咲「あっ、京ちゃーん!……うわっぷ!」

京太郎「リンクの途中で振り向いたらそうもなるわ……ほらそっち行くから」

スイーッ

咲「よいしょ…ふぅ、びっくりしたよ」

京太郎「俺は案外咲が滑れるのがびっくりだけどな」

咲「もう!京ちゃんはわたしを何だと思ってる「ぽんこつ」即答しないでよ!」


京太郎「咲とスケートも本当に久しぶりだなァ」

咲「そうだね…昔はよく行ってたよね」

京太郎「…いやいや、たまーにだっただろ」

京太郎「咲は出不精だからなー」

京太郎「今日だって照さんが行きたいって言わなきゃ…あっ、照さん忘れてた」

咲「私だって、京ちゃんと二人ならどこでも…」ゴニョゴニョ

咲「って京ちゃん?待ってー!」


照「……」

照「京ちゃん…咲…どこ…?」


京太郎「照さん!」

照「京ちゃん!」パァッ

京太郎「よかった、ちゃんと靴履けてますね」

照「触ってたら少しずつ思い出してきた」

京太郎「行きましょうか照さん。咲ももうリンクに出てますよ」

ニギッ

京太郎「照さん?」

照「コケるの怖いから、て、手つないでてもいい…?」

京太郎「お安い御用で」ニカッ

京太郎「ちょっ、照さん寄りすぎでは…」

照「怖いから仕方ない」テルーン

咲「おねーちゃん、何してるの?」ゴコゴゴ

照「京ちゃんが優しいから……」ポッ

咲「おねーちゃん昔はビュンビュン滑ってたでしょ!」

咲「それに何気なく京ちゃんに腕絡めるのやめてよ!必要ないでしょ」

照「昔のことなんて忘れた」

咲「……ふーん」

照「咲は一人で滑れるのなら、そうすればいい」

咲「……」ゴゴゴゴ

照「……」ゴゴゴゴ


京太郎「二人とも、穏便に、穏便に、ね?」

「「京ちゃんは黙ってて」」

京太郎「あっはい」


咲「……わかった」

咲「じゃあこうする」


ニギッ


京太郎(なっ!もう一方の腕が!)

咲「ねえ京ちゃん」

咲「私も一人じゃ滑れないから、いいよね」ニコー

照「……それなら仕方ない」

「「ねー」」

魔王姉妹に挟まれた京太郎の運命やいかに!
なお周囲からの視線はお察し