マホ「須賀センパイ、今日はよろしくお願いしますっ!」

京太郎「ああ、行こうぜ」

マホ「マホ、東京楽しみです!」


マホ「東京って電車来るの早いですね!」

京太郎「そうだよなー4分待ったら次の電車が来るなんて凄いよな……」

マホ「乗り遅れても安心ですね! あ、後ろの電車もう来ましたよ」

京太郎「ああ、って……人多いな」

マホ「うわ、お、押されますっ」

京太郎「マホっ 手を!」

マホ「転んじゃうところでした……人こんなに多いとは思いませんでした」

京太郎「まぁなーマホは小さいからな~。このまま行こう」

マホ「あ、ありがとうです……センパイの手って大きいんですね」

京太郎「まぁな、ハンドやってたからな、そう簡単には離したりはしないぜ!」

マホ「う、うん」(気付いたら手握ってて…なんだか恥ずかしくなってきました)

京太郎「お、来た……うわ、この電車も人多いな。マホ、手を離すなよ」

マホ「入れるんですか? この電車もう一杯だと思うんですけど」

京太郎「入ってみようぜ。これが東京だってことを体験するぞ」

マホ「え、ええ~」

京太郎「大丈夫か?」(とは言ったものの……人多すぎてマホと密着する形になってしまった。マホは背が低いからつり革に手が届かないし、早まったか)

マホ「う、うう~蒸し暑いです……」(須賀センパイち、近いです。う、うう~恥ずかしいです)

京太郎「日差しが強いからなあ……まぁ、あと数分の辛抱だぞ」(マホからいい匂いがする……)ガタンッ!

マホ「う、うわ」(う、うわ、抱き着いちゃいました……)

京太郎「! い、いや~よく揺れるなあ」(う、うおお、やわらかい! )

マホ「そ、そうですね…………」(も、もうちょっとこのままで……)

京太郎「……迷惑だったか?」(き、気まずい! ああ、でもやわらかいなァ)

マホ「……そんなことはないです……楽しいですよ」(これが、須賀センパイの臭い……)

京太郎「そ、そうか、良かった」(!? ちょっとぎゅっとされた!? お、おおおちつけ)


まもなく、〇〇、〇〇です。
お忘れ物なさいませんよう、ご注意ください。
〇〇線をご利用いただきまして、ありがとうございました。

京太郎「……あっ ここだ、降りるぞ」

マホ「あっ …はい」

京太郎・マホ「…………」

京太郎「と、東京の電車って凄かったな」

マホ「……す、すごかったです」

帰りの電車でも同じようになってしまい、ますます赤面する京太郎とマホなのだった。

カンッ

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最終更新:2018年05月02日 21:00