎(そう、何も死ぬ必要はない)

京太郎(確実に生還できる方法で、なおかつ命を危機に晒せばいいんだ……)

京太郎(麻雀は競技人口1億人を超える、超メジャー競技)

京太郎(成功すれば、俺の灰色の青春は一気にバラ色になるはず!)

京太郎「おっし! やってやるぞ!」グッ

安価>>19 京太郎が死に近づく方法

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 00:18:31.26 ID:IrLN3meiO
霞さんにクラッシュさる


京太郎(とりあえず、決行前に成功祈願でもしに行くか)

京太郎(まだ日は落ちきってないし、どうせだからあそこの大きめの神社にでも)


――神社境内――


小蒔「……」ウロウロ

京太郎(ん? こんな時間に巫女さん?)

京太郎(というか、ここで巫女さんを見るのは初めてかもしれない)

京太郎(それにしても……立派なおもちをお持ちで……)ジュルリ

京太郎(ちょっと声をかけてみよう、これを機にお近づきになれるかもしれないし)


京太郎「あの、すみません」

小蒔「ひっ!?」ビクン

京太郎「いや、怪しいものでは……」

小蒔「えっと……その、なんの御用ですか……?」

京太郎「ちょっとお参りに来たんですが、この神社の方ですか?」

小蒔「いえ、私は用事があってちょっと寄っただけで……」

京太郎「そうだったんですか、道理で見かけない顔だと」

小蒔「あの……このあたりにお住まいの方ですよね……?」

京太郎「え、ええ、まぁ……」

小蒔「あの……このあたりで私と同じような格好をした人を見ませんでしたか?」

京太郎「いや……見てませんけど……」

小蒔「そうですか……すみません、一緒に来た人とはぐれてしまったもので」

小蒔「探し回ってみたんですけど、どこにも見当たらなくって……」

京太郎「それは大変ですね……」

京太郎(おお……近くで見るとまた想像以上に……)ゴクリ

京太郎「一緒に探すのを手伝いましょうか? 土地勘はありますし」

京太郎(和以上の逸材……加えて漂ってくるお香の甘い香り……)

京太郎「もう暗くなってきたのに、女性一人で歩き回るのも危険でしょう」

京太郎(くっ……いかん! オナ禁してきたせいで俺のリー棒がっ!!)

小蒔「そんな……そこまでしていただかなくても……」


京太郎「いえ、この須賀京太郎、目の前で困っている女性をほうっては置けません」

京太郎「さぁ、早く行きましょう」グイッ

小蒔「あ、ちょ」




霞「あらあら、そこの獣は小蒔ちゃんに何をしているのかしら」






京太郎「え?」クルッ


ギュム






パンッ!!





京太郎(あれ……ここはどこだ……?)


京太郎(あたりは霧の中のようにぼんやりとしてる)


京太郎(俺は一体……)


京太郎(…………あの光は)


京太郎(…………)


京太郎(…)


京太郎()


安価>>45 京太郎が手に入れた力

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 00:49:37.30 ID:3eJX9VBr0
牌が一つ飛ばしで透けて見える


京太郎?「ぅう……」

京太郎?「…………ここ……は?」

霞「気がつきましたか!?」

京太郎?「……あなたは?」

霞「石戸と申します、あの時は勘違いで取り返しのつかないことを……」ドゲザ

京太郎?「取り返しのつかない……?」

霞「…………私のせいで、あなたは既に男性ではなくなってしまいました」

京太郎?「へ?」


霞「正確には男性としての機能を失って……」

京太郎?「は……え……?」

霞「今から3日前、私はあなたが小蒔……我が一派の姫君に襲いかかっている暴漢だと勘違いをし、睾丸を握りつぶしてしまいました……」

京太郎「……握り…潰し?」ゾク

霞「今、私たちはあなたに2つの選択肢を用意できます」

霞「一つは、睾丸を失ったまま男性として生きていくこと」

霞「もう一つは、私たちの儀式で完全に女性に生まれ変わるということです」

霞「完全にこちらの責任でこのようなことになってしまい……本当に申し訳ありません……」

京太郎?「待ってください……話が急すぎて何が何だか……」

霞「急かすようで申し訳ありませんが、女性になる方を選ぶのでしたら早めに儀式を行わないと間に合わなくなります……」

霞「どうか、この場でご決断を……」

京太郎(女……俺が?)

京太郎(ど、どうすればいいんだ俺……)

85

玉無し野郎ルートor京子ルート


85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/22(木) 01:14:05.28 ID:l4dHd1QO0
京子


京太郎(風前)「えっと……中途半端なのはアレ? なんで……女にしてもらえますか……?」

霞「!! 分かりました、では早速準備に取り掛からせていただきます」スッ

ハッチャン! イマスグミンナヲココニ

リョウカイデスヨー!

バタバタ

京太郎(風前)「これで良かったんだろうか……」

京太郎(風前)「何が何だかさっぱり分からないが……」


~1週間後~
――長野清澄――

京子「とうとう帰ってきてしまったか……」

京子(儀式が終わってから、女性としての基礎知識を学んでから帰ってきたわけだが)

京子(まだ未だ違和感が拭えない……)

京子(髪はロングになってしまったのはいいとして)

京子(問題はこのおもちだ……)

京子(男性器のサイズに比例するらしいが、標準で15てそんなに大きかったのか? )

京子(周りの人間よりはデカい気でいたけど、そもそもそんなに人のを見たわけでもなかったからなぁ)



京子(さて、ここからが正念場だ)

京子(相手に自分の言うことを信用させる神水……)

京子(これを香水の感覚でつけていれば女になったという事実をすんなりと受け入れさせることができる……らしい)

京子(不安だ……)

京子(とりあえず家に行くか……)


――自宅――

京子「ただいまー」

母「はい!? どなた……」

京子「俺俺、京太郎だよ!実はさ、帰り道で体が熱くなったと思ったらこんな体になっちゃってさ
   なんか国立研究所みたいなところへ連れて行かれて、今日まで検査してたんだよ!
   俺も信じられなかったんだけど、実際こんなことになっちゃってるわけだし
   新種の病気みたいでまだ話を大きくしたくないらしいから発表はしてないんだけど
   体にこれといった事情はないから問題ないし、心配しなくても大丈夫だぞ」

母「……」

京子(マズイ……顔が歪んでる)

京子(このまま警察ルート直行か?)

母「それは、大変だったねぇ……」ホロリ

京子(ちょろすぎワロタ)


――部室――

京子(とりあえず同じ要領で教師を納得させることに成功した)

京子(あとは麻雀部の人間だけだが、まだ誰も来ていないな……)

京子(まあ女になったことに慣れていないがための体調不良を装って抜け出してきただけなんだけどな)

京子(この神水、かなり使えるから温存しておいたほうがいいな)

ガチャ

咲「……え?」

京子「あ、咲」

咲「…………」プルプル

京子(あ、マズイ説明しないと……)

京子「あー、咲これはだな」

咲「京ちゃあああああああん!!」ダキッ

京子「!!??」


咲「どこに行ってたのバカっ! 私がどれだけ心配したとっ……!」ギュウウ

京子「は? え?」

京子(落ち着け、俺はまだ何もしてないぞ)

京子「えっと、先生から聞いたのか……?」

咲「なんにも聞いてないよ! 京ちゃんが帰ってきてるなんて一言もっ!」

京子「じゃ、じゃあなんでわかるんだよ……」

咲「そんなの私にもわからないよ……でも、絶対に京ちゃんだってわかるの!!」

京子(さっぱりだ……)

咲「良かった……良かったよぉ…………」ポロポロ

京子(まいったな、不思議なこともあるもんだ……)

京子(それにしても……)

京子(自分と比較することでより一層際立つ咲ボディの貧相さ……)


――部員への解説後――

久「それにしても……特筆すべきはその胸よね」

優希「まさか犬の胸がのどちゃんの胸と拮抗する日が来るとは……」

まこ「髪も目を見張るような美しさの金髪じゃのう」

和「なぜでしょう……そんなオカルト有り得ない、と思うことができないのは……」

咲「でも、これで久しぶりに全員が揃いましたね!」ニコニコ

京子「ははは……みんながすんなり受け入れてくれて助かりました」

久「とにかく、無事に戻ってこれてなによりだわ」

久「今日はお祝いにパーッとやりたいところだけど……」

まこ「県予選も近いし、悠長なことは行ってられんのう」

久「ということで、今日も麻雀の特訓に励みたいと思います」


咲「そうだ! 久しぶりだし京ちゃんも一緒に打とうよ!」

京子「え?」

久「そうね、女の子になったわけだし、腕次第では団体戦にも出場できるわよ?」

まこ「京太郎……おっと、京子と呼んだほうがええんか?」

京子「どちらでも構いませんよ」

まこ「女子に京太郎と呼ぶんは気が引けるけぇ、京子にするか」

和「私は……須賀さんでいいですね」

優希「よしっ! 長いこと躾てなかったし、早速犬を調教してやる必要があるじぇ!」

久(なんだか以前より危険なセリフに感じられるわね……)

咲「みんなもこう言っているし、ね? 京ちゃん」

京子「まぁ、俺も麻雀部員だしな。構わないけど」


東:咲
南:優希
西:京子
北:和

―東1局―

京子(なんか、すっげぇ大切なことを忘れている気がするんだが)ヒョイ

京子(お、順子が増えた)

京子(なかなかいい滑り出しだが……)

京子(…………ん?)

咲:1■1■④■③■九■九■一 

京子(咲の手……ありゃあほぼ確実にヤオチュウの暗刻が二つだな……)

京子(こえーこえー、いつ嶺上開花が決まるか分かったもんじゃ……)

京子(……………………)

京子(ん?)

京子「うおわあああああああああああああああああ!!」

一同「!?」


久「ちょ、いきなりどうしたの!?」

咲「きょ、京ちゃん?」

京子「は、牌が……透けて……」

まこ「は?」

和「須賀さんは何を言っているんでしょうか……?」

優希「とうとう頭がおかしくなってしまったか……」

京子「さ、咲!! お前の手、そっちから見て左からひとつ飛ばしに一九九③④11になってないか!?」

咲「え……あ!」

久「ほんとね……須賀……さんの言う通りだわ……」


京子(ど、どういうことだ……)

京子(女になった時に、ほかの異常が起きたっていうのか……)

京子(いったいこれは…………)

京子(あ)

京子(………………そうだった)

京子(なんで今まで忘れてたんだ……)

京子(命を危険にさらすことで、麻雀が強くなるって聞いて……)

京子(もしかして、今の俺の体は……この力の代償ってことだったのか……?)

京子(ああ、神様……あんたって奴は…………とんでもないやつだよ……)


  ∧∧ ∩
 ( ´∀`)/ ∧∧ ∩
⊂   ノ  ( ´∀`)/
 (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩
  (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
        (ノ   ⊂   ノ  ∧∧ ∩
             (つ ノ  ( ´∀`)/
             (ノ   ⊂   ノ ∧∧ ∩
                  (つ ノ ( ´∀`)/
                   (ノ  ⊂   ノ
                      (つ ノ ∧∧ ∩
                       (ノ  ( ´∀`)/
                         ⊂   ノ
                          (つ ノ
                           (ノ
                           ∧∧ ∩
                           ( ´∀`)/
                          _| つ/ヽ-、_
                         / └-(____/
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                         続きはまた建てるわ
                          <⌒/ヽ___
                        /<_/____/
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年01月05日 18:43