京太郎が黒髪にしてみた ~鶴賀編~


ブロロロ・・・

京太郎「すみません、送ってもらっちゃって」

智美「ワハハ、後輩が遠慮するなよー」

ゆみ「しかし蒲原、私までついてくる必要はなかったんじゃないか?美容院に行くだけだろう?」

※大胆な髪染めは美容院でするものだと美容知識無しの作者は思ってます。

智美「まあ、集合時間まで暇なんだからいいじゃないかー。(それに…)」


~ワハハの回想

京太郎「わけあって、髪染めに美容院行くんで、(土曜の)練習遅れます」

智美「それなら、私が送ってってやるぞー。ちょうど暇だから」

~~

智美(後で二人きりってことに気づいて、慌ててゆみちん誘ったなんて言えねー)

ゆみ「確かに、暇な時間を後輩のために使うのも良いかもしれないな」

智美「それにしても、真っ黒にしちゃうなんて、理由が気になるなー」ワハハ

ゆみ「うん、確かに気になるな」

京太郎「え、えーと、それは聞かないでください」

ゆみ「そうか、人に言えないくらいの深い理由が…」

智美(大方、不良に間違われやすいとかだろうけどなー)

智美「お、着いたぞ~」

京太郎(この運転に完全に慣れた自分が怖い)

ゆみ「私たちは近くの本屋で暇をつぶしてるから、終わったら連絡してくれ」

京太郎「わかりました」


…数十分後


ゆみ「お、出てきた」

智美「どうなったかな~…あ」

京太郎「終わりました!…どうっすかね?」

ゆみ・智美「……」ボーッ

京太郎「あれ?」

ゆみ「…おっと、すまない。あまりにも印象が変わって、見入ってしまった」

京太郎「いやぁ~、確かに自分でも一瞬誰だか分かんなかったっす」

ゆみ「しかし、似合ってるよ。黒が凛々しさを引き出しているように感じるな。なあ、蒲原」

智美「…///」ボーッ

智美「……えっ?な、なんかいったかゆみちん?」

ゆみ「ああ、凛々しくなったと言ったんだが…どうした、ぼうっとして?」

京太郎「心なしか顔が赤いですけど…あ、まさか熱があるんじゃ!」

智美「いやいやいや、ないから!大丈夫!うん、似合ってるぞ京太郎!さすがイケメンだワッハッハー!」

京太郎「え?ど、どうもっす」

智美「ほら、乗れ乗れ―、練習遅れるぞー」

ゆみ「ああ、帰りも頼む、蒲原」

智美「ワハハ、任せとけー」

ブロロロ・・・

智美(見惚れてたー///!何やってんだ私は!落ち着け、落ち着け!)

京太郎「か、かん、ばらさん!落ちつ、痛てっ!!車がかつてないほどガタガタしてますから!!」

智美「や、やだなー、私は落ち着いてるぞー!別に京太郎に惚れ直したとか思ってないんだからなー///!」ワハハ

京太郎「落ち着いてなーい!!」

ゆみ「頼む蒲原!まだ死にたくない!!」

智美「ワハハー!!」


~部室

京太郎「」

ゆみ「」

睦月「…」

佳織「…どんな運転したの?智美ちゃん」

智美「ワハハ…」

桃子「センパァイ!!目を覚ましてくださいっす!!」


~鶴賀編 後半~

京太郎&ゆみ 復活

ゆみ「じゃあ練習しようか」

京太郎「そうですね、随分待たせちゃったみたいだし」

智美「ワハハ…」メソラシ

佳織「それにしても、ホントに真っ黒だね~」

睦月「うむ」

京太郎「あはは、思い切ってみましたよ」

桃子「ほとんど別人っすね」

佳織「わわ、毛根まですごいね」サワサワ

睦月「いや、中途半端に黄色だと逆に恥ずかしいと思う」

桃子「プリン頭でもそれはそれで面白かったっすけど」

京太郎「いや、漫画じゃないんですから」

ゆみ「そうからかってやるな。さあ、練習だ」


京太郎・桃子「……」←あぶれた二人

桃子「…ホント、何があったっすか?そこまでのイメチェンは普通じゃないっすよ」

京太郎「ん~、別に大した理由じゃないよ」

桃子「…私は前の方が良かったっすよ」

京太郎「え、どうして」

桃子「私と被ってるっす」

京太郎「ああ、そういう…」

京太郎(佳織さんと被るのはいいのか?)

桃子(そう…私と一緒で、消えちゃいそうじゃないっすか)

桃子(京さんには、絶対消えない光であって欲しいのに)

桃子「…ただでさえ影が薄いのに、髪色まで地味にしてどうするっすか?」

京太郎「ぐはっ!モ、モモに言われたくないぞ!?」

桃子「事実を言ったまでっすよ~」

桃子(はぁ…私を闇から連れ出してくれるような、眩しい金色の髪が、好きだったんすけどね…」

京太郎「え?スキ?」

桃子「へっ?」

京太郎「モモ、俺の金髪、好きだったの…か?」

桃子「――――///!!」

桃子(こ、声に出てたっすーー!!ステルスモモ、一生の不覚っす!!)

桃子「あ、いや、その、うぅ~~…幻聴っす!!」

京太郎「…少ししたら戻すよ、髪」

桃子「え?」

京太郎「黒髪も悪くないと思ったけど…」

京太郎「金髪の方が、明るくて、モモを見つけやすいかなってさ」

桃子「う…そ、そう…すか」

桃子(ぐぬぬ…悔しいけど、嬉しいっす……悔しいけど)

京太郎「ま、それでももう少し黒髪ライフを満喫するけどな。加治木先輩も褒めてくれたし」

桃子「むっ、先輩に!?」

京太郎「いや~、凛々しくなった、なんて言われちゃって」

桃子「むむむ、そのにやけ顔、全然凛々しくないっす!やっぱり京さんは京さんっすね!」

京太郎「な、なんだよそれ!」

ギャーギャーワイワイ


睦月・佳織(…痴話喧嘩?)

ゆみ(見てて飽きないな、あの二人は)

智美(モモー、悪いけどもう少し京太郎には黒でいてもらうぞー部長権限で)


2週間後、元の金髪に戻りましたとさ。

カン!