久「ねえ、いつになったら入部してくれるの?」
照「麻雀は好きじゃない。ここには本とお菓子があるからいるだけ」(ペラ
久「あなたが入ってくれたら出場できるのに」
照「興味ない。他を探せば?」
バタバタバタ!
咲「お姉ちゃん! 大変だよ!」
照「どうしたの? 咲が大声を出すなんて珍しい」
咲「これ、これ見て!」
姉妹が見る先には、麻雀雑誌に載っていた一組の金髪少年少女。
彼女らの視線は『白糸台の新エース』という見出しで写っている少女ではなく、腕を引っ張られ苦笑している見知った少年に注がれていた。
照「……気が変わった。なんとしても全国大会に出る」
咲「勿論私もやるよ。この大星淡って女の子はぶっ潰さないといけない気がするの」
久「え? え?」
照「私が先鋒でできるだけ削る。あとはリードを保って最後に咲が±0すればそれだけで勝てる」
咲「ああ、早く京ちゃんに会いたいなあ」
久「なんだかよく分からないけど定員は集まったわね。一人レギュラーから外さないといけないけど、どうしようかしら」
この日後に大魔王と魔王の名で呼ばれる姉妹が麻雀界に降り立った。
『長野に生まれた最凶の姉妹』、カン
最終更新:2018年05月02日 20:39